MISCELLANEOUS WRITINGS
MISCELLANEOUS WRITINGS 今月の雑文


過去の雑文たち
05/10/31
・昨日、ブックカバーについて書いたのでちょっと調べてみたら、こんなサイトを見つけた。「書皮の名刹」。結構有名なサイトで小生が知らなかっただけかもしれない。あと、ブックカバーって「書皮」っていうんですね。わたしの頭に無かった単語だ。まあ、基本的にはデザインされたカバーを紙でプリントアウトして使用するもの……です。

・このリンクのなかから、本サイトに来られている方向けには、こちらがちょっといいかも? と思いました。(旧)HEART FIELDさんのミステリー仕様ブックカバー。5W1Hがデザインされているあたり渋いので、ミステリファンなら万人向けといえるのでは。

・などと書きながら書店でつけてくれるカバーを結局は愛用してしまうのは、やっぱり汚れたら捨てられる気軽さからかな。

・区切りになるのかどうか分かりませんが、750,000アクセスを超えました。とびとび更新のなか、いつもありがとうございます。


05/10/30
・ジュン○堂の大阪本店で新刊を大量に購入したところ、何やらキャンペーン中とのことで、千円に一枚ということでトランプ型の栞を貰う。レジのお姉さんによれば、「エースが出たら記念品」「ワンペアになったら景品」が貰えるそうだ。

・今回は七枚貰ったので、その場でレジのお姉さんに手伝ってもらい、しこしこと栞の入ったビニールを開封してゆく。シャッフルしていないせいか絵札が順繰りに出てくる。
「ロイヤルストレートフラッシュだと何かもらえますか」
「すみません、そういうのやってないんです」
「あ、エース出すよ。おめでとうございますー」
「あれ、こんなん出てきたけど?」
「ジョーカーですね。これでワンペア作れますよ」

・一発で、エースとワンペアをクリアしてしまった。とはいえ、まじロイヤルストレートフラッシュ(ジョーカー使用)を完成させたものの、それ用の賞品はない(だからないんだって)。さらに、ジョーカーとエースともう一枚はお店の方に返した。なので普通に完集はできないということだ(記念品を辞退すればたぶんその限りではないけれど)。

・ということで、その記念品と景品を頂く。

・記念品……ジュ○ク堂オリジナル文庫カバー 緑地に○ュンク堂のデザインロゴ、それにトランプがワンポイントの柄。意外とデザインが良く、使ってみようかなーと思える一品。

・景品……『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(上下セット) お、重いよ! しかも目の前で小口に赤マジックですうっと線を引く。ぞ、ゾッキ扱いですか! 確かに本屋買い取りらしいし在庫が余ったらこういう使い方もありだとは思いますが。ちょっと驚き、少し引いた。


05/10/29
・この週末を待たずしてちゃっちゃと日シリ終わりましたねえ。えっと、33対4ですか。ラグビーじゃあるまいし。他にも四試合シリーズで最悪という記録を続々更新しちゃったみたい。むしろすがすがしくさえある。来年はセリーグの優勝は諦めて、パリーグの二位を目指そう。(セリーグにプレーオフが導入される場合はこの限りではないです)。

・それはそうとして、某所でちょっと面白いデータを見た。

・1962年(日本シリーズ敗退)→1964年(日本シリーズ敗退)→1985年 (日本一)

・2003年(日本シリーズ敗退)→2005年(日本シリーズ敗退)→2026年 (?)

