THE INVESTIGATION REPORT OF NERVOUS BREAKDOWN 10
THE INVESTIGATION REPORT OF NERVOUS BREAKDOWN 6
 調査レポート その10

元ネタ調査結果と簡単ストーリー紹介


REPORT 65 蚕汁露出(さんじゅうろしゅつ)

   三重露出
   都筑道夫

都筑道夫の初期の長編。現実に起きる殺人と、作中の翻訳家が訳していく謎の忍者ストーリーが交錯するメタ・ミステリの傑作。これも古い作品だが、無茶苦茶面白い。

STORY
ミステリ作家が殺された。彼には五人の作家仲間がいたが、彼ら全員の過去を自らの作品で形を変えて暴露しており全員から恨まれていた。もちろん現場からは未完成の原稿用紙が奪われていた。それを発表されたら困る誰かが彼を殺したことは間違いない。それは一体……


REPORT 66 最期のクリスマス

   ポアロのクリスマス
   A・クリスティ

未読。本シリーズのクリスティへの偏好(?)を考えるとかなり本命。(98/08/25、情報はゆーすけさまより頂きました)

STORY
安堂の元を訪れた若い女性。彼女は彼女の祖母宛にどこからか送られてきた古いトルコ石の指輪を持ってきた。それが誰から送られたものなのかを突き止めて欲しいという。安堂はクリスマスイヴ、名古屋に彼女と向かう。


REPORT 67 木杖(こづえ)行最終バス

   ウッドストック行最終バス
   C・デクスター

積ん読にあるんだけれど、未読。

STORY
ある調査で寒村を訪ねた安堂は、バスの待合室で一人の男と出会う。次のバスまで二時間、地元を殆ど離れたことのない彼と十年前に起きた村で起きた、若い女性がバラバラになって殺されたという不可解な事件について語り合う。


REPORT 68-69 燃える男 [MAN IN FIRE]

   燃える男 [MAN ON FIRE]
   A・J。クィネル

未読。(98/06/01判明。情報はBLUE KNIGHTさまより頂きました)

STORY
ようやく退院できた三輪。ところが突如飛び込んできたのは銀行強盗が三輪の彼女、未来を人質に山奥に立て籠もっているというニュースだった。安堂と三輪は現地に飛ぶが、未来の安否は分からない。廃工場を舞台に銃を持った犯人と警察との必死の攻防が繰り返される。


REPORT 70 千絵ちゃんは何処にいる

   牧逸馬
   チャアリィは何処にいる

宮澤の探偵小説頁の宮澤さまより(98/12/13)『チャアリィは何処にいる』という文章の存在を示唆して頂きました。世界中の猟奇事件を集めた『世界怪奇実話』よりの話です。編纂は牧逸馬。たがみ氏が取り上げるにはマイナー過ぎるような気がいたしますので、継続して探求します。(99/06/23)野村郁朋氏より同様の御指摘を受けました。一応、本作を本命にしようと思います。

STORY
京子の古い友人の娘が昔行方不明になっていた。田舎に住んでいた彼女の娘がバスから降りて家に帰るまでのほんのわずかな時間に行方不明になってしまったというのだ。改めてその事件を検証する安堂と京子。実際に現場を訪れた安堂の解決は哀しいものだった。


REPORT 71 人間はなぜ殺される

   人形はなぜ殺される
   高木彬光

伊豆で発生する轢死事件。犯人と目される人間には鉄壁のアリバイが。なぜ、等身大の人形は列車に投げ入れられたのか?(だいぶ昔に読んだので嘘かもしれません)

STORY
群馬と荒川でほぼ同時期に女性の死体が発見された。岩さんは両方の捜査にかり出されるが、動機が怨恨だと思われる点以外はほとんど手がかりがない。やむなく事件のアドバイスを彼は安堂に依頼する。