『東京マラソンを走りたい』を読んでランニング初心者になってみた。
Over forty age, and I would be biginner runner.
 『東京マラソンを走りたい』を読んで、ランニング初心者になってみた。 (ランナーめざしてから二年間)

 本格的にランニングを開始してから二年間の楽しく、楽しい記録。ああ、あの頃は楽しかった。いや今も楽しいよもちろん。  『東京マラソンを走りたい』のように大阪マラソンを走りたい! に戻る


重要なリンク: 喜国雅彦さんのランニングブログ   犬ふんランニング日記はこちら
11/12/12
・奈良マラソン10km、なんと46分台で走りきってしまいました。普通に速い人よりはもちろん遅いですけれど、フル5時間かかる人間にしては頑張ったのではないかと思う。しかし我がことながら信じられない。まだ腹周りにたぷたぷとした何かがつきまくっているというのに。飽きずに毎週走っている効果はあるもんですね。体重はある程度減った後はほとんど減っていない。だからまだ腹回りにたぷんたぷんと揺れる何かがあるのに、取れない。


11/11/17
・大阪ハーフマラソンの制限時間が2時間であることに気付いて少し青ざめた。号砲基準だと1時間55分は切らないとなんないのか。関門も五個所もあるし。(大阪国際女子がゴールする前に終われってことだから仕方ない。とにかくゆっくりでも超長距離型から、練習の仕方を変える必要があるなあ。焦るな、まだ二ヶ月ある。


11/11/15
大阪ハーフマラソン2012に当選しました。これで年明け最初のレースが決まった。あと、この週末は神戸マラソンですね。走る方は頑張ってください。来年は神戸走りたいなあ。


11/11/01
・大阪マラソンの感想を改めて。第一回と思えない完成度、非常に良い大会でした。当日の盛り上がりも凄く、地元FMを中心にメディアの露出も多かったので恐らく来年は更に倍率が上がることが確実かと。

・集合地点の大阪城、天気も多少雨がぱらついていたものの、トイレの数も多く問題なし。荷物預けもスムースでうまくレイアウトしている印象でした。ただ、そこからスタート地点への移動が多少時間がかかりますが、これも覚悟のうち。スタート地点に一旦移動してしまうとトイレが無く、待機時間中に催した人は少々つらかったかも。

・もう一つ好印象だったのは、スタート地点の枠というか、人数に比べて面積を多めに取っていたっぽいこと。小生のいた地点だけかもしれないけれど、スタート直前まで座ったりもたれたりしてゆっくりする人がいたくらい。スタートがきつきつで三十分とか待機だと心もぎすぎすしてしまうのだけれども、そういう感じが無かった。

・動き出してから、意外と早くスタート。また、直後から普通に走れてしまいびっくり。玉造通から千日前通り、御堂筋といいペースで。実は道中、中間地点までは応援も多く、ペースも良く特筆することなし。二度目の大国町を超えると応援が減るかと思いきや、うまいタイミングで給水や給食地点があって、我慢して2.5km走れば次のドリンクにありつけるという状況。これに助けられた。

・ただ、自分自身は25kmすぎから脚に違和感があって、30kmくらいから歩いたり走ったりで、35km近辺でふくらはぎが攣って、それを治そうと伸ばすと逆に太もも裏が攣ってと、七転八倒。痛みが出ないようにそろそろと走り、ぴりっときたら少し休むといったペースで結局最終的にゴールまで。なんか後半、記憶無いのです。写真やビデオで走っているけど、その時のことが思い出せない。

・エアーサロンパスを貸してくれた沿道のお姉さん、ありがとうございました。

・結局、実は、初マラソンだった東京とほぼ同じ、若干下回る記録でゴール。体重を折角減らしたのに。全然タイムに貢献しなかった、というのが。ま、いいや完走しているし。

・ということで、次は奈良マラソン、但し10km。東京も落ちたので、当面フルの予定はありません。


11/10/30
・大阪マラソンなんとか完走しました。途中で足が攣ってタイム的にはぼろぼろだったとはいえ、まあ、完走は完走だ。応援、ありがとうございました。ちょっとコース予想と違っていたところが幾つかあったなぁ。


11/10/28
・大阪マラソン、事前登録完了! あとはもうなるようになる。


11/10/21
おまけ:(夏に)大阪マラソンを走ってきた《写真編》

喜国さんのランニングブログでも「実話風創作・大阪マラソンを走ってきた」を紹介して頂いたので、調子に乗って夏にコースを試し「歩き」してきた写真をまとめてみました。アルバムはリンク先。ただ、この時は30km前後で大雨に降られ、南港からインテックスといったところは写真がありませんので、想像で補完してくださいませ。


11/10/19
実話風創作・大阪マラソンを走ってきた《完結編》

・中身は11/10/18の続き。下から読んでネ。

・御堂筋を南下。地下鉄の構内を抜ければコースの反対側に渡れることから、地下鉄駅付近に人が多い。少し離れるとマシになることは分かるけれど、御堂筋は側道があってその内側のランナーはお互いよく見えない。何となく華やいでいるし人もいっぱいいるけれど、御堂筋は観戦ポイントとしては実はあまり向いていないと思う。本町付近で15kmが経過、心斎橋と抜けて二回目のなんば交差点。ああ、もう疲れたよパトラッシュ。

 (想像6 筆者はこの辺でもう精神的にギブアップしているはず)

・右折して再び千日前通りへ。目指すは京セラドーム大阪が正式名称だけれども、面倒くさいので地元民は大阪ドームと呼んでいるあの場所だ。一瞬見える湊町のラブホテル街、阪神高速で出来た日陰、謎のfm Osakaのドームを右手に走る。汐見橋で高速が無くなったら、太陽が照りつけてくる!

・幅の広い道路に対して高い建物がほとんど無い。大正橋への坂道をあがるとドームが見えてくる。運河が爽やかに日差しを跳ね返している。ドーム沿いに北上したらまたもや折り返し。ああもう昼前か。暑い、暑いぞ! てろてろとペースを落としながら来た道を戻る。

・三度目のなんばの交差点。もう飽きた。右折すると目の前に難波高島屋のどでかい建物が。南下を続けて御堂筋線一駅分、大国町。ここで左へ。通天閣を見学だ。建物が邪魔をするのでなかなか通天閣は目視できず、結局折り返しの恵比須の交差点まで来ないと迫力のある絵にならない。ここで立ち止まって通天閣をバックに記念写真撮影しているランナーが多数。

 (想像7 もっとも写真ポイントとして優れているのが通天閣。但し逆光だけどね)

・引き返して大国町を今度は直進、芦原橋方面へ。日陰になるのはいいのだけれど、さっきに比べると急に沿道の人間の数が減ったような気がする。特徴のない町並みだなあ。環状線芦原橋の下をくぐって直進。両脇に住宅もなく郊外型のお店がぽつぽつとある光景。長橋の交差点を曲がって、国道26号線に出るまで大阪というより、どこか別の近郊都市の国道沿いという感じだった。

 (事実1 大阪マラソンのコースのほぼ全域は市営地下鉄かニュートラムにて網羅されているのだが、この地域は立体交差の関係でコースが大きく迂回している。この一帯は、応援ポイントとして比較的オススメできる地域。但し、前述の通り交通の便は今ひとつなので地図を見て考えてください)

・やっと国道沿いに戻ってきた。地下鉄四つ橋線沿線でもあり、沿道の応援もまた戻ってきた。だけど街自体はそう変化がない。なんかどれだけ走っても景色が変わってこないような気がするよ。やたら「玉出」ってでかでかと看板の出たスーパーマーケットが多いんだけど、あれ大阪だと有名なの? (有名です)。

 (事実2 大阪の下町が延延と続き、直線で起伏も乏しい地域。目標となるようなランドマークは住之江公園までほぼ無いに等しく、ランナーへの刺激が少ない。音楽でも聴きながら流すのをお勧めしたい)

・南港通りからなにわ筋を通って住之江公園。右折すると大きなボートレース場が右手にあるけれど、当然中は見えないなー。ここからニュートラムという交通システムが頭上に来るのだが、地域がさらに住宅地から工場地帯に変化。応援も選手の家族っぽい人ばかりになっている。しかもまだ10km以上残っているのに、回りに見るべきものはほとんど無いわ、応援は少ないわ。退屈だー。まあ、オレは力尽きて歩いているから、周りの視線が少ない方がありがたいけどな!

 (想像8 住之江公園以降南港までの区間の応援は、誰か応援したい人がいるなどの応援団のみである可能性が高い。微妙に交通不便で周囲に何も無いため)

・南港からポートタウン。もう工場ばっか。海も見飽きたよ。ゴールはまだか。まーだだよ。倉庫街を眺めながら、ようやくインテックス。さすがにゴール付近は応援の人たちがたくさんいます。うし、最後の直線くらい走ろうかね。どこで撮影されているか分からないから、引きつった笑顔と共にゴール! 良かった良かった、……疲れた。

・なんというか、書いていて改めて思ったけれど後半に力を貰いにくいコース設定。 スタートとゴール、逆だと良かったと思います。(交通規制とかが大変になるのであり得ないとは思うけれども)。公式サイトのコース紹介地図を見れば分かる通り、25kmまでにゴール地点のインテックスを除く名所ポイントは終了しちゃうんですよね。(インテックスたって見本市会場でしかないし、ATCの建物の方がデザインがユニークだし見所あるような気がする)。最後の目玉が通天閣。20km近くあるというのに。強いて言うと貯木場とかありますが、大阪しかない名所ではないし。東京も35km以降はたいしたものはないのだけれど、二度目の銀座は30km過ぎてから、というのは結構重要なポイントなのかも。

 (想像9 大阪マラソン終了後には、そんなコメントが多いような気がするのです)

・どうせなら、ゴール付近、最後はユニバーサルスタジオ・ジャパンだとか、海遊館とか通らせて欲しかった!

 (想像9 そんなコメントがあるかもしれないのですが、インテックスに徒歩で渡る経路が無いのです。インテックスをゴールにしている限りはムリ)

ま、全部想像です。 多少コースは通っていますけれど。ただ、この雑文がどこまで本当になるか分かりませんが、30日、いっちょがんばって参ります。目標はやっぱり5時間以内。志が低く見えるかもしれませんが、実力的にはこんなもんなので。


11/10/18
実話風創作・大阪マラソンを走ってきた。

・天気は曇り、秋口の平均気温。

・さあて、大阪マラソンを走り終えての感想だ。

・まずスタート地点。大阪城はでかい。 でかいのだ。でかいのに案内板が少なく、土地勘のない地方からの参加者や外国人の方は迷子になっている人が数多く見られた。そもそもだ、大阪城に三万人以上の人が入るなんて大坂夏の陣以来だからな! しかし、ある程度、大阪城を走ったことがあり、おおよその城内地図を頭のなかでインプットしている筆者ですら、スタート地点を聞かれて戸惑う始末。そもそも渋滞が起きていてスタート地点にたどり着けない。

・なので、土地勘の無い方は絶対に時間に余裕を持って大阪城に来ないといけないと思う。何せ荷物預けの場所から、ほとんどのスタート地点まで物理的に1km以上あるのだ。メイン動線は渋滞していて前に進まないし、裏道を通る地元風ランナーについていったらどこに出たのか分からない。え、号砲鳴った? スタート? ここは俺の場所じゃないのに?