・ということで21年待つことになるみたいです。


05/10/25
・日本シリーズ 阪神vsロッテ、二戦経過して阪神のゼロ勝3敗。三試合連続の二桁失点はシリーズ初の記録。ああ、一昨日の日記のコピーで済みそうな内容や……。書けば書くほど落ち込むので書かない。


05/10/23
「MYSREC in 大阪」 開催決定!  11月26日土曜日、新大阪にて。思えば、MYSCON関連イベントが西下してくるのは今回がはじめて。(ちなみに、小生はこの企画そのものにはタッチしておりません)。関西圏の方、ぜひ参加してくださいねー。たぶん、翌日に名探偵ナンコもあるんじゃなかったかと。セットで御検討もいかがでしょうか。

・日本シリーズ 阪神vsロッテ、二戦経過して阪神のゼロ勝2敗。二試合連続の二桁失点はシリーズ初の記録。ロッテの投手が良かったし、今江をはじめ打撃陣も好調、更にプレーオフで湿っていた選手まで続々復活の烽火……のところに、なんか試合勘を取り戻せていないままのタイガースが臨んでいるような印象。怪我の離脱もなく、ほぼベストメンバーが組めているというのに。二試合とも最初から最後までみたものの、守備ではとにかく打撃がさっぱり本調子ではないのが痛い。クリーンナップがブレーキかけているあいだはちょっと勝てそうな気がしない。あの、シーズン中の好調時の感覚を取り戻す頃にはシリーズが終わっていたり……してもおかしくないなー。

・とボヤキを繰り返し悲観的なものの見方でチームを捉えるのが長年タイガースファンをやっていた人間の哀しい習性。


05/10/22
ミステリ経験値の暫定まとめ。あくまでなんとなくですが、回答の分布といわゆるネットミステリ界との状況(というか、マニアの分布)がリンクしているようにみえます。山が二つあって、いわゆる中堅層が不足気味……というあたり、特に。

・だいぶ以前から掲示されている情報なので、ご存知の方はご存知かとは思いますが改めて。先般、惜しまれつつも廃刊された季刊『幻想文学』の版元である、アトリエOCTAのホームページ。こちらではこれまでも、『幻想文学』のバックナンバーを直接購入することが出来ていたのですが、このたび在庫を大幅に削減することが決まったようです。石堂さんによれば、個人販売するくらいの分は引き続き在庫を残すということらしいですし、現在でも大都市の大手書店にはバックナンバーが並んでいるところが散見されますので決して焦る必要はないとは思われますが、少なくともこれを機会に、抜けの購入などご検討されてみてはいかがでしょうか。

・思いつき格言「いつまでも、あると思うな、版元在庫」

・まとめて購入される場合には、相談も効くようです。……ワタシですか? 先日、小さな段ボール一箱分くらい購入しましたですよ。もとから遅れてきた『幻想文学』読者だったこともありましたし。(もちろん相談も致しました)。


05/10/20
・ネットの話題が流れるのは早いので(雑文に格納しちゃったけど)ミステリ経験値。まあ、もともとがオタク経験値から作られたこともあるのでその成立はとにかく、項目を自分の回答抜きで概観してみるとネット環境のおかげでこの10年のミステリファンが置かれた環境が一変しちゃったというようなことを改めて感じる。とにかく情報量が増えた。新刊で誰の何という作品が出るのかは、ちょちょいと調べるとすぐ判り、書店で「うわあ、こ、こんな本が出てる!」と驚くことも以前に比べると減った。イベントにしても、日本全国どこでどんなサイン会があり講演会があるのか情報がすぐに入る。そのサイン会だけでなく、直接作家の方とお会いするイベントも以前に比べると珍しくなくなってきている。ネット書店とネット古書店の存在で、少なくとも費用さえかければ大抵の本は全国どこにいても入手が可能となった。どんな内容か興味のある新刊も、わざわざ実際に読んでみなくともちょいと調べると他人の感想にぶち当たる。

・なんとなく、あくまでなんとなくだけど。自分のなかで「満たされているのだけれども閉じられている……」といった気持ちが芽生えている。それが何なのか、まだうまくいえない。


05/10/17
・阪神vsロッテの日本シリーズ……。今の強い両チームを見ていると何の違和感もないけれど、十年くらい前であったら、ほとんど冗談のような組合せのような気がしてならない。

