大分クライミング旅行(2004.10.14〜2004.10.18)



これが地獄〜!  ようやく2人のスケジュールが合い、少し遅めの夏休みを取って九州の大分県にクライミング&温泉旅行に出掛けた。別府空港から約1時間程で別府市内に到着。 温泉たまご とりあえずお約束(?!)の"地獄巡り"をする事にした。初めて見るすさまじく熱い湯煙と実に様々な種類の温泉があり途中少々飽きる程なかなか見応えがあった。湯けむりを利用した地獄料理の温泉卵とサツマイモ蒸しパンがとても美味で、続いて大分名物だんご汁に満足し、良い"食の旅"のスタートともなった。その後、うたせ湯が何本も立ち並ぶひょうたん温泉に立ち寄り風呂上りには買っておいた温泉プリンで一服した。宿に行く前にもうひとっ風呂という事で別府湾を臨みながら砂湯に入った。海辺で顔だけ出した人々が並ぶ図は興味深い。 砂風呂〜  2日目はいよいよクライミング。岩場のある八面山を目指した。途中、那馬渓という渓谷がありその付近の水でつくる美味しい豆腐屋があるという事で、岩場でのランチに五目がんも、豆腐ドーナツ、豆腐プリンを購入した。待ち切れず早速がんもをかじりながら山道を運転して行く。 八面山からの眺め 八面山のエリアは、上部、中部、下部と3エリアあるようだが初日は上部に行ってみる事にした。頂上付近で車を停めトポに従い歩き出すと意外とアプローチは楽そう?と思ったのも束の間、ロープつたいに岩をクライムダウンしなければ到着しないらしい。背中の荷物のせいもあり膝が笑った。しかしアプローチは短く目の前には安山岩の壁がそびえ立っていた。とても綺麗なエリアで平日という事もあり貸切状態。最初に5.9のカプチーノでアップ。 シティーライン5.10c ホールドが分かりづらいものの2人共完登。次に5.10cのシティーラインに取り付く。壁に張り付いたような岩の隙間を利用して、レイバックからアンダーそして再度レイバック風に登ってゆく快適なルートであった。これで、かなり満足感がただよい、おいしく豆腐プリンをいただいた。それにしても、スズメ蜂の巡回コースとなっているようで、数度となく追いかけられそうになったが、4,5cmもある蜂にしては我々のことは眼中に無いらしく事なきを得た。 豆腐プリン 続いて、5.12a/bのパトリオットにトライ。出だしから、スラブの超細かいホールドでのムーブ!さらに被ったエリアにはアンダーへの切り替えしムーブからサイドのホールドを伝い、被りの乗り越しへ、、、。初回は、かなりのテンションを交えて、ムーブを解析。これで、大丈夫とトライすること数度。もう最後にしようとしたトライにて、焦りからムーブの順序を間違えて痛恨のフォール。残念ながらレッドポイント出来なかったが西の空に日を臨みながら下山?というか登り返して車にもどり、トポに紹介されていた金色温泉に立ち寄った。 牛のクワ焼き?! このお風呂がとっても素晴らしい!露天風呂が5つもあり湯の温度がそれぞれ違ったりうたせ湯があったり楽しめる。これがたったの¥600というからお買い得だ。さて、この晩の宿泊は、福沢諭吉の故郷である中津という街のビジネスホテルである。旅行中毎晩旅館の夕食では懐もお腹も大変な事になるし、登る日まで夕食時間の6:00に拘束されるのはかなわない。 さくら5.10b 大分名物が食べたくて駅周辺を歩いてみたが寂れていて閉まっている所が多く、結局店の入口に"牛肉のくわ焼き"と書いてあった居酒屋に入ってみた。なんだろう?と頼んでみると出て来たのは農耕具のクワの先を鉄板代わりに焼いた牛肉だった。山芋のくわ焼きなんぞもあったりして大分らしい居酒屋の雰囲気を堪能した。3日目もクライミング。八面山の中部エリアを目指した。車道から尾根づたいにしばらく歩くと赤いテープの目印があった。そこからロープづたいに下り続けるが岩場は現れず。迷ったのか?開拓中というトポの文字が気になる…。 