 (想像1 大阪城内は大混乱すると思う)

・ということでスタートだ。スタート地点に開始時間に間に合わなかった人たちが続々と横入りしてくるが、仕方ないだろう。係員の制止にくってかかる奴もいる。これから42km走ろうってのに元気なもんですね。とはいえ、スタート直後は大レースの宿命、歩くしかない。遠くに見えるのは橋本知事か。手ぇ振ってる。

・スタートの号砲が鳴ってから十五分、やっとスタート地点を通り抜けたがまだ走れる状態にない。

 (想像2 スタート直後も大混雑)

・府庁舎を過ぎて少しカーブ。ちょっとした上り坂。スロージョグから普通のジョギングペース……の筈が、上り坂を上がった途端に下り坂にみんなアホみたいに加速している。うわっとぶつかるなよ、こんなとこでスピード出していい筈が。なんか良心的なランナーが煽られている感じ。

・高速の下、森ノ宮駅を正面に見ながら右折して玉造筋へ。下町っぽい商店街を抜けてゆく。鶴橋駅にかけてのこのあたり、応援ポイントとしては静かな穴場っぽい。応援の人数が思ったほどじゃない。沿道は埋まってはいるのだけれど、二重三重になるほどはいないようだ。

 (想像3 森ノ宮の駅までにスピードを上げすぎて後で後悔するランナー多数)

・鶴橋の駅の手前を再度右折して、今度は千日前通りへ。緩やかな坂道を上る。少しオフィス街。上本町を過ぎて谷町九丁目を過ぎたあたりで少し下る。今の上り下りがいわゆる上町大地ってやつで、遙か昔の大阪の陸地はこのあたりしかなかったらしい。右手に国立文楽劇場を見ながら日本橋。なんか急に観客増えてないか?

 (想像4 大観客地点は御堂筋に集中しそう。特になんばより淀屋橋が凄いことになっている予感)

・なんばの交差点を右折して御堂筋を北上だ。自分のスピードでは、反対側では南へ折り返しのランナーが続々通りはじめている。トップランナーとはすれ違いもしない。寛平ちゃんどこ? 

・道頓堀や本町淀屋橋のオフィス街といちょう並木の下、大観客の声援、ランドマークも多く言うこと無しの快適コース。淀屋橋の手前を曲がって京阪本線に沿ってオフィス街を進む。天満橋を過ぎると、おお、右手に見えるのは……さっき意気揚揚と旅だった筈の大阪城orz。

・なぜ出発地点にまた戻ってくるようなコース取りをするのか。なんか意味不明でどぉっと疲れが。片町の交差点で迂回し、再び同コースを逆に北浜まで。ここで少しコース取りが変更され、右折し、橋の真ん中を左折して中之島へと入る。中央公会堂、大阪市役所を右手に御堂筋へ。しっかし、このあたり凄い人だなあ。梅田から一番近い観戦ポイントになるので当然の帰結っちゃあそうなるか。

 (想像5 中之島ではたぶん舗装道から歩行者道へ入る場所ができるため、コース内に段差がある可能性高い)


11/10/10
・八月は暑くてあまり練習出来ず。九月は暑いし半ばから体調壊して練習出来ず。梅田駅のカウントダウンは容赦なく進んでゆき、十月に入ると地下鉄やらが「大阪マラソン」一色に。東京の時は楽しみだったのが、大阪は恐怖である。

・十月に入り、試みに42kmウォークを敢行、半分しか走れず残りを歩いてタイムが6時間半。寒いから涼しいだとそこそこ走れるものの、気温が上がるととたんに駄目になる感じ。35km過ぎだとふくらはぎが攣って走るに走れなかった。太ももだけで歩いた。タイム的にはコンビニや薬局に寄ったりもした分があるけれど。そもそも筋肉をどこかに落としてしまったようだ。どうしようどうしよう。気ばかり焦る。

・応募した時は今度は全区間走ってやるぜ! とか思っていたのだけれど、たぶん無理。行けるとこまでいくけれど。


11/08/21
・大阪マラソンに向けて準備中。暑いのは嫌じゃ。


11/08/21
・大阪マラソンに向けて準備中。暑いのは嫌じゃ。

・ということで(?)東京マラソン2012の申し込み完了。喜国雅彦さんのブログでも取り上げていただいた通り、東京・大阪連続当選にあたっては(結果的に)幾つかジンクスがあって、今回もまたそれを遵守して申し込んでみたよ。

さて、今日はその東京マラソン2011、大阪マラソン2012に連続当選した秘訣について解説しよう。(わざと偉そうに書いてみました)。

・当然まだ判らないけれど、これで東京2012が当たった日には、このやり方がデファクトスタンダードとなるかもしれない。

・一つは「申し込み開始初日に申し込まない」、さらには「2日目以降だけど遅くなりすぎない」という申し込みタイミングだ。……申し込み開始直後に申し込んで意気込みを見せたい? ふ、甘いな。

・マラソンに限らず、こういった人気イベントの申し込み初日は応募者が殺到する。どんなにシステム化しても、人間が受け付けるにしても最初がピークってのは負荷が高い。 システムだろうが人間だろうが、作業にこなれないうちは何かとトラブルも多いもの。早い者勝ちなら仕方ないにせよ、応募者多数ならどうせ抽選という東京マラソン、ここで少しでも早く申し込みたい受け付けてもらいたい話題にしたいといった、個人エゴ丸出しの行為が(主催者にとって)歓迎される行為だろうか?

・主催者側の気持ちに立てば、運営関係者の作業も慣れ、システム的に負荷が少なくなる2日目以降に申し込んでくれる人の方が有り難いに決まっている。初日に個人の都合でわしゃわしゃ我先に申し込みをする人間と、二日目以降に、運営側の気持ちまで配慮した上で申し込む人間と、どちらが東京を走るに相応しい紳士淑女であるか。これはもういうまでもないことだ。

・ついでに申し込みが締切ぎりぎりというのもどうかと思う。本当に東京マラソン、大阪マラソンなど人気レースを走りたいのであれば、不測の事態に備えて(日程的後ろに)ある程度の余裕をもった日程で申し込みをするはずだ。残り福を狙ってか、最終日に満を持して申し込んだ時にシステムエラーでも起きていたら、もうそこで「終了」ではないか。申し込みシステムだってインターネットだって人間が作ったもの。接続が一切繋がらない自体だってシステムダウンだって(言いたくないけれども大停電だって)あり得る話。ならば、そういったリスクを視野に入れた行動が出来る人間と出来ない人間、どちらが東京を走るに相応しい頭脳と計画性を持っているか。これはもういうまでもないことだ。

・さて。さらにもう一つ。

「予想タイムの記入方法」

・東京マラソン、大阪マラソン、双方にいえることだが、参加希望者個人の走りたい熱意を訴えられるようなコメント欄は申し込み用紙のなかに設けられていない。東京の場合は過去に走った経験の有無、大阪の場合は身につけるテーマ色の選択などがあるものの、せいぜい参加賞のTシャツのサイズを聞いてくるくらいだ。なので、申込者が自分の属性について特別な個性を主催者にアピールする欄が、そもそも存在しないのだ。

・いや、そうではない。実は一個所だけ任意で記入できる場所がある。「あんたは一体どれくらいでフルマラソンを走るつもりなんや? んー??」(大阪マラソンの場合)という質問項目は、フルに限らずマラソンの申し込み時に欠かされることのない質問だ。完走した場合の予想タイム、「何」時間「何」分「何」秒を記入する欄が必ず存在する。

・もちろん、その目的はスタートする際のグループ分けをするのに、同じくらいの速さの人間をまとめるためだ。当たり前のことだが、世界記録を狙えるランナーは先頭でスタートする。続くのは陸連登録の速いランナーたち。そこから3時間、4時間、5時間、と予想タイムの遅いランナーが後ろから発走していく。スタート直後の人混み状態での追い抜き行為は転倒など怪我の危険が伴うので当然の措置だ。かくして数万人参加のマラソン大会では、最初の号砲から最後のランナーがスタートするまで数十分が軽く経過する事態となるのだが、怪我するよりマシ。

・だが、この欄、任意なのですよ。あくまで「予想」タイム

・そういう意味では、ここに世界記録を書いたり、24時間など制限時間よりも長い時間を書いたりすること自体も可能。だが、これは多分、あくまで多分だが、自動的に足切りされているはず。そんなつまらないユーモアセンスしか持たない人間は東京だろうが、大阪だろうがそもそもフルマラソン自体走る資格はない。

・補足。世界記録を本気で目標タイムにするランナーは基本的には招待選手、ないしエリートランナーと呼ばれる層であるはずなので、申し込み自体が一般とは別口なのだ。2011では川内選手が「市民ランナー」として活躍したといわれているが、川内選手は「一般申し込みランナー」ではなく、箱根駅伝を走り、東京マラソン4位の実績もあり陸連に所属している、あくまで「招待選手もしくはエリートランナー」である。実業団に所属していないという意味だけで使われる言葉が「市民ランナー」というのは違和感あるよね! つまり、一般ランナーがそういうタイムで走りきること自体は普通あり得ないし、どんな些細なことでも話題が欲しい普通のマラソン大会とは異なり、東京・大阪クラスのマラソンではそもそもそんな、無名ランナーの突然変異は期待されていないと考えるべきだ。

・さて、ここで改めて考えてみよう。この「予想タイム」、本当にスタート時のみの都合なのだろうか?