・原書房では、今年も読者が選ぶ本格ミステリランキングするみたいです。ちょいと気が早い気もしますが先に御案内。また締切が近づいた段階で改めて掲載することになると思います。


05/10/16
・世間の話題にはたまにはついていこうと、Tomo-sさんによる「ミステリ経験値」を試してみる。(ブログじゃないから成形がヘンだったらごめんなさい)。某所で21個とかいってましたが、厳密計算△無し(あやふやなものは全て○)にすると一気増えです。それもごめんなさい。

* 本を手に入れる
o Amazonやbk1などのオンライン書店でミステリを買う →× 実はオンライン書店で新刊本買ったことない。データは散々使うけど。
o 図書館でミステリの貸出予約をする →○ 十年くらいまえには予約したりもしてたかな。最近、借りることはあっても予約はしない。
o ミステリ系の雑誌を定期購読する →○ うーん。
o 「TRICK+TRAP」や「深夜プラス1」などのミステリ専門書店に行く →× どちらもまだ未踏でございます。
o 海外ミステリの原書を買う →× 和書専門につき。

* 古本を買う
o リサイクル系古書店(ブックオフなど)でミステリを買う →○ ございます。
o 非リサイクル系古書店でミステリを買う →○ ございます。
o ヤフオクでミステリを落札する →○ 今はIDすらありませんが、昔は。
o 古書市でミステリを買う →○ ございます。
o 目録買いをする →○ 一瞬×だと思いましたが、懇意の古本屋さんの目録から買ったことが。

* 雑誌を買う
o 『メフィスト』 →○ 昔は買ってた時期もあった。
o 『ミステリーズ!』 →○ これはね。
o 『ミステリマガジン』 →○ 何冊か古本で買っただけでも○ですかそうですか。
o 『幻影城』 →○ そんなに集めているわけではないですが。
o 『宝石』 →× これはまあ、×で良いでしょうたぶん。

* ガイドブックを読む
o 『このミス』『本ミス』のどちらか →○ 両方。
o 『本格ミステリ・クロニクル300』 →○ 未だ300読破せず。
o 『東西ミステリーベスト100』 →× これは縁がないなぜか。
o 瀬戸川猛資『夜明けの睡魔―海外ミステリの新しい波』か『夢想の研究―活字と映像の想像力』 →○ 聖書。
o 植草甚一『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』 →× すみません実は読んでません。

* 漫画を読む
o 『金田一少年の事件簿』 →× アニメしか。
o 『Q.E.D』 →× ぜんぜん読んでません。
o 『Comical Mystery Tour』 →○ 単行本も考えてみれば買ったこともあるんだった。
o 『パズルゲーム☆はいすくーる』 →× なんですかこれは。
o 『NERVOUS BREAKDOWN』 → ○ つーか、このサイトのコンテンツの一部じゃん。

* テレビを見る
o 「古畑任三郎」 →○ でも最初から最後まで観たのは一回くらい。
o NHK放送の「シャーロック・ホームズの冒険」か「名探偵ポワロ」 →○ 両方結構リアルタイムで見た。
o 「安楽椅子探偵」シリーズのどれか →○ 犯人当てに応募もした……が。
o ミステリチャンネルに加入している →× CS自体未加入。
o 「“月蝕の館”殺人事件」 →○ こんなもん知らん! と思ったけどこれは本放送録画して見てますわ、珍しく。

* ゲームをする
o 「かまいたちの夜」 →× 「かま2」はしたけど本編はしてない。
o 「ポートピア連続殺人事件」 →○ これはさわりだけやったことがある。ラストに至らなかった。
o 「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ →×
o 『ツァラトゥストラの翼』 →○ 岡嶋クエストの一環ですから。
o 『マイアミ沖殺人事件』 →× 持っていたけど人に差し上げたような。

