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gladbach** - Oliver Neuville


Auszeit: In Ruhe kalten Kaffee trinken

タイムアウト:アイスコーヒーで憩いのひとときを

オリバー・ノイビルは、グラッドバッハの地元のバーを全くと言っていいほど知らない。
いずれにしても、彼がサッカー場を遠く離れて、そこで過ごす時間はほとんどない。
しかしちょっとした時間があれば、彼を魅了するシラープラッツ(Schillerplatz)にあるあの場所で、フラッペを飲む静かなひとときを得ることが出来るのだ。
連載「タイムアウト」 おなじみのあの人がメンヘングラッドバッハのお気に入りスポットを紹介します。

ノイビル&スティリディスさん

穴の開いたデザイナージーンズが若々しい印象を与える男が、カウンターに座っている。だが誰も彼に注意を払わない。
最初再三こちらを伺い、気づいた表情をした男がいたが、新聞を広げて素知らぬ顔。既に正午をだいぶ過ぎていた。今は他の客―彼の同僚も現れたが、同様の反応だ。
「この店のお客様はよくご存知です。ここではお若い人をそっとしておくべきだ、ということを」
シラープラッツにあるバー・サロニカ (Salonika)のオーナー、ヤンニ・スティリディスは言った。
オリバー・ノイビルはここではまだ新参者だが、アイッケン(Eicken)の中央周辺をぐるりとまわり、この自然の香りがするギリシャ風の店の快適さを気に入っていた。
サロニカでは、ボルシアの男たちの間に友情が生まれる、そんな偶然が起こりそうな気配がする。

かつてマルチェロ・プレッチュとスティリディスは、アイッケナー通りの共同住宅に住んでいた。 彼が経営するべーケルベルクにごくごく近い店には、年がら年中サッカーに熱中する客が集まった。
サロニカがお気に入りの理由は?トレーニングの合い間の自由時間にコーヒーを飲んだりダーツやビリヤードで遊ぶには、練習場から歩いて数分の近さが都合いいから?

「あの頃、マルチェロは僕をよく連れ回したものさ。この店ではちょっとした遊び、カードゲームとか出来るんだよ。時々、練習の後にここで景色を眺めて 過ごすこともあるんだ。フラッペを飲みながら、ね」
ノイビルはそう言うと、かたわらの新聞をたたみ、飲み物をちょっぴりすすった。

フラッペはある年ギリシャでヒットして、ドイツでは大々的なテレビコマーシャルを通して徐々に知られるようになった。 冷たいコーヒーに氷を入れてかきまぜ、少量のミルクをシュートして出来上がり。決め手はミルク!
オリバー・ノイビルはメンヘングラッドバッハではあまり外出しないが、一人がいいかというとそういうわけではない。サロニカでヤンニと彼は親しい友人となった。
スタジアムがボルシアパルクに移転して以来、もはやメンヘングラッドバッハの選手たちが頻繁にやって来ることはない。だが今日もまた、多くの客が訪れる。 はっきりしないが20〜50人の間の常連客、もちろん多くのギリシャ人やアイッケンの住民たちだ。
「嬉しいことに、互いに違う町同士でも皆さん仲良くやってらっしゃるんですよ。ああ、私どももここではよそ者なんですが」

シラープラッツでは曲がり角ごとに名の知れたギリシャ風バーがあり、オーナーたちはもちろん互いによく知り合い、協力して仲良くやっている。 バーごとに固定の常連客がいて、スティリディスの店には約11年仕えるコックがいる。 全てのバーがはやくもこの場所で開店し、20年この地で生計を立ててきた。親族経営で懇親会を企画し、誰も彼もが一緒にのんびりと暮らしている。
朝からたくさんの客でにぎわい、カウンターをひとまわりするのに時間が費やされる。朝食、昼食のメニューさえも置かれていない。
「ええ、正しい食事の給仕は教わりましたよ。でも私どもは、ギリシャ式の細分化されたやり方で店を開いているのです。そのために腕時計を身につけています」
マスターは言った。カウンターの後ろに控える彼の妻は、夫と同じ様に慣れた様子で、フラッペに羊の乳のチーズを添えて出してくれようとした。
いえいえ結構。コーヒーは本当に美味しいんだけど・・・。