・もしかするとここに主催者側の深い深謀遠慮が(頭痛が痛いと同じだな、この書き方)があるのではなかろうか。出走者をグルーピングするだけならば、本来「秒」なんて単位はいらないんじゃないか。それを敢えて書かせるのは何故か。

・そこで考えた。スタート時以外にこの予想タイムが関係する個所……それは当たり前だが、ゴールだ。

・仮にきりの良い「4時間00分00秒」で申し込んでしまったランナーが50人居たとして、その50人が予想タイム通りに走って一斉にゴールに飛び込んで来たら……。ゴールにスタンバっているお兄さん、お姉さんは大混乱に陥ってしまうに違いない。それがほんの少し「4時間00分30秒」で、少しだけ遅れてゴールしてくれれば、その混乱は大幅に緩和される。続いて「4時間00分35秒」のランナーが、40秒のランナーが。これならゴールした人たちの受け入れもスムースに進むよね。

・実際50人同時ゴールなんてならない? いや誰が決めたそんなこと。サブ4(4時間切り)を意識するばかりに「3時間59分59秒」って書いた人、申込者にすごく沢山居ると思うよ。その人たちをみんな当選させちゃうと、やっぱりゴールも団子状態になっちゃう(かもしれない)じゃないですか。

・先ほどと同様、これも主催者側にたって考えると、自己申告とはいえゴールタイムが重ならないにこしたことはない。「3時間59分59秒」が当選できないわけじゃないけれど、このタイムを書いて申し込んで当選する人は数十人いたとして、数人にとどまるのではないか。代わりに「3時間58分17秒」「4時間1分12秒」とか、他に誰も書かないようなタイムを書いて申し込む人が当選する確率が上がっているに違いない。なんだかんだいって、そっちの方がゴール時の混乱は避けられる(可能性が高い)からね。

・以上2点を気をつけて、東京2012に申し込んだわけですよ。この2点に気がつくだけで当選確率が跳ね上がる♪ かもしれません。

・しかし、でも、もしかするともしかすると実行組織の凄い秘密を暴露してしまったかもしれないですねー。あれ、こんな時間なのに誰か来たみたいだ。夜中なのに宅配便かな? 

・──。


11/08/04
・こちらは久々の更新になりますな。更新はサボっていましたが、さすがにフルマラソン舐めてないのでランニングは続けています。が! 大阪マラソンは東京と違って秋口の開催。何が困るってこれから走り込まなければならない季節だというのに、暑い。暑すぎる。 家を飛び出すところは元気、身体が温まるまではまあ何とか。ぼちぼち走り出すものの、汗だらだら心臓ばくばく。日差しがんがんで頭ふらふら。 ランニングがもう苦行でしかないという。実に楽しくない。

・なんか冬のあいだは一日で20kmとか、一応なんとか走れていたのが、10kmを超えるともうへろへろになるのが今日この頃。後、帰りはすごすごと歩く。凄まじく退化してるんではないかと疑う。7月はイベントがあったことを差し引いても下に書いてある目安としての月間100kmが走れてないし。(一応、近々の目標値としては120km/月と思ってはいるのだけれど)。

・そして、もう一つ、走るコースについて。これまただんだんと冒険しなくなってくるのだ。このランニング日記の最初の頃は、走っていろいろなところに行くのが楽しくて仕方なかった。新しい発見が毎回あった。しかし、家を基点にしている以上、行く先にも限界がやってくるうえ、最近は超長距離を走れない。せいぜい20kmくらいを走る時は近所のM川を上って下る、ないし下って上るので済ましてしまう。川沿いは足下が土だし、他に走っている人も多いし、何より車が来ないし信号がない。一定のペースで走れるってのは本番にも繋がるし、一旦こういう状態に慣れるとなかなか一般道を走り抜けてというのは別の目的がないとしんどい感じになってくる。

・これまで挑戦してきた「走るコースの冒険」を思い出してみるとこんな感じ。結構距離があるところもあるけれど。今はどうかなあ。

  ・走って勤務している会社に行ってみる
  ・走って実家に帰る
  ・走って甲子園球場を一周する
  ・走ってホームズスタジアムを見に行く
  ・走って海を見に行く
  ・走って42.195km走ってみる

・とまあ、いろいろやってみてそれはそれで面白かったのだけれどもこういったモチベって一度達成してしまうと満足感とともに沈んでいってしまう感じがする。(それじゃいかんのですけどね) あと挑戦する予定があるのは、走って大阪城と走って京都府(これは自宅位置からするとかなりレベル高いが)くらい。

・現在もわたしを走らせているモチベーションは、様々な方面への興味の時期を過ぎてしまって、ダイエット、すなわち体重の減少かもしれない。 


11/05/22
・トップページにも書きました通り、東京マラソン2011に続き、大阪マラソン2011も当選してしまいました。

・そんなに幸運が続くとも思っていなかったので、半ば神戸に回るつもりでいたのが嬉しい誤算。今度は夏の暑い盛りに調整をしなければならないので、ちょっとあれですが、半年先に気持ちよい麦酒が飲めるよう、節制してゆこうと思います。

・以前から繰り返し言ってますが、この雑記はたぶんこれからフルマラソンに挑戦するあなたの役には立たないと思います。繰り言をだらだらと書いているだけです。正しい走り方とかトレーニングとかを探している人は他のサイト探してくださいね。

・左太ももの裏側が張るんですけど、気のせいだと思いたい。なんかもう一ヶ月くらいね、ずっとね、痛いの。気のせい。たぶん。痛いけど。

・改めてマラソン日記、再々開です。

・さて、東京マラソン終了後、何をしていたか。おお、これはなかなか難しい質問だ(誰も聞いておらんがな)。まあ、当たるかどうか分からない大阪マラソン。まあ、外れても神戸マラソン、ダメなら淀川でフル挑戦といったプランだったので秋口にはフルマラソンに二度目の挑戦をすることが自分のなかで確実だった訳だけれども。どれを選んでもそれは半年先の話。自分のなかでランニングに対するモチベーションなんてそうそうは上がりません。

・東京マラソンが2月最後の日曜日。そこから3月、4月、そしてもう5月。何をしていたかというと、だらだらと走っていたとしかいえない。

・まったく走らない訳でもない。だけど、そう熱心に追い込む訳でもない。LSDみたいに意志をもっているわけでもない。モチベーションのカケラになるのは体重がまたリバウンドしないようにという祈りにも似た思いくらい。僕には炭水化物抜きの生活は無理。麺類大好き。ゴハンも。なので、週末に食べ過ぎた分だけは走る。一年がかりで減らした5kgを無駄にしてなるものか。これはこれで多少はモチベではあるのだけれど。

・具体的に舞台裏を明かしてみましょう。実際どれくらい走っているのか。

・だいたい週末ごとに、だいたい20kmくらい。今のところ天気にも恵まれているので、土日のどちらかは必ず走っている。そして土曜日に13km走ったら、日曜日7kmとか、土曜日に21km走ったら日曜日はお休みとか。もちろん週末に50kmとか走り込む人もいるのだろうけれど、ランニング歴ようやく丸一年の自分にとっては、これ以上走ると平日に筋肉痛やらなんやらで身体が使い物にならなくなる。この距離でも走ってしばらくしてご飯とか食べると、ものすごく眠くなる。

・とはいっても月間ではどうかというと。

・その週末20kmにあと少し平日に走る(月にほんと、ごく何日か)のを足して、一ヶ月に100kmくらいというがここ数ヶ月の自分です。


11/04/22
・東京マラソンによる中断の直前、日記はここで途切れた。「11月21日(日)再挑戦」

・さて、なんのことでしょう?? そう、フルマラソンを走るにあたって練習に取り入れていた42.915kmウォークでありんす。

・しかし自分で自分のことをいうのはなんだが、これはアホとしかいいようがない。この一週間前に37.7km歩いたところなのだ。それでも、しかし、オレは42.195kmを自分の脚で移動したという勲章が欲しかった。だから、また。

・先週同様、出発は早朝と決まっている。一週間休んだおかげでまあ、先週までの脚の疲れはそう引きずっている感覚はない。ただ、もう歩くのは飽きた。単調だ。先が見えない。なので、多少なら走っても良かろうということでテーマをLSDに変更する。つまりゆっくり走るというアレですな。

・準備を整え(更に今回はアミノバイタルをプラスだ!)、朝早く家を出てゆっくりゆっくり、だけど走る。スピードは上げない。LSDだから。先週同様にN宮A屋と過ぎ(この時点で山手幹線は飽きたので2号線沿いを進んでいる)神戸市に入って灘区に入ってしばらく行くと、なにか街の様子が違う。ざわめいている。

・──そうか、今日は「神戸女子ハーフマラソン」の日だった。 来年開催される神戸マラソンの前哨戦? でもないか。もともと毎年この女子ハーフが行われていて、2011年から「神戸マラソン」が大々的に開催される煽りを食って、この「神戸女子ハーフマラソン」はその幕を下ろすのだという。なんだかちょっと寂しい話ではないですか。

・事前に全く情報を得ていなかったこともあってがよく判らないまま、本日のLSDで計画していたコースと、そのハーフマラソンのコースと重なってしまったようなのだ。まだスタートまで時間があるせいか、警備の人やボランティアの人が道端で固まって何やら打合せをしている。まだ車を通行止めにしていないものの、等間隔にコーンが置いてあり、その準備は進められているようだ。ちらほらと観客らしい人も足踏みをしているが、ごく少人数だ。

・ゆっくりゆっくり走りながら、そのまま三宮方面に進む。せっかくなのでマラソンコースの準備をしている後ろの歩道を走る。まだ人が少なく自分が迷惑になっていないという判断と、ゆっくり走っているので人とぶつかる心配もなさそうだったから。

・どうやら元町に向けて街のど真ん中を進んでゆくコースのよう。スタート時間もよく判らないが、まだ8時半。新聞社の人が赤い旗を持って配っている。ああ、これがいつもマラソン応援で振られている小旗ではないですか。いや、オレは違う。応援じゃないから。信号待ちで旗を押しつけられて苦笑しながら遠慮する。

・コースに沿って進んでいるうちに、だんだん観客らしき人が増えてきた。そりゃ街中だし賑やかだ。コースに沿って結局1時間半ほど進んだところで、後方から歓声が聞こえてきた。どうやら先頭選手が近づいてきたらしい。ランニング中止! 見学!

・折角なので歩道のすぐ脇、ランナーがすぐ横を通る地点で応援することにするということで、先頭近くの女子選手のデッドヒート、そこからトップアスリート系の女子選手。小さい。そして細い。そして当然速い。

・ほうほう、癖のある走りの人もいるなあ。でも基本的には飛んでゆくような走りだよなあ、とか、いろいろ感心していると凄い速さでお兄さんが走り抜けてゆく。 「へ? 神戸女子ハーフマラソンだったんじゃあ?」

・人が来た。いっぱい来た。どっどっどっど。そこからはおっさんと女子の中堅アスリートが団子となって走ってゆく。 まあ、最初ほどのペースではない。しかし、自分の頭のなかは「?」だった。まあ、結局のところどうやら男子選手も参加しているってことですよね、普通に。

・前半1/10くらいは真面目アスリートばかり。服装も走行重視から徐々におしゃれに。ファンランっぽい人も混じってくる。

《解説しよう》 フクはこの時点で2つのことに気付いていた。

・まず一つめ。 男(おっさん)のランナーは美しくない、というかむしろ醜いという現実。

・気温の多少上がった11月の暖かな休日。汗をだらだらかきながら、歪つなフォームで歯を食いしばっているおっさん。ウエストのゴムの周囲に肉が乗った体型でにやにや笑いながら走るオヤジ。すだれのような髪の毛が頭にへばりついているのにキャップを被っていないおっちゃん……。今の、明日の、自分の姿。(いやじゃあ) 自分の姿の投影だと気付いてしまったからこそ、「醜い」。

・そう、女性には美ジョガーなんとかいう造語はありますが、おっさんの汗臭いランは基本的には醜いものである「醜ジョガー」になる確率が非常に高い。

・周囲に不快感を与えるようではランナーとして美しくない。だけど正真正銘おっさんのオレはどうすれば???