* ネットでミステリ話をする
o ミステリ系更新されてますリンクから巡回 →○
o 2chミステリ板にカキコ →○ 書き込んだのは生涯一度きり。最近は見てない。
o mixiのミステリ系コミュニティに参加 →○ 風太郎コミュはとにかく芦辺コミュはミステリ系でしょう。
o ミステリ系メーリングリストに参加 →○ 最近はトラフ止まっているものが多い。
o NiftyのFSUIRIに参加 →×

* オフラインのイベントに参加する
o ミステリ系サイトのオフ会 →○ 主催したこともありました。
o 関ミス連の作家講演会 →○ 芦辺さんとかくろけんさんとか。
o MYSCON →○ 主催したこともありました。
o 「SRの会」「EQFC」「ROM」「日本シャーロック・ホームズ・クラブ」のいずれかの例会 →× おお、これ、ひとつも参加したことない。例会以外に潜り込んだことはあるけど。
o 作家を囲んでオフ会 →○ ございます。

* 創作する・発表する
o 自分のサイト・ブログでミステリの感想を書く →○ ここだ。
o 同人誌に参加する →○ 「旭堂南湖」本一冊限りながら。
o 『このミス』『本ミス』の投票者になる →○
o ミステリ系新人賞に応募する → ×
o 実は自分の作品が活字になっている →○ これも△があればと悩むとこだけど文庫の解説は活字ですよね。

・記述に若干のトリックがありますが(?)、合計に関しては34個。ごくごく薄いマニアってくらいで、どうでしょ。


05/10/15
・最近お世話になっている方から依頼を受けたので告知のお手伝い。

 ・紀田順一郎講演会 「幻想書林に分け入って」
  日 時:10月30日(日) 14時30分から
  会 場:徳島県北島町創世ホール 3階多目的ホール
  入場料:無料
  講師:紀田順一郎(評論家、作家)
  演題:「幻想書林に分け入って〜ミステリー&イマジネーションの六〇年」
  案内のチラシをこちらから見ることが出来ます。

・東京創元社より刊行されている古本探偵をはじめとする、古書に関するミステリほか、幻想文学や怪奇小説の分野においても数多くの業績を残されている紀田順一郎氏による講演会です。


05/10/12
・サッカー日本代表vsウクライナ代表。結果はとにかく内容は収穫。ヒデのキレのある動きを堪能。あと松井も。

・出世魚。400円文庫→祥伝社ノベルス→ハードカバー。『生存者、一名』。


05/10/11
・ある夜の出来事。仕事の関係で都合がつかず一次会参加を見送ったものの、淡路島からやって来た御一行様との謎の飲み会に二次会から参加。一ヶ月ぶりのTさん、たぶん三年ぶりくらいのYさん、初対面で噂を耳に(目に)していたAさん。考えてみれば不思議な面子である。姉や娘といった親族関係のなかにあって、ワタシは不肖の弟とでもいう存在になるのだろうか。夜景の綺麗なお店でいろいろなオフレコ話を聞いてまた耳年増化。そんなにワタシの話、難しかったですか。人体のツボを各所教えてもらい、ぐりぐりとその場で刺激しまくった結果、参加した当初(ちょっと疲れていた)よりも宴会終了時の方が疲れがすっきり取れている、という希有な体験をしてしまった。元気になりすぎて、帰宅してからおみやげに頂いた日本酒二合瓶を一人飲みして、さすがにそれは過ぎたか翌朝に残した自分はアホです。

・ある夜の出来事。仕事にかこつけて某所へ。……いろいろお久しぶりの人と対面できたのだけれども、改めてここに書くようなことではないことに気付いたり。参加したのは別の人なわけで。あと阪神優勝の話を阪神ファンと挨拶がわりに交わしていたような気がする。。

・上記二晩以外、前回の更新からの今回の更新までの夜の事象。終電ギリギリまで仕事。日付が変わってから晩飯を食い、風呂入って寝る。更新どころか巡回すら。まあ、こういう苦しみと楽しみとテンションに変化を付けて、ストレスに耐えて生きているといえるようないえないような。