ボルダ- 岩場はあるがアンカーは一本も打たれていない…。結局目の前にそびえる岩の更に裏側にエリアがあった。こちらはアプローチが少々長い。土曜日という事もあり九州の地元クライマーが居るのでは?と期待したが、又しても貸切状態でのスタートとなった。5.10bの「さくら」でアップ。レイバックの続く前半でYUK2Oは息切れ。次に5.11aの「いつでも夢を」にのぶトライ。 鱧づくし ホールドが細かいのもあるが、傾斜がないためグレードの割には疲れ果てたが、かろうじてマスターオンサイトは確保した。そこに九州クライマーと思われる年配の3人が到着。ぶつくさいいつつ課題を物色しているので、先を越されないようにすかさず5.10aの「七つの子」にとらい。これは、二人共完登!さらに、のぶはヌンチャクの残置されているルート5.11dの「うらぎりもの」にトライ。出だしちょっと過ぎて核心がきて、途中は比較的上りやすく、再度上部が激悪のフェース。なにしろホールドが小さすぎる。かなりの時間をそこで過ごしたが、これまた腹立たしいことにムーブを解決どころかホールドの小ささに返されて終了となった。ショックだがあの上部があるなら11dってことはないんじゃないの?って感じ。 猿飛甌穴群 こんな感じで2日間のリードに満足し、帰りに道沿いにあるボルダーエリア、「分岐のボルダー」に行ってみる。面白い課題を見付けたがやはり今回もマットとスポッターがない(笑)ので思い切れず断念する。帰りに金色温泉に再び立ち寄ると男湯と女湯が前日と逆になっており、そのお陰で10種類の露天風呂を堪能出来た。 豊後牛ステーキ丼 夕食は中津の漁港の方に何かあるのでは?と車を走らせたら迷いこんだ路地裏に美味しそうな雰囲気の店を発見。中津は鱧(ハモ)の名産地でもあるので、鱧雑炊に鱧の炭火焼と鱧尽くしで満足した。  4日目は道中ところどころ立ち寄りながら湯布院を目指す。耶馬溪の渓谷には夏に気持ち良さそうなボルダー天国があった。慈恩の滝は流れ落ちる滝の背面を通る事が出来る珍しい滝で果敢にくぐったら飛沫でけっこう濡れた。さらに快適なドライブにてお昼くらいに湯布院に着いた。日本家屋のお店が立ち並ぶ街並は独特でとても気品があり味がある。 由布岳 昼食にはメニューが一品しかないというお店でどうしても食べたかった豊後牛の丼を食べた。肉がとろける〜…もう言葉がない…。お腹もいっぱいになった所で宿のチェックインの時間までもうひと足のばしてみる事にした。 由布川渓谷 ススキの草原が広がる中、由布岳を臨む。その後由布川渓谷に行った。垂直に切り立った一枚岩は深さ60mもあるそうで水になでられた岩肌が流線型で美しい。渓谷からの帰り道は体育会系張りの階段のぼりだった事は言うまでもない…。湯布院の宿は"和の宿 狭霧亭"という隠れ家のような旅館にした。築100年の建物を改装した母屋、日本庭園、温泉卵と生ビールが常備された東屋、5棟10室の離れの客室、露天風呂…どれをとっても文句のつけどころがない。部屋にはひのき風呂があり浴衣の他に作務衣も用意されていた。 狭霧亭 夕食は七厘で焼く豊後牛と地鶏をはじめかなりの品数の懐石料理。誰かに奨めたいけれど隠れ家としてないしょにしたい旅館ってきっとこういう所だろうなと思ったりした。  最終日は空港に向かう前に別府の先にある佐賀関を目指した。どうしても食べたい関さばのお茶漬けがあったからだ。秘伝の胡麻ダレを捕れたての関さばに絡め、だし汁をかけて頂く。 関サバ茶漬け 今回の旅の締めくくりにふさわしい一品だった。少し早めに空港に向かい無事にレンタカーも返す事が出来た。待合室で出発を待っていたらかなりの勢いで雨が降って来た。今回の旅はお天気も連日快晴に恵まれ、クライミング、温泉、食とどれをとっても大満足する事が出来た。

大分県…またいつか行ってみたい。おわり




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