・もう一つ。折り返しの内側に入ってしまったので、ランナーが途切れるまで脱出出来なかった! ランナーが途切れるタイミングまで横断歩道も使用不能。担当の警察の人が通って良いというまで待機。しかも、その数秒のあいだに渡らなければ、また止められてしまうという。マラソン大会はこういった迷惑を他人様にかけていることを認識しながら走る必要がある。全ての人に感謝だ。……にしても、ランナーが途切れて外に出るまで45分がかかった。

・以上、二つのことに気付いたことは大きな収穫。

・気持ちよく喧噪溢れるコースから離脱。改めて一人旅に出た。しかししかし、なんか長い休憩となってしまったこともあり、テンションが低下、そこから数km進んだところでもう走るのが嫌になって諦めて駅に向かった

記録。31.9km、4時間02分。ああ、勇者よ、死んでしまうとは情けない。 (死んだ、死にました)。


11/04/12
・皆さん、こんにちは。お久しぶりですね。

「実録・東京マラソン2011」は一応書き終えたことにしてしまい、通常のランニング日記に戻します。

・しかし困った。もともとこの部分の題名は「『東京マラソンを走りたい』のように東京マラソンを走りたい」だった。要は喜国さんの本の通りにてろてろと、東京マラソンを完走するという企画だった。が、東京マラソンは走りきってしまった。しかし、足が途中でどうにもこうにも動かなくなるなど課題だらけ。

・そして今年はまだ目標があるのだ。そう、大阪マラソン2011 大阪を舞台にするマラソン、その記念すべき第一回大会。東京マラソン同様抽選での出走者発表となり、まだ結果はわからない。が、次なる目標は目標なので当たるかどうかは別にして走りたい。がんばる。

・ということで本稿、題名を変えて再出発です。「『東京マラソンを走りたい』のように大阪マラソンを走りたい!」 え、別におかしくないでしょ?


11/02/24
・(ここで一旦エピソードを中断)東京マラソン2011 フクの直前情報――をお伝えします。 

・一応ここまでのところ、自分なりにやれるところまではやって、現在(木曜日)、身体を休めています。

・カーボローディングというより、普通にゴハンを食べる日々。

・土曜日上京して東京マラソンEXPOにて出場登録、都内に宿泊して当日を迎えます。
twitterとかで一応、当日の状況は逐次。(走っている途中は無理だと思うけど)。

・東京マラソンに向けた、持ち物リストを作成しました。エクセルをベースにhtml化しているんで、簡単に編集も出来るんじゃないかと思います。

・ということで、東京マラソン 持ち物リスト

・ポイントは、前日までに用意した荷造のためのチェックと、当日会場で身に付けているかどうか、のチェック、これを2回行えるようにしたところ。 というのは、単なるチェックリストだと荷造した段階で終わりになってしまって、折角会場に到着して準備していても、荷物から持って行き忘れとか出る可能性があるから。

・持って行く荷物についてはちょっと多め、様々な事象をカバー出来るように。また、前日以前からのチェックも(充電とか)を忘れずに。電子機器は使えてナンボですよー。


11/02/23
・当日の朝は多少前夜の興奮が残ったままだったが「行ってきます!」と揚々と歩き始める。

・最初の段階であれば、まあいつも走っている道だ。良く知っている。そこをてくてくと歩く。N宮、A屋と順調に通過。神戸からA崎への山手幹線が全線開通し、A屋川の下に隧道ができて車と共に人も通れるようになっている。思わず携帯で記念写真と水分補給。

・このあたりから「ただ歩くだけ」という状況に飽きてくる。んー、歩くのは、ったりいなあ、走りたいなあ。(我慢)いい直線だなあ、走りたいなあ。(我慢)ちょっとだけなら走っても良いよね(我慢)誰もみてない(そりゃ見てない)少し走ろうかね。とっとっと、いやいや我慢(急ブレーキ)。――そしてまたてくてくと歩き出す。

・山手幹線をひたすら西へ。

・神戸に入って東灘、灘区を過ぎて王子動物園の横を通り過ぎると直に新神戸駅の近くに行き着く。ここで南にぐいっと山手幹線が折れているのを無視して真っ直ぐ山沿いへ突っ込んでゆく。つまりは異人館方面に入り込む。さすがに日曜日ということもあり、多数の観光客がうろうろしているなか、ウインドブレーカーのおっさんが一人、しかもてくてく歩いている。何者やねん。別に確たる目的もない寄り道。神戸観光のお姉さんたちで目の保養をした、ということで坂道を下って再び山手幹線へと合流する。また西へ。

・兵庫県庁を通って湊川神社でもお参りする。

・そうそう、このウォークの計時方法について。 この点はあとあとどっちが正解だったのだか判らないのだけれど、とりあえずこの回は信号待ちや食事の寄り道のあいだ、計時をストップしている(手元のタイマーのスイッチをオフ)。実際のマラソンとなると、途中のトイレや給水、給食といったところでもグロスタイムを測定し続けている時計が止まる訳ではないのだから、この練習の最中は時計は止めないのが実際のところは正解だったかもしれない。今さらだ。

・再び山手幹線から途中で外れ、長田で鉄人28号をしばし眺めてから国道二号線へ。須磨海浜公園を通り、砂浜を行く。海への日差しがキラキラしていて素敵とかなんとか、なんかこのあたりで里心というか、そろそろ今日はオシマイかな感(とでも表現するしかない微妙な気持ち)になってきた。実際、歩き続けて足ぱんぱんだし、足裏はマメが破けたみたいでキリキリ痛い。だんだんお日様が傾いてきたし、明るいうちに帰りたいし、もうなんかいいや!” という多少捨て鉢な気分に取りつかれ、明らかに42kmにすら届いていない須磨浦公園付近でギブアップ。 公園のトイレでこそこそとパンツを履き替え、他の下着も替え、最寄り駅から電車に乗って帰宅した。

・家に帰ってPCで距離を測定した結果は――37.7km。 フルマラソンに5kmほど足りないいいい!悶、絶。(嘘。そんなもんだろうと予想していたけどね)。

・そしてネットでの歩行タイムが5時間54分。 メシ食ったり休憩したりでさらにざっくり1時間半くらいグロスでは余計にかかったか……。といいつつ、強烈な睡魔に襲われ、自宅に帰りついてシャワーを浴び、そこらへんのものを口にしたらそのまま寝ていた。身体の奥底から疲れ果てたようだ。

しかし。翌日に目覚めてみると自己嫌悪と後悔の嵐。

・うおおおおお、42.195km走るのはおろか、歩ききれなかった! なんであそこまで歩いておきながら、ほんの5kmが我慢できなかったのか。オレのバカバカバカ! (壁にガンガン頭をぶつけて後悔するの図)

だめだだめだだめだ。こんないい加減な練習しか出来ないようでは、きっとフルマラソンを走りきれない! 悲鳴に似た思いを抱えたワタシがどうしたか。

翌週、11月25日(日)。再挑戦。


11/02/22
・次の日曜日に42.195kmを歩いてみよう! ということで何はともあれ準備だ準備だ。果たして何時間かかるか判らないから、さすがに手ぶらという訳にはいくまい。さらに多少の現金さえ携帯していれば何とかなるとも思えないから、ここはまず容器としてリュックサックをまず準備する。この当時、ウエストポーチは買ってなかったし、その後買ったタイプでは容量が小さすぎる。

・さて、リュックサック。トレイルラン(山道をひたすら走り抜けるというワタシからみれば狂気のランニング)や、超・長距離ランなどに使用するランナー用リュックサックもこの世には存在していることは知っている。しかし。所詮はウォーキング、走る訳じゃない。 と普通の町歩き用のリュックサックを準備する。つか、それしかねえんだよ。

・これを背負って走ったことはある。電車に乗り遅れそうとかやむない理由があってのことだが、その時は中身がぽがぽ、肩紐ぶらんぶらん。背負って走るくらいなら手に持ってやった方が安定するてな具合で、とても10km以上は耐えられそうにない。が、今回はあくまで、走るんではなく歩きだから(と、自分に言い聞かせる)。少なくとも容量は十分。

・続いて服装だが、秋口なので中装備(といっても真冬でもこれだがな!)。上はいつもの長袖Tシャツ、ウインドブレーカーの下、靴下、シューズ、帽子。加えてiPodとポーチ。――なんだ、いつものランの格好じゃないですか。

・ただ、リュックのなかに入れたのは、ウインドブレーカーの上と下着の替え。はっきりいうがパンツも靴下も、下着一式。シューズは重いのでさすがに交換用は持ってゆけないが下着は汗でびしょびしょになることが判っている。帰りは電車になるのに、直径1mは人が近づけないような汗みずくではちょっとまずかろう。なので、到着地で下着は全取っ替え。

・もちろん現金、そして普段は持ち歩かないが携帯(家人からの強い要望あり)。タオル。スポーツドリンクを一本、食料は途中で買い足せば良い。ついでに重くなるけど文庫本を一冊。(帰りの電車で読むから)。

・よし準備は出来た。さあ、上京しよう。 実はこの土曜日、小林文庫ゲストブックのめちゃ濃いオフ会だった。楽しかった)。最終の新幹線でお暇して帰阪、そして翌日。


11/02/16
・ということで、42.195kmウォークを真剣に検討する。自宅を起点にしてハーフの距離を測定して、行って戻って、というのを当初は考えた。効率的だ。家に帰り着けばゴール。これほど分かり易いルートはあるまい。……しかし、折角そんな距離を歩くのであれば!

 「自宅から○○まで歩いて行った」 という○○は遠ければ遠い方がカッコ良いではないですか。

 「ええ○○!、へえええ、あんな遠くまで歩いて行ったの?」
 「へへへ」
 「人間業とは思えないな!」
 「へへへ」
 「ちょっと正気の沙汰じゃないよね」
 「……」
 「バカじゃないの?」
 「……うるさい」

・ま、いい。

・自宅から間違いなく42.195kmを越えるランドマーク。この雑文にも書き付けているが、最初にロング走にトライした西方向、そちらに向かってもっともっと距離を延長させるのが良いかな。ある程度道も判る。で、測定ソフトで西へ西へと測っていった先にあったランドマーク。それがなんと、明石海峡大橋

・調べてみて自分で愕然とする。これは遠い。

・判りやすくいうと東京駅を起点に西方向へ42.195kmがどのあたりかというと、第一京浜→1号線ルートでハーフで鶴見フルだと横浜を遙かに超えてだいたい戸塚駅あたり。(箱根駅伝でランナーが20km前後を走ることを考えると、なんとなく中継所があるあたりというのが当たり前だが面白い)。

・その距離を歩くのも大概だが、フルマラソンてそれを走る? 人間業とは思えない正気の沙汰ではないバカじゃないの? のコンボもあながち間違っていない。

・それでもオレは完走のため、まずは歩くのだ! 有森さんがいっていた。オレは間違っていない!