05/10/02
・「名探偵ナンコ」レポート続き。

・そして、もうひとつ今回の目玉であったのが新企画でもある「芦辺拓の文藝朗読パノラマ館」。毎回ゲストでいらっしゃっている作家・芦辺拓氏が、氏のセレクトした文芸作品を朗読するというのがこの企画の趣向。何が題材として使われるのか、というあたりがひとつの興味であったなか、選ばれたのはなんと黒岩涙香。まずは、涙香が翻案したかなり古い版の『鐵仮面』が取り上げられた。

・その作品の発端部がまず読まれ、涙香ならではの、文語体のテンポ良い語り口の紹介を頂く。会場はお寺のお堂であるのに、当時の欧州の雰囲気が立ち込めてくる不思議。そしてメインは引き続き涙香で、ウィルキー・コリンズ原作(といわれる)『非小説』のなかの一節。涙香が描く悪漢には独特の存在感があり、後に乱歩らにも非常に高く評価されていたとのことだが、それを納得させられるだけのものがあった。人を殺害しておいて罪悪感皆無の悪漢・ドクトル枝村と、彼にその罪をなすりつけられることに怯える霧島とのやり取りはなかなか印象深い。

・芦辺さんの朗読は、序盤はちょっと緊張があったのか早口が目立ったものの、中盤以降は落ち着きがでて聞き取りやすくなった感。ただ、テキストのセレクト上、文語体を耳で聴いた際、現代ではあまり使われない単語などがあると、個人的にちょっと引っ掛かってしまうので、朗読の場合は本文をそのまま読まず、多少分かりやすい言葉に置き換えるのもアリかも、と思った。(準備が大変でしょうけれど)。

・実際の「観客からの回答紹介」をラストの対談のなかで行って賞品授与(?)して終了。あとは後かたづけをして打ち上げ。メンバーは、南湖さんと芦辺さん他、くにももさくらさん、まゆ太郎さん、NATSUさん、さの字庵さんら、同人誌メンバーに小生。ひさびさに芦辺節を伺いました。(だからそれは……)。リストページもアップデートしておきましたが、一週間かかっちゃいました。申し訳ないです。

・どうでもいいけれど「黒岩涙香」とタイピングしようとして、ミスタイプして「黒い悪い子」となってしまった。もしかしたら筆名の由来に関係有るのでは……と、くだらない邪推。


05/10/01
・もう十月ですか。この前更新したことが、つい昨日のように思い出されます……って嘘です。すごく時間が経過しています。そのあいだに阪神も優勝しました。すみません。でも毎日更新できる日は左遷させられない限り、もうしばらく来ないような気もしてます。

・とりあえず、もう先週のことになってしまうながら今回の名探偵ナンコのレポートを少し。

・あの「ガニラ」は前旬にて終了してしまい、今回からテーマ変更。その名も観客参加型講談ということで、古典講談と、探偵講談の二つ、これを南湖さんが終盤まで語り、あるテーマを読者に投げかける。水入りの時に、観客が自分で考えたその答えを解答用紙に記入。その答えとなるパートを南湖さんが再び講談し、対談の際に答え合わせをする……という展開。

・(例の如く少し遅刻したので)古典講談『柳生二蓋笠定紋の由来』の方は聴き逃してしまったが、探偵講談『血染の革包』は最初から。新橋の駅で、探偵たちが偶然みつけた血のついた大きな革鞄。果たして中から手足を切り離してバラバラにしたうえ、顔が切り刻まれた猟奇的な死体が発見された。大金を携えたまま、上京して行方不明となった娘を捜す人々、そして何やら曰くありげな宿屋。果たして、事件の真相は……? 果たして「何」が問題になるのかは、どこかで再演される際に興趣を削ぐのでおいておくとして、果たしてかつての講談らしい(←非常に重要な意味合い)作品でありました。しかも、ウケ狙いの回答が佳作(?)となって、南湖さんから柿を頂いてしまいました。


