華厳宗総本山。華厳宗は、7世紀前半頃に中国で成立し、
671年新羅に伝わる。
日本には736年統一新羅から渡来した審祥により伝えられた。
聖武天皇の信任を受けた近江国百済氏の出身の良弁は、
大仏造立を推進し、752年南天竺出身の渡来僧を導師とし、
僧形の聖武上皇が臨席して開眼供養が営まれた。
その法会に、統一新羅の国王を招こうとしたがかなわず、
代理として王子が出席した。
  このように、東アジアを視野に置いた外交の産物でもあった。
現在の東大寺本殿は、当時とは似ても似つかぬ江戸期の建
物と大仏である。