・記念すべき42.195kmウォーク。最初のチャレンジは11月13日。ハーフマラソンを走ってすぐ(翌週)にチャレンジしたことになる。つまりは、あのレースを終えて、あの惨めなラスト数kmの記憶をもって期するところがあったということ熾火が燻っていたオレのハートの焔が今こそ燃え上がるぜえっ! (なんという中二病。恥ずかしい。)


11/01/30
・スポーツ雑誌「Number」の別冊「一冊まるごと大人のラン Number Do」の話続き。

・この雑誌の冒頭を飾る中田英寿&有森裕子トークのなかで、有森さんが、ヒデに対して印象に残るアドバイスをしているのだ。もともとは、「大人のランニング問答」ということで日々のトレーニングにランニングを取り入れてはいるものの、その楽しさが判らないというヒデに対し、有森さんがアドバイスをするという形式の対談。サッカーも脚を使うスポーツであり、過去にこんなトレーニングをしてきたという流れのなかで、ヒデが質問をする。

 「もしフルマラソンを走りたいと思ったら、まずどこから始めればいいんですか?
 「まずは42.195kmに耐えられる脚を作ること。まずは目標の距離を歩いてみる。時間をかけて歩くのって実は走るよりずっと大変なんです。その距離を歩ききる脚がないと、走ることはできない。だからとにかく42キロを歩く。まずはそこがスタートですね」(一部略)

キラーン! フクの目が光った。歩く。そうか、歩けばいいのか。

・この前のハーフマラソンは走った。本当になんとかだが完走はした。しかしフルマラソンはその倍の距離、なのにたった半分の距離であの体たらくである。正直、走り終わった後は「この倍の距離走ろうってやつなんて究極のドMやん!」とか思いましたよ。(そうか、オレMだったんだ)。

・本来あるべきマラソンの練習、勝手に想像していたのは、オーソドックスに走行距離を伸ばしていくもの。例えば、最初は5km、次は10kmと走る距離を伸ばしてゆき、20km、ハーフマラソンと段々長い距離を走れるようになって、25km、30kmと進む。そして、また身体が慣れたら距離を伸ばしてゆくというのを続けて、その延長にフルマラソンがあるという図式だ。

・いや、確かに準備にかけられる時間がすごく潤沢にあるというのであれば、その方式も間違ってはいないと思う。が、フルマラソンまであと三ヶ月(12月頭と思ってください)、そんな時間は無い。

・ならば!42.195km、走るのではなくまずは歩いておく。なんだか凄く説得力があります。

・これを読んだ瞬間にうおーーー、42.195km、早く歩きてええええと謎の衝動に駆られる始末。

・真面目な話、どこかのランニング系のサイトか雑誌立ち読みか、ま、とにかくなんかで、連続でランニングした時の30kmを越えたあたりでの身体の異変を知っておくのは重要だと書いてあった。よくいわれている「上級者がぶつかる30kmの壁」。ただ、これとはまた初心者が陥る身体状況はきっと違うものなんだと思う。(ハーフマラソンで身にしみた。初心者はある距離を超えると本当に脚が動かなくなるのだ)実際に走る距離を事前に体験しておかなければ判らないこともあろう。

・よくいわれることだが、東京マラソンの制限時間は長く(七時間)は全行程を早足で歩ききっても計算上は完走できるという。(実際に全部歩くとスタート時刻が遅れる分のダメージからタイムオーバー扱いにされそうだけど)まあ、いずれにせよ、この文章でフクは歩く気満々になってしまったのでした。


11/01/26
・やばい、このままだといきなり東京マラソンレポートになりかねないので慌てて更新してみる。

・さて、マラソン関係のグッズには多少お金を使ったが、あるものに関してはインターネット上のサイトを拾い読みするくらいで、ほとんど費用を使っていなかった。あるものとはマラソンやランニングに関する本。まあ、もちろん『東京マラソンを走りたい』がベースに存在するのだけれども、実はそれ以降、ランニングステーションに置いてある雑誌を読むくらいで、マラソンに関する書籍に一円もお金を払っていなかったのだ。文芸書には数万円を毎月支出しているというのに、この落差は一体何なのか。

・そもそも基本コンセプトは楽しく走りたいとは思っていても、速く走れるようになりたいというような欲求があまり無かったから。『こうしたら速くなる』とか、それ系統は不要だと思うし。あと、誤解があるかもしれないけれど、『三ヶ月でフルマラソン完走』だとか『あなたも半年でマラソンランナー』『サブ4(フルマラソンを4時間以内で完走すること)を目指すための特訓』とかは、あまり役立たないと思っている。というのも、百人いたら百人の身長、体重、脚の長さから身体のバランス、走る姿勢、痩せやすさや太りやすさ、筋肉量、日常生活。みんな違う訳でしょ。

・そのたった一人(何人かの)の成功体験を「真面目に」解説されても、自分に役立つかどうかは判らないのですよ。「ワタシと同じトレーニングをしたら、きっと貴方もフルマラソンに完走できます」「オレについてこい! フルマラソンを完走させてやる!」別にこれはこれで良いのです。ただワタシは興味ありません。

・それが読み物として面白かったらそれはそれで読む価値があると思いますが。そういう意味ではこの日記は、いずれ成功体験になる(予定)とはいっても、トレーニングについては絶対に役に立たない文章だよなあ。

・ということで「走るための本」は不要。そうそう、強いていうと運動前後のストレッチについて必要性から(というかあれだけ脚を痛めれば誰だって多少は慎重になります)ある程度学んだ。けれども結局は、インターネットで拾い読みが中心。ストレッチなんて短時間で簡単にできて効果が高い方法が幾つか覚えられたらあとは必要無い。『丸ごとストレッチ』なんて本を一冊買ってきて全部順番に試していたら、肝心の走る時間が無くなっちゃう。

・とまあ、前置きが長くなったが、そんなワタシが発売日に走っていってランニング関係の本を一冊購入した。

・喜国雅彦師匠が記事を書いたという話を聞いて、「これは読まねば」と興味をもって購入したのが、あのスポーツ雑誌「Number」の別冊「一冊まるごと大人のラン Number Doである。

・内容はというと、まあ、リンク先の目次を見ておくれ、という感じで巻頭では中田英寿氏が有森裕子氏と走ることについて語り合い、著名人無名人のランナーが登場し、いろいろ走ることについて語っている。このサイトに関係しそうなところでは、異色アンソロジー『シティマラソンズ』に作品を寄せた三人の女性作家(三浦しをんさん、あさのあつこさん、近藤史恵さん)のインタビューがあったり、ランナーとして角田光代さんが登場していたり(リンク先でも読めます)もちろん、喜国雅彦さんも見開きぎっしり「ランニングに飽きない工夫」について語っていらっしゃる。さらにさらにマラソンに関する本のオススメを、しているページがあってその推薦者の一人が大森望さん。セレクトは倉阪鬼一郎、米澤穂信、安東能明。(何の本かは、この冊子を買って調べましょう)。

・と、ここまでが前振り(長ぇよ!)。


11/01/04
・年賀状で方方にこのサイトの宣伝をしてしまった。でも走っている状況を説明するのはこれが一番分かりやすいと思うのよ。

21.0975キロ地点、即ちゴール ふらふらとラインを超える。――頭の中、真っ白。何も考えられません。とりあえずストップウォッチを止めた。

・正直、すぐに倒れ込みたい(箱根駅伝とかで区間を走り終えたランナーがばったりとその場に倒れ込んでしまうイメージ)のだが、凡庸なタイムゆえに周囲にも前に人がたくさん居て、さらに続々後ろからもランナーがやってくる。 つまり、倒れるだけのスペースがそもそもない。 スタート時のごちゃごちゃが再現されているかのように、みなふらふらになりながら、ただ立っている。ふらふら行列状態。というのは、主催者のボランティアの方々がゴールした人たちに参加賞を手渡ししてくれるのだが、そのキャパシティに対して、ゴールする人間の方が人数が多い時間帯であると、まあ、そういうことだ。くれるというものは頂かないと、というか生まれて初めての参加賞だ。貰うに決まっている。

・結局、脚は立っているだけでがたがた、膝かっくんなんてやられた日には顔面から倒れます、てなよろよろ状態で行列に並び、順番を待つ。「オレ、ハーフ走ったくらいじゃ、ぜんぜん堪えてないんだからねー」という表情を作ることは忘れない。いや、もちろん参加賞を配っているのが若いお姉ちゃんだったからなんていうことは万に一つもない。 ごめんなさい、いや少しあります、というかありました。男は哀しい生き物で、どこでもかっこつけちゃうんです。それが無駄な努力だったとしても。

・気になる参加賞の一つは、大阪特産という水、そしてヴァーム。で、メインは大阪・淀川市民マラソンTシャツ。「ぜんぜん堪えてないんだからねー」という表情を維持したまま(どこで誰が見ているか判らないしねっ)、中心部の広場、人の少ないところで、どてっと倒れ込む。 はあああああ。きっちー、疲れたぁぁぁぁ!