05/09/19
・昨日の日記にも書いたこともあって歌野晶午さんについて調べていたら、実はデビューからの初期三部作『長い家の殺人』『白い家の殺人』『動く家の殺人』をはじめ、『死体を買う男』『正月十一日、鏡殺し』といったところがごそっと品切れになっていることに気付く。『葉桜』から知った読者にとっては、このあたりは作風が異なるので多少戸惑われる可能性があるとはいえ、これだけ人気が出てきた作家のデビュー作が今読めないというのも、何というか残念。

・いわゆる「新本格ミステリ」も”新”という言葉こそ冠にあるとはいっても、新しいとはいわない時代なんだろうなあ、とも。一九八八年はもう昔話になりつつある。(なんたってもう十七年も前の話なのだ)。


05/09/18
・名探偵ナンコもとうとう四周年とのことで力の入った企画が登場。

  第24回『名探偵ナンコ』〜よみがえれ!探偵講談〜

   日時:9月25日(日曜日) 開場/18:00 開演/18:30
   会場/本遇寺(JR東西線「新福島」・ 阪神「福島」下車、地下鉄2番出口から徒歩5分。JR環状線「福島」下車徒歩10分。福島区福島3-7-38)
   料金/当日1500円
   出演/旭堂南湖「探偵講談・血染の革包」、「観客参加型講談・さあ考えよう」
   ゲスト・芦辺拓(作家)「芦辺拓の文藝朗読パノラマ館」、「対談・探偵講談と探偵小説あれこれ」

・一年以上の長きにわたって継続してきたガニラは終了。新企画として芦辺拓先生による「文藝朗読パノラマ館」が開催されるとのこと。恐らく作品朗読なのだと思われますが、セレクトが明かされていないところが逆に妙味かもしれません。また「観客参加型講談」は今回の特別企画。どうやら古典講談を途中まで聴き、続きをお客さんが考えてみるというものの模様。

・思いつき。巷で評判の『女王様と私』、少し前に読了しているのだが確かにこれはレビューが難しい。歌野晶午の作品には時にめちゃくちゃ後味の悪い作品があるが、その系列になるだとか、妹言葉の表現のにゅるにゅる度合い(造語)だとか、でもやっぱり特に「粗筋」がちょっと普通には書けない。数行でネタバレになってしまう。でもしかし、その点と関連して、いろいろなところの小さなサプライズの挿入の仕方が巧い。ミステリにおいてあまりにも大胆過ぎる試みは、かえって読者の想像の埒外ということも計算されている気がする。レッドへリングがレッドへリングとしての役割以上にエンタしているわけで、そういう意味ではこの『女王様と私』と、最近のもうひとつの話題作・東野圭吾『容疑者Xの献身』とは、実はよく似ている。

・『女王様』とタイプしようとして『女装様と私』とタイプしてしまった。あまり想像したくない話である。


05/09/11
・”なぜ更新が毎日続けてできないのかネタ”であるならばいくらでも書けるのだが、あまり皆さまにとっても建設的ではないので止めておく。

・さて、その更新を止めている間の平日、お仕事がらみで一泊二日で上京。大々的なものではないので個人的に色んな方とお会いしてきた。(まあ、一部はある方が日記に書くと思うけれど) 話題は『容疑者Xの献身』が凄いとか、『女王様と私』を『葉桜』以降の読者はどう思うかとかそんなの。個人的にいろいろな面でキツイ状況にもあったので、割り切って遊んだ今回とても良いリフレッシュになった。特に今回なかなか得難く、かつ衝撃的な経験があった……お酒の面だけど。一部では有名な、青山の2nd Radioに初めて連れていって頂き、これまで十数年にわたって積み上げてきたお酒の価値観が根本的に揺るぐようなカクテルを頂いてしまいました。ジンフィズ、ラスティネイル、一口頂いたマティーニ。今まで飲んできたカクテルは一体何だったのか。