ノイビルはダーツに興じ、彼の友人と客たちは変わらずおしゃべりしあっているに違いない。今日はやっていないが、人気があるのはバックギャモンだ。
「オリバーはとても上手いんですよ」
スティリディスは太鼓判を押す。
ノイビルはグループでやって来て、ほとんどの場合カードかビリヤードで遊ぶ。彼は打ち明けた。
「カードゲームをする楽しみをここで見つけたんだ。グラッドバッハで他の店は知らないね。だけど僕はここで楽しく過ごしてるよ」

ある週末のこと。ノイビルはメンヘングラッドバッハでお気に入りのこの店にまだ姿を見せていない。 ダーツゲームは定員いっぱいと踏んであきらめたのか。あるいは、”サッカーをする”客は平日に訪れるが、金曜の夜と次の日いっぱいは用事があるのか。 どのみち、店にはあずかり知らぬ事だ。
ただ音楽を流すだけとか、薄暗い照明だけが売りではない。
「私どもは週末にパーティーを開きます。ムードのいい音楽で、気分は最高ですよ」
スティリディスは言う。彼は大晦日にぜひとも、常連客と特別な野外パーティーを開こうと計画している。

週末が近づいてきた。マスターのモットーがどうであろうと、またブラジルのダンサーたちが招待されている。
土曜の午後はいずれにせよ”山小屋”は満席だ。サロニカはこの地で最初のスポーツバーで、シーズン中はブンデスリーガの試合をずっと放映しているからだ。 2004年の欧州選手権以来、スクリーンを引き出して試合を観れるようになった。
観客たちはボルシア・メンヘングラッドバッハの選手たちの、オリバー・ノイビルのプレーに興奮するのだ。ノイビルは言う。
「だけど僕たちがここに来たって、みんな全然知らん顔で放っておいてくれるんだ。僕の方をチラッと見て、また新聞に目を戻すって感じさ」


ケーシーケラー&ノイビル&ヤンセン君 gladbach**誌は、年4回発行されるメンヘングラッドバッハ地元の季刊誌。クラブチームと地元の関わり合いやサポーターの紹介や選手の対談などの 情報が載っているそうです。
上記の文章は、名称み設定さんが所有してらっしゃる雑誌に掲載されていた記事を、和訳したものです。素敵なドイツ語教材をどうもありがとうございました。

←最近の表紙。上記の記事が載っている号ではありませんが、ノイビルの脚線美に惹かれて(・・・)。

さてこの記事、お目当てのノイビルインタビューよりもギリシャ式バー経営の話の方が長いんですが(映画「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」でもギリシャ系移民の 結束の固さがコミカルに描かれていた)、それでもノイビルについて合点がいったことがあります。

やっぱりプレッチュと遊んでたんだー。いやあの、凄いデザインのTシャツ着たノイ写真で傍らにいたのがね、

あとはバックギャモンが本当に好きなのねとか、穴のあいたジーンズなんて穿いて若ぶってるのねウフッとか、 フラッペってアイスとかクリームをごてごてのせたカキ氷のイメージしか無かったが要するにコーヒー牛乳のことかとか。
メンヘンのサポーターはおっちゃんおじいちゃんが多いように見受けられたので、サロニカの客層もそうなのでしょうか。 だったら、有名人を見てもことさら騒ぎもせず知らん顔する態度は、納得いきますね。

正直、訳が難しかった・・・。特にギリシャ式バー経営のところ。でもここはノイビルと直接関係のない話なので、私のやる気が今ひとつだった という問題も多々あるのだと思います。
あと自信がないのが、「あるいは、”サッカーをする”客は平日に訪れるが、金曜の夜と次の日いっぱいは用事があるのか。」
金曜の夜と試合のある土曜日は来れっこないのを知っていながら「店にはわからないことですけど」と書いてあるのは、 お客のプライバシーは知っているのに知らんふり〜♪という、ちょっとしたジョークなんでしょうか? わ、わからん・・・

メンヘングラッドバッハを訪れる機会があれば、是非サロニカを探してみましょう。そしてフラッペを注文してください。
スティリディスさん、ギリシャ代表のGKに似てる気がします。 (2006/06/06)

special thanks 名称み設定さん , Mちゃん
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