・まず喉が渇いているので、参加賞の二つ、一気のみ。1リットルだが構いやしねえ。キツキツの靴ひもを緩めてシューズを脱ぐ。ああ、楽。ほんと楽。脚を投げ出した状態で、ようやく周囲を観察する余裕ができる。そうそう、この大会、走ったあとに無料の豚汁やおにぎりがあるというのだが……長蛇の列。くはー、立っていられないオレが並ぶのはそもそも絶対無理だな。

・そのまま、しばらく、ぼけーーーーーーーーーとする。動き出せる気力が回復するまで、ぼけーーーーーーーーーとする。ようやく立ち上がる。目を付けていた有料の屋台・関西人の憧れ・ミナミ名物・「今井のきつねうどん」500円/一杯の列が少なかったので、そちらにぼけーーーーーーーーーーと並んで昼食。荷物を受け取って、着替え。行きは全て「着てきて」いたので、更衣室に初めて入ったが、運動会用のテントの大きい版で、周囲と床部を白い布で囲んだしろもの。フルが戻ってきていない時間帯だったせいか、それほど混み合っていない。スタート時は大変だったのだとは思うが。

・大量の荷物を抱え、本部に行って、ゼッケンと引き替えに完走証をプリントアウトしてもらい、受け取る。

・気になるタイムはこんな感じ。 ネットタイム 2時間17分(プライバシーの関係で秒まではご勘弁)、記録(号砲が鳴ってからゴールまでの時間としては2時間21分。言わずもがなの説明をしておくと、大会主催者ページを利用すればいろいろ判っちゃうので。

・前半を1時間少しで突っ込んで後半は脚が止まるというお笑いレースの割に、自分でいうのも意外だが思ったよりまとまった記録のように見える。自分でもストップウォッチで計ってはいるのである程度タイムは予想できていたのだが、まんまそのままだった。これが、初ハーフマラソンの顛末になります。ただ、前々から言っている通り、東京マラソンに当選していなければ、このハーフマラソンが一つの「上がり」で、年明けにもう一本か二本ハーフマラソンを走れば2010年シーズンのマラソン計画はカンペキ、のはずだったのですが。

・あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。もうすぐラン歴が一年になります。


10/12/23
・20キロ地点くらい。 スピードはさっきから変わらない。歩くのとほとんど変わらず、走るのより大幅に遅いという超のろのろ運転。たぶん急ぎ足で歩く通勤客とかがいたら、オレより早かったと思う。

・残り1kmを切ってから気付いた、恐ろしい問題があることに。普通のランナーにとっては力強い味方らしいのだが、フクにとっては新たなる敵、それは、それまで中間地点以外にはほとんど存在しなかった「応援の人たち」だ。 何しろ完全に善意の人たち。当然知り合いはいるのだろうが、各ランナーに均等に声を掛けてくれるのだ。さらに河川敷ゆえ、コースのすぐそばに立っている。手を伸ばすと届きそうな距離。さらにこのスピード。なかなか彼らの視界外に出るのは難しい。

もう折れかかっている身体と心には、声援を受けるのは逆に辛いのよ。 逆さに振ってもこれ以上身体は動きまへん。何にも出ません。応援もらってももらわなくても一緒なら、こんなへろへろ姿は第三者にも見られたくない……。

 「がんばれー!」(死にそうなくらい頑張ってます)
 「もう少しやで!」(ほ、本当ですか、嘘なんでしょ? まだゴールは見えませんよ?)
 「ファイト!」(一発、リポビタンD、頭ではツッコミが入るのに口に出せない)
 「がんばって!」(――こんながんばっているのにだめですか。もっと頑張らないとだめですか) ・ああ、なんと弱気なことよ。

・さっきまで同じくらいのスピードでとろとろと走っていたおっさん。何百メートルか同じようなペースでつかず離れずしていたこともあって、気付くとそこはかとない親近感があったのだけれども。

 「あ、いたいた! お父さーん! 頑張ってぇ!」

・少し先で中学生くらいの娘さんが飛び上がるように手を振っている。そちらに目をやって、ふと横をみると先程のおっさんのスピードが急に上がった!

・あ、もしかしてこの人の家族? え、え、じゃあ脚が動かないんじゃなくて、家族の前で余裕見せようとして体力をぎりぎりで温存していただけなの? くそうやられた! 裏切り者ぉぉぉ! (いや、別に仲間じゃないって)

21キロ地点。 喜国さんは言っていた(仮面ライダーカブトの水嶋ヒロ風)。「フルマラソンで40キロを越えた2.195キロ、もっというと42キロを越えたほんの残りの0.195キロ。これがきつい。なんでこんな半端な距離があるんだと毎回毎回必ず思う

・心の底から思った。21キロまで走ったハーフマラソンの残り0.0975キロメートル。100メートルにも満たないこの距離がめちゃくちゃきつい! ラストスパート! のつもり三歩で元のスピードに戻る。だめだめです〜。


10/12/20
・折り返し、ということは自分より遅いランナーたちとすれ違うということ。(実はそこに至るまで自分より早いランナーとすれ違ってきていた訳ですが。無視無視。自分が大事じゃ)。

・はっはっは、来よる、来よるわ。奴らは我ら四天王の中でも最弱……。こっちは偉そうに上から目線。折り返しに向かって走ってゆく、自分より遅いランナーたちを眺める。ピンクのお揃いTシャツ集団、タイガースユニフォームのお兄さんたち、ディズニーコスプレの姉ちゃん。追い抜いた特徴のある人たちとすれ違い、彼らは次々と折り返しに向かっている。ふふっ。勝った。少なくとも今時点。

13キロ地点。 折り返し前ランナー観察をして誤魔化していたものの、実際問題かなり自分の脚が怪しい。自分的にはさきほどまでと同じように、同じようなスピードで走っているはずのだけれども、なんか気のせいか周囲に置いて行かれてゆく感じがする。おかしいな。後ろからきたランナーに次々追い抜かされている? いやいやいやいや。そんなはずはない。気のせいだ。

15キロ地点。 相当に脚が怪しい。主観的には多少しんどいとはいえ頑張って走っているのだけれども、別に速度を出しているわけでもない、ごくごく普通に走っているランナーたちに抜かれているような気がする。 おかしいな。幻覚か? いやいや気のせい気のせい。ノープロブレム、オールライト。目でアシスト。

16キロ地点。 今さっき追い抜いていったのは「どピンクお揃いTシャツ集団」ではないだろうか。タイガースユニフォームお兄さんたちには既に抜き返されている。なんで? 折り返し前にはだいぶ差をつけていたハズだよ。そうか、(右手で左手の掌を打つ)彼らのスピードが上がったのかあ。納得納得。 (無理がある)。

17キロ地点。 さすがに、自分で自分のパフォーマンス低下を認めざるを得ない。脚がまったく上がらない。主観的にめちゃくちゃしんどい。一応なんとか脚を出し、次の脚を出し。ちゃんと走れているかは微妙。辛うじて歩いてはいない、というくらいのスピードになっている。とっくにディズニーコスプレ姉ちゃんにも抜き返されていて、走っている人全ての人よりスピードが遅い。 事態に慌てるがでも、脚が上がらない。太ももが動かない。ふくらはぎが僅かに動くのみ。攣ったとか、そんな高級なものではなくオーバーペースで露見した単なる自分の脚力不足、耐久力不足。

・基本的には追い抜かれまくり、たまにいる立ち止まっている人と、とぼとぼ歩いている人を追い抜かすことが出来る。しかもゆっくりと。そんなスピードでしかない。ああ、横を七十歳くらいのおじいさんがとことこ走ってゆく。
 「2時間10分くらいでいけるかねえ
 「もう少しかかるかもしれませんね。でもいいペースですよ
じいさん、横で颯爽と走る美人は誰だ、孫娘なのか愛人なのか?(どうでもいいだろそんなこと)。その二人にもあっさり抜かされた。一顧だにされなかった。あ、また抜かれた。

・まさかまさか、今さっきオレを追い抜いていったのは、序盤であっさりと追い抜かしたはずのぽっちゃりさんではなかろうか。気持ちは焦る。でも、脚動かないよ、あとどれだけあんだよ。あの遠くに見える橋の向こうかなあ。まだまだ先だなあ。

・正直に告白しよう。この段階では「走れない、だけど走りたい」なんて前向きなことなんてもう全く 考えていない。 考えられるすべてのランナーに追い抜かれ、心なんてとっくに折れている。
 「そろそろ少しくらい歩いてもいいんじゃないか」
 「少し立ち止まって休んでもいいんじゃないか」
 「もう止めてしまいたい」
 「オレはもう十分頑張った」
 「知り合いいないんだし」
 「立ち止まっても誰も見ちゃいないよ」

・頭を過ぎるのは、楽へ、楽へと逃げる方向ばかり。最後の最後の何か判らない矜持だけ。とりあえず止まることだけはしない。(本当は「歩くことだけはしない」と書きたかったが、この段階で普通に歩くくらいのスピードしか出ていなかったと思う。)


10/12/17
・ゲートをくぐったところで、腕時計のストップウォッチで計時を開始、ようやくコースに出る。回りにはまだランナーが沢山いる。河川敷コースなのだが、スタートしてしばらくはアスファルト。ただ人数に比べると道幅がそう広くはない。

・ハーフ2時間長の集団は、本当にペースがまちまち。速く走りたい人は、アスファルトから外れた草の上をびゅんびゅん走ってゆく。 おばちゃん集団はぺちゃぺちゃしゃべりながらゆっくりと走っているし、スタート段階から死にそうな形相で走るお兄さんもいる。本当にいろいろだ。

 「んー、なんか思ったよりペース遅いなあ」
  と、フクはその時勘違いした。そしてペースを上げた。

・1kmごとに掲示があるということだったが、あったのかもしれないけれどよく分からないポイントが多かった気がする。往路の表記より復路の表記を重視していたからか何なのか。ついでにいうと、km表記をみてもスピードのコントロールなんて出来ないのですよ。初心者だから。

・ペースを少し上げると、ゆっくり走る人を追い抜いていくことになる。スタート後、少し距離を踏んだ結果、なんのかんので人の固まりはばらけてきており、その隙間を縫って好調に走る。他にも同じくらい、もしくはもっと速く走って人々を追い抜く人たちもいる。アドレナリン分泌されまくり。ほっほー。快調快調♪ ちらりとみた時計では6分/キロペースくらい。走りながらその数字をフクは信じていなかった。

・そもそも実力的に、5キロ限定の時くらいしかこんなスピードは出ない筈なのだ。自分よりもっと速く走っている人が「2時間以上」の集団にこんなに沢山いるじゃないか。

・はっはっは。

・後から考えるに、脇道から追い抜いていくランナー、本来はもっと前からスタートすべきスピードのある実力ランナーなのだが、トイレ行列につかまるなどしてスタート時刻に間に合わなかっただけだったのだろう。この大会はグロスとネットのタイムが両方出る。彼らにしてもグロス順位ではなくゲートを出てからのネットタイムがあるから、何が何でも先頭からスタートということにしなかっただけなのだ。彼らに張り合おうなんて、百年早かったぜ<オレ HAHAHAHA! (この時に早く気付いて欲しかった)

・いやしかしなんというか、この段階は本当に快調だった。どたどた走るぽっちゃりさんを追い越し、ディズニーコスプレの姉ちゃんを追い越し、タイガースユニフォームのお兄さんたちを追い越し、どピンクでお揃いTシャツの集団を追い越し。たったったー、たったったー。行きましたよ。

・5kmほど走ったところ、なにか後ろの方から女性による声かけが聞こえてくる……と、何気なく振り返ると、Qちゃん! 実物! 本物! うあああ!  凄い速さで、だけど周囲のランナーみんなとタッチしながらぐいぐい追い付いて来るではありませんか。横を通る時に手を挙げたらタッチしてもらえました。 よっしゃパワー吸い取った貰った!