・その時に教えて頂いた話の一つ。店頭でも確認できたので書くが講談社文庫、ライトノベル系列作品を通常の文庫で刊行するにあたって、背表紙の色に新色が登場していたようだ。まだ確認できたのは高里椎奈さんの薬屋探偵シリーズだけだが、紫がほんのちょっと入った赤というか、確かにこれまでに無かった色。ただ、田中芳樹さんの一連のシリーズであるとか、太田忠司さんの宿少シリーズであるとか先行している作品はやっぱり作者毎の背表紙色が使われているため、”講談社文庫のライトノベル系列”としての統一感を出すのは結構難しいかも。


05/09/05
・仮面ライダー響鬼、全二十九話。どうやらこれからは二次創作が始まるらしい。

・ヘッドラインを見ていてふと思ったのだが、カズが代表に入らなくなって相当久しいのに、三浦淳宏の表記っていまだに大抵の場合「三浦淳」なんだよね。まあ確かに「日本代表のミウラ」といわれると「あ? カズ?」と思ってしまわないでもないのだけれど。怪我での離脱は残念です。


05/09/04
・一昨日の日経の朝刊に、各地の大学に保存されている戦前や戦中の経済などの資料が、紙の劣化によってその存在が危機に瀕しているといった記事があった。いわゆる紙質がかえってそれ以前より悪い酸性紙を使用していたり、造本そのものが雑だったりしているため、別のメディアに移す作業を(つまりは本を開いただけで)するだけで、破損してしまうのだという。マイクロフィルムといった保存方法も万能ではないらしい。

・で、小説のことを考えた。特に雑誌は今も若干その傾向はあるが、当時はもっと紙質は劣悪だろう。実際、古い小説雑誌などは一部の特殊な図書館やマニア(それと古本屋)の手元にしか残されていないようだ。仙花紙本も、あまり市場に出回らなくなってきている。原本としての保存はそれでも良いとして、さらなるデータの長期化といったところは考えられていないだろうなあ。どこかが予算を出す話でもないだろうし。アンソロジーや復刊というかたちでリニューアルされることのない数々の作品は、あと何十年かすると本当の意味で埋もれたままになってしまう……のかもしれない。

・まあ、年間何十万冊もの書籍が刊行されている現在、そうやって消費・蕩尽されてしまう姿の方が。実は当たり前なのかもしれないけれど。


05/09/02
・油断しているともう九月。やり残したことが多い今年の夏。とはいえ、まだまだ暑いっすね。

・某所にて掲載された人気作家と出版社のすれ違いをみていて、売れれば売れるほど小説は物として扱われているような気がして何か殺伐とした気持ちに陥る。何らかのハードウェアの新製品であったなら、発売日とその価格とスペックは決められていてもおかしくはないけれど、先に発売日と文量とが決まっている小説ねえ。こういった局面が続くと、そもそもその作品が人気の源泉である”面白さ”が犠牲になっちゃうんじゃないですかね。まあ、いろいろ出版社としての業績だとか、このミス年度だとかいろいろと事情はあるのでしょうけれど。こういう出版と作家の裏事情がかなり堂々と掲載されるようになったのも、インターネットの怖いところだとも思う。(恐らくはその編集部にも組織固有の理由があるのだろうけれど)。

・忙しいとかそういう話はここには書きませんから。


05/08/29
・ショック! 積ん読本を整理してたら『犬はどこだ』(東京創元社ミステリ・フロンティア)が二冊あった。一冊は読書用、一冊は保存用……なんて目的で買い分けたりすることなどなく、読書用を二冊購入したことになる。一冊は自宅用、一冊は通勤用……なんてこともない。読書は通勤時間しか事実上取れないんだってば。一冊は素面の時購入、一冊は酔った時に購入……した可能性はあるが記憶はないな。酔って購入したこと自体覚えていない可能性はあるものの、少なくとも新刊書店のカバーがかかっている以上、本屋の営業時間に購入したもののはず。最近、その時間からべろべろに酔っていたような楽しい時間を過ごしていない(そもそもほとんど飲みにすら行っていない!)。 同様の理由から、一冊は書店で購入、一冊はネットで購入……したということもない。この数ヶ月、古本含めネットでの書籍購入はしていない。ただ、一冊はノーマル、一冊はサイン本……ということだけは事実だ。表紙を捲ると金文字でおっきく「米澤穂信」と書いてある。(単に大阪の某書店にあったサイン本を購入しただけの話。威張れることでもなんでもない)。

・誰が最初に言ったのか不明だけど、このミステリ・フロンティアは、一部で「平成の東都ミステリ」と呼ばれているそうな。その絶妙なネーミングに拍手。新人を多く発掘した同叢書と色々な点で傾向が似ていることは確か。あとは計53冊という東都を超えるだけ今後も長くシリーズを続けて欲しいもの。


05/08/24
・早朝から遠雷の音が聞こえてきたと思うと、じき雨音が窓の外から聞こえてきた。その名も偉大なカメハメハの王様であれば、今日は休みなのだろうが、わたしはそうではないので出勤せねばならない。(分かる人がごく少なそうなネタである)。

・そ、そうだったのか。あの童謡だと「ハメハメハ」が正解。「カメハメハ」は間違い。 知ってました?

小泉喜美子短編集に三橋一夫作品集。ひゃー! (……といいながら、小泉の方には心当たりがあったりもする)。


05/08/21
・いろいろな方に教えて頂いて盛り上がった、公共広告機構のバナー広告って実は結構シュールという某所での話題。クリックしてもせいぜいがAC(公共広告機構)のサイトまでしか行きません。要FLUSH、但し環境によっては正常に表示されないケースもあるようです。(ただ、いずれにせよクリックしなければその真価は分かりませんので)。

見るなよ

家族の裏側

運転中の携帯電話

チャイルドシート

コンドーム

・だからどうした、とかいわれそうですが、どう意外性を演出しているのかというあたり、何かと参考になる(かもしれない)のではないでしょうか。なりませんかそうですか。


05/08/17
・皆さま、お久しぶりです。最後に更新したのが七月末頃なのでなんかまあ、参集寒鰤(誤変換。面白いので残しとく)の浮上となりますが、皆さまお元気でしょうか。

・何をしていたのかというと、まあ、なんといいますか、忙しかったとしか。夏休みを取ることはできてましたが、旅に出てネット断ちしていたりしたもので。

・ずっと更新できないままやりかけで放置していた「本格ミステリ05」(講談社ノベルス)については、ごめんなさい、途中までしか出来ておりませんが、勝手ながら終了とさせて頂きます。そもそも、政宗さんの2005インターネットで選ぶ本格ミステリ短編ベストの集計結果発表がされたのなんて、もう二週間近く前ではないですか。まさに逸機。レビューは間に合いませんでしたが投票そのものは無理矢理読了して間に合わせましたので、簡単ながらコメントはそちら。(でも投票のベスト3とは別に、文中で順当ならこんな感じ……と予想した内容がそのまま全体のベスト3と一致していたのにはちょっと驚いた)。

・そのあいだにもう一つ驚いたこと。仕事の関係で読んでいる日経係のメルマガに「心躍る、夏の新作ミステリ」という記事があって、どうせ大したことはあるまい……とたかをくくって読んでみるとやたら本格的な内容で感心させられたこと。一体誰が……? と興味が湧いたところ、文末に日暮雅通と署名があって妙に納得。人選も日経系のなんとなく渋みがあるなー、とも。

・猛烈に本が読みたい。書評も書きたい。けれど、時間の方が追いつかない。そんな気分。はあ、暫くツライなあ。