・レース後、某所でこのレースの感想を読むと、相当数の人がタッチしてもらっている様子。ランネットでのこの大会の得点の半分は実はQちゃんのおかげだったといってもあながち過言でもないような。

・そして、そんなワタクシも快調快調。たったったーですよ、はははん。……10キロまでは。

・なんかね、10キロ地点から足が急に重くなってきちゃったんです。10キロポイントで時計を見るとまだ58分。1時間経ってない! としかこの時は思わなかったんですが、これは5分台/キロでここまで走ってきたということ。間違いなく実力的にはオーバーペース。(と、後で考えると分かる)。

・10キロから、たった1.1キロ程度の折り返し地点まで、身体が明らかに重くなっている。息は上がっていないが、脚、特に太ももが全然上がらない。走ってはいるけれども、さっきまでの軽快ペースではない。なんとか周囲の集団についていていけるかどうか、というくらい。

・折り返し地点。うし、ぱしーんと、折り返しポイントのモニュメント(あれはなんという名前なのだろう)を軽く手で叩いてUターン。ここだけは良かった。一瞬だけ「やったね!」という気持ちになる。とにかく、こういうアクションを一度やってみたかったので単純に嬉しい。

・しかし。そこから輪を掛けて、脚ががくっっっっと動かなくなるのでありました……。


10/12/16
・ハーフマラソン、出走の巻。

・当日は秋晴れの良い天気。気温も暑すぎず、寒すぎず。マラソン日和というものが存在するならば、この天気しかないでしょう、というくらいの理想のお天気。こんな日に初ハーフを踏めるワシはシアワセじゃのう、と幸福をかみしめる。

・服装は練習時に近い。いつもの靴にいつもの靴下。長めのランニングパンツにして、ランニングタイツであるCW−Xは、今回は敢えて履かないという選択。上はランニング用の長袖Tシャツ一枚。帽子を被り、いつものiPodを装着。以上。家族や知り合いがいるでもなし、目立つための努力は一切放棄した。

・書いた通り、荷物を主催者に預け(受付時にゼッケンと同じナンバーが印された荷物タグが渡され、該当する荷物置き場にタグを付けた荷物を預ける。荷物置き場から荷物を持って出る時にタグとゼッケンを照合するという仕組み。一応、仮設テントで屋根は確保され、今回は天気が良かったけれども、これで悪天候だったら荷物はべしょべしょになる。次回からはゴ ミ袋クラスのビニール袋を用意しておくこと、と心にメモをする。(ゴミ袋に荷物を入れておけば雨から荷物が守れるでしょ)。

スタート地点は人が溢れている。 とはいっても、予想タイムハーフ2時間以上となると、基本的にはファンランレベル、そうそう殺気だってもいない。人と人の隙間で立ったまま邪魔にならないようストレッチ。

・フルマラソン5千人、ハーフマラソン7千人。それが一斉スタートだ。考えるだに恐ろしいのだが、その場所にいたんですね、オレ。後ろの方の行列のなかの一人と化していた。

「おい、もうそろそろ9時過ぎたんじゃね」
「確かにそうだよなあ」
「スタートしてんのか、前の方」
「人の頭ばかりで全然見えない」
「ま、待ってりゃ動くよ」

・ということで、少しばかりその場で足踏み。数分後、少しずつ前の方に移動してゆく。スタート地点にある壇上にはゲストランナーのQちゃんが! 「Qちゃん!」「Qちゃーん」お姉さんからの黄色い声、さらにおっさんのどら声も響く。ただ、さすがにそこで立ち止まって写真撮影とかいう不心得者はおらず、まあぼちぼちとスタート地点と思しき鉄枠ゲートを越えた。ん

が、問題が無かったのは実はココまで。レースになるとフクは天国と、そして地獄をみることになる。


10/12/14
・そんなこんなで該当週になってしまいました。

   11月7日(日)  第14回大阪・淀川市民マラソン ・ちなみに、この翌週には同じ淀川沿いで別のリバーサイドマラソンもあり、そちらも含め距離がいろいろあって幅広い選択の余地があります。さて、今回で第14回目だというこのマラソン、今回は守口市スタートとなっているが、前年までは枚方公園近くがスタート地点となっていたそうで、今回はスタート場所を変更、さらに人数もフルとハーフを合わせて参加人数1万4千余人という巨大マラソン大会となっている。

・「おもてなし日本一をめざす」というキャッチコピー、心意気は良し。――とはいってもさすがに施設のキャパに対して参加人数が多すぎというところは(少なくとも今回は)否めない感じ。

ハーフマラソンを迎えて、どこのサイトや本や案内を見ても書いている通り、前日に、翌日に疲れの残るような運動は行ってはならない、という約束を守る。前日はほとんど軽め、ウォーキ ングのみで練習せず。前日に30kmとか走り込んじゃう人とか本当にいるのかしらん。

・そしてその前日。別に午前中は所用があっただが午後に少し時間が出来た。なので大会本部が強く推奨しているらしい「前日受付」に出向いてみた。結果としてこれは大正解。あなたがマラソンのレース初心者(初めてとか)で、そのレースに「大会前日受付」がある場合、往復の電車代が前日当日ダブルで掛かるというコストはかかるものの、これは絶対行っておいた方が良い。なぜならなぜなら、そ・れ・は。

(1)スタート地点とその周辺の下見ができる
 ・これは凄く重要。特に今回はその一万四千人が一斉スタートという段取りであったこともあって当日の会場は人・人・人で溢れまくり。これが下見していなければ、どういう段取りでどう回ってというのがパニックになるところだった。自分のスタート地点はどのあたりか、どの行列がトイレなのか荷物預かりなのか分かっているだけでだいぶ余裕が違う。

(2)当日、少し余裕をもって会場入りできる
 ・案内によると、発走が9時に対して、出走の受付は7時〜8時まで。狙ったわけではないが、ワタクシが今回会場入りした時刻は8時半。電車も空いていたし(それでも同輩は沢山いたが)、ゼッケンが既に胸についているという状態で会場入りするのは気持ちラク。同じ電車には受付が済んでいなくて(つまり遅刻)気が気じゃないという人もきっといたと思う。

(3)迷わない
 ・受付は前日済、トイレは実は念のために行っておきたかったのだけれど長大な行列を見て断念。念のため来る途中に乗換駅で小用を済ませていたのが偶然にも正解だった。なので、必要事項は着替え、(一人で行ったので)荷物預けの二点のみ。どのテントかは分かっていたので、さっさと着替え、既に長大化していた荷物預けの列に並ぶ。多少ここでも段取りが今ひとつでいらっとしないでもなかったけれど、なんとかスタート時間前に預け入れ終了出来た。さらにスタート地点にも迷わない。

・「ハーフ(予想タイム)2時間以上」の列はあまりに大雑把すぎて長蛇の列、どこに並ぼうが関係ない状態ではあったけれど。せめて2時間半と3時間以上は括っても良かったんじゃないかと。

・恐らく前日受付をしていなかったら、もっと早くに行ってスタートまで基本的にずっと行列という状態になっていたことは想像に難くない。いやあ、良かった良かった。レースを走る前から勝った気分満々 (もちろんこれは単なる勘違いであることを後から思い知るのだが)。


10/12/12
・まあ、そんなこんなもありながら、目標も定まり、あとは本番(ハーフマラソン)に向けて練習、練習。

・基本的に、土日の二日を使ってトータルで20km前後(土曜日10km、日曜日10kmとか、土曜日に15kmだったら日曜日は5kmとか)、あと平日にできるだけ一日、4〜5kmを入れるというペース。こうやって書くと真面目に練習に取り組んでいるようだけれども、これが苦行ではなく楽しく感じられていたのも事実。単純に走るのは、楽しいのだ。

・リーマンとして当たり前に仕事があるので、平日ランは細心の注意を払う。というのは、走ったあとこれは今でもだが気持ちよく疲れてしまう結果、眠くなってしまうのだ。自由業ならいざしらず、一応は平日は勤め人の身、いい歳をこいて勤務先でうとうとっという訳にはいかない。なので、眠くなっても大丈夫な日をセレクト(って、問題はそんな日がそうそうある訳がないことなのだが)。

・特段に大きな変化もないまま、上記の練習をおおよそ繰り返したところで11月の頭に突入。ついに、ハーフマラソンにフクが挑戦する日がとうとうやって来てしまいました。

・さて、結末からいうと、第14回大阪・淀川市民マラソン。この大会のハーフの部は何とか(本当に、嘘偽り無く「なんとか」)完走することが出来ました。

・今年の2月頃から本格的に走り出した初心者ランナーとしては上出来の結果ということもできましょうが、初心者ならではの失敗も多数。なんか釈然としないというか、まあ、マラソンのレース本番というものがどういうものか、ハーフとはいえ感じることができたことは収穫だといえましょう。喜国雅彦さんに、東京マラソン当選をお知らせした時に舞い上がってしまいマラソンのアドバイスを求め時のこと。返信に、「アドバイスはいくらでもしてあげることは出来るが、実際に走ってみることが一番のアドバイスだ(大意)」のコメントを頂いていて、その意味について身を以て知ったともいえる経験。

・百聞は一見に如かず。昔の人はうまいこと言った。拍手。


10/12/09
・そうだった。あれは2010年の真夏から少し経ったある日のこと。

・……そろそろ日記の時系列的に、あの屈辱の日のことを書かねばなるまい。

・それは人間ドックから始まった、というかそのままなのだが。いろいろ事情があり、フクはここ数年、定期健診を人間ドックで代替している。会社からは一年にだいたい一度と指定されていて、最初に受けたのが9月の頭だった関係で、8月の終わりから9月頭に半日少しかかる人間ドックを受診している。人間ドックというとあれだ。前の日からの絶食だ。この夏の真っ盛り、水分も摂るなとかいわれるとそのプレッシャーは凄まじい。そしてコンクリート色した謎物質・バリウムを飲んで人間の尊厳抜きにぐるぐる回転させられるあれである。

・いや、ここで、バリウム関連の話を書くつもりはない。あの白い炭酸粉末、げっぷするなと釘を刺された瞬間にぼほっと喉の奥が開いてしまうとか、診療後、バリウムがあまりに直ぐ排出される体質なので、お腹を抱きかかえたまま診療所のトイレの前からしばらく移動ができないとか、そういう話をしたいのではない。

・アラフォー(正確にはオーバーフォーティだな)なので、メタボ健診があるのだ。体重計に乗る。身長を測る。医師の問診。それ自体はどうってことのない検査。――のはずだった。

「あらら、フクさん(医者からはフクさんとは呼ばれんが、まあ便宜上)、前回まで標準の上限ぎりぎりだったのに」
「はあ」
「体重、増えているよ。これは数値的には十分メタボだから
「えええええっ! こんなに。毎週末、これだけ走っているんですよ!」(と、事前アンケートをばんばん叩く)
「でも、身長と体重のバランスからすると、これは駄目だねえ。め、た、ぼ、と」(とボールペンで何か書いている)。
「いやいやいや、それはきっと余計な脂肪が落ちて筋肉がついたからですよ。なんたってランナーですからっ! キリッ
(MRIで撮影したフクの身体の断面をマウスでごろごろ動かしながら)「このお腹回りの脂肪の付き方、ほとんど女性みたいだよ、あっはっは。 (聞いちゃいねえ) 背中側にも脂肪があるし、そもそも内臓脂肪もやばいねえ。脂肪肝まであと少し。ふーん、運動はしているみたいだね。でもね、数字は数字。これはメタボ。もっと体重を落とさないと」
「……はい」(屈辱のあまり身体が震えている。歯をぎりぎりいわす)

・確かに。確かにだ。前回測定の数字(受診時は気にすらしていなかった)より、改めて確認すると体重は1.5kgくらい増えていた。しかし、しかしですよ、お姉さん。 この段階で月に100km近く走っていながら、この仕打ちはないと思いませんかぁ。♪うふっふー

・しかし改めて思った。

臥薪嘗胆。今にみてろよオレだって。

・あの、ほがらかな医者と横でにこにこ微笑んでいたかわいらしい看護師さん、あんたらまとめて地獄に送ってやる見返してやるぅ! あとで吠え面かくなよぉぉぉ!

・と、泣きながら(そしてたっぷんたっぷんお腹の贅肉を揺らしながら)診療所から走り去るのでした。ちゃんちゃん。大きな診療所なので、どんなに頑張っても次回はきっと別の医者+看護師さんのコンビに当たるんだろうなあ。


10/11/23
・足を痛めてから二ヶ月弱(この時期7〜8月をイメージ下さい)。6月から、これも週末だけだけれども、前半は7kmくらい、後半は10kmくらい走れるようになってきた。続いて7月に入ってのだましだましの練習距離を伸ばしてゆく。平日に仕事の妨げにならない程度に5kmを一回入れて、週末はどちらかで10km+α、その反対で数km、土日合わせて20km弱くらい走る。足自体は完全に復調したといっても良いかと思う。

そこで奥さん、アレですよ。

・3月に悩みすぎて、最後のボタンをポチっと出来ないまま、うだうだうじうじしていた結果、諦めざるを得なかったけれども、近々始まる秋に向けてそろそろレースを見据えても罰は当たらないだろうと、一人で物色。そもそも秋のレースであれば、初夏の段階で決め打ちしておかないと、出走の枠があっという間に埋まってしまうのだ。自分みたいな人間がレースに出ようとか考えるわけで、そりゃやっぱりマラソンはブームなんでしょう。

・この2010年段階はまだ早い者勝ちだけれども、このブームが二〜三年とか継続すると、人気レースは抽選出走が当たり前になっちゃう可能性も否定できない。いずれにせよ、この段階であっても躊躇しているうちにするすると枠が埋まってしまうのですよ。

・この段階で、幾つか選択肢はあるもののフルマラソンはまだまだまだまだまーだ無理。(夏頃の実感としては正直なところ)10Kmはよっぽど調子が悪くなければ完走する距離だと自信はあるが、下手にタイム勝負に引き込まれるのもまた嫌だ。キラーーン! やはりここはハーフマラソンに挑戦? と考え込んだ7月頭。

・今度はあっさりボタンを押す。ついに申し込みました。ハーフマラソン。

・申込時点から約三ヶ月先、11月7日(日)に行われる第14回大阪・淀川市民マラソン

・決め手は幾つかあって、まず、比較的近所で開催される大会であること。朝、普通に電車で移動すれば会場到着が可能だ。そして何より、フル8時間、ハーフ4時間という制限時間のゆるさが初心者には大いに魅力。自動車や歩行者の交通制限をしなくて良い河川敷コースならではのメリットですね。ただ、いろいろ調べてみると、過去の大会では足下が砂利や芝生になるとか、狭い場所がとか指摘されている。ただ、多少の問題点はどんなマラソン大会にだってあるものでしょう。それにうじうじしていたらいつまでたっても参加できない。

・ハガキを出すのもあれなので、RUNNETに自分を登録。早速申し込み。クレジットカードを使って入金を済ませる。レースは始まってすらいないのだが、何かひとつ自分がステージを登った気がする

・(実際にあった会話)
  「フクさん、最近熱心に走ってるみたいですね。何かレースにでも出るんですか?」
  「はあ、一応、年内に一度ハーフマラソンに挑戦する予定です
  「ほう、そうですか。頑張って下さいね」

・(別にどうということはない、こんな会話のあと、でもやっぱり思わず心の中でガッツポーズ。こ・う・い・う・台詞がずっと言ってみたかった、のよ)へへへっ。


10/11/22
・いい加減リアルでは寒風も吹いていることだし、夏についてはまとめに入ろう。

・暑かろう寒かろう季節に関係なく、遠征とかでなく家から普通のトレーニング時に持参しているものリストが下記である。

  ・小銭(ドリンク購入・その他用)
  ・プリペイドカード(スルッとKANSAI)1,000円分 1枚
  ・バンドエイド数枚
  ・千円札1枚
  ・ポケットティッシュ
  ・タオルハンカチ
  ・飴(1〜2個)
  ・家の鍵
  ・音楽セット(iPodとヘッドフォン)

・おお、書き出すとけっこう大荷物なんかなあ。小銭はドリンクを外で買うのに必要だ。あと、神社に寄った時のお賽銭にもなる。プリペイドカード。首都圏は絶滅したのかな? 関西ではまだ私鉄系(JRもあるけど)プリペイドカードもICカードと併用されて普通に現役。これは一方通行、行ったきりランの時の帰宅用。フルマラソン分走ったとしても千円あれば帰ってくることができる。バンドエイドは擦り切れとか対策。千円札もまあ、お守りみたいなもので小銭が尽きた時用。ポケットティッシュはアームバンドに突っ込んでいる。なんといってもこれは鼻紙ではなく、緊急トイレ用である。これがあると無いとで安心感が全然違う。タオルハンカチはいろいろ紆余曲折あった汗拭き用に落ち着いた先。鍵と音楽セットは特に追加コメントは無いです。

・特に夏だが、どのシーズンにもいえるのは、走ると汗をかくということ。夏はどばどば、冬はじっとり。 やはり夏。ランニングパンツのポケットのなかはびしょ濡れ。腕に装着した音楽用ポーチにすら汗が染み込み中はべちゃべちゃになる。この時、千円札と、ポケットティッシュ、それにバンドエイドなど、紙製グッズが悲惨になるであろうことはご想像の通り。汗でぐしょぬれになった千円札は、乾かすと大きさと手触りが変わってしまいました。ごわごわ。まるで偽札。これで捕まったらアホだよなあ、と思いつつ、しっかりコンビニで気の弱そうな兄さん相手に渡してしまいました。いや、どこからどうしようと正真正銘の日本銀行券、何を恥ずることがあろうか、いやない。

・小銭にしても、汗でべちょべちょなので、さらに汗でべちょべちょの手でコンビニ店員さんにお金を渡そうとして、すごく嫌な顔をされたのも一度や二度ではない。だが、これもランナーの宿命。仕方ないと半ば諦めていた。

・……のだが、いいものを見つけた。ジップで口を止められるビニール小袋。 百円ショップとかで売っている小さな袋だ。写真。(判るって)


・これを三つ用意して。一つに小銭。これはもう財布代わり。あとの一つに、プリペイドカードと千円札とバンドエイド。最後の一つはポケットティッシュを丸めて突っ込んで、そのままiPodを入れているアームバンドに入れておく。汗濡れ対策、これにて完了。これはかなりいいです。一旦セットしたらばらけないので、ランニング終了後、取り出して軽く乾かしがてら置いておけば、そのまま次のランニング時にポケット入れられる。

・何? 真夏の紫外線対策? そりゃもうばっちりですよ。 明るくなったら走るのを速やかに止めるから。

・さて。バカは放っておいてランニングの本筋に戻りましょう(バカとはなんだ、バカとは!)。


10/11/19
・さてスポーツドリンク。ドラッグストアで買うと安いが、ワタクシの走る夏場の早朝という時間帯、店は開いておらず、コンビニか自動販売機しか相手にしてくれない。そして、そんな場所で販売されているスポーツドリンクはだいたい150円。

・しかーし。いろいろな道路を走っていると「100円!」とか「Price Down!」とか大書された自動販売機がしばしば目に付く。あまりメジャーではないブランドの商品が入った自販機で、その置かれた地域内部での競争が激しいところ(多少想像も入る)。ああ、こんなところにもデフレの時代の波が! でも嬉しい!

・普通は缶ジュースが100円で、ペットボトル飲料は130円とかの値付けなのだが、稀にペットボトルも100円で販売している自販機があったりする。当然コカ・コーラとかのメジャーどころではなく、関西だと○ンガリアだとか、チェ○オちょっとなんというか、あれな飲料会社。ただ、スポーツドリンクという意味ではそれほど味に遜色ある訳ではないし、下手すると大手のものより美味しかったりする。

・ということで、喉がめちゃくちゃ渇いて、かつ150円を余裕で持っているにもかかわらず、コンビニをスルーして自動販売機を探すようになってしまう。飽きないよう新しい街を走ることが多いのでそんな安売り自動販売機がどこにあるか分からないままうろうろ。自動販売機前を通るたびに「150円、論外」「130円、もう一声」 「110円、そこまでするなら100円にしてよ」「150円、また戻ったああもう!」とか思う訳ですね。そうして喉が渇いてから何キロも走ってようやく探し求めていた自販機ちゃんと巡り会うのです。「ペットボトルのスポーツドリンク100円!」心の中でガッツポーズ、やったやった。今日もオレの勝ちだぜへっへっへ、お嬢さん可愛がってやるぜよ。へへへ。

・しかーし、そのオレ様の嬉しい気持ちの前に立ちはだかる「売り切れ」の赤い文字。嗚呼、この切ない拒絶は一体。いやん。

・どうせね、結局ね、そりゃね、みんな考えるのは同じことなんでしょうよ、このクソ暑いさなか、どうせ水分補給するなら安くあげたいという気持ちはね。

・ま、何がいいたいかというと、貴方の住む場所がある程度都会で、公園で水分補給ができないのであれば外でペットボトルを買うことが意外と有効かもしれませんよ。以上。  (これだけ書いて結論はそれだけ?)


10/11/15
・最初はエビアンの小さい方のペットボトルを利用。ボトルに水を満たし、短パンのポケットに突っ込んで出発。 家を出た瞬間から水を持っているという安心感が意外と大きく、まさにランニングコスト(素晴らしいダジャレだ!)として発生する費用もタダ同然。

・しかし当然ながらデメリットもそれなりにあり。まずはバランス。当然ランニングパンツは片下リ。 どんなにランニングパンツのヒモをきつく縛っても、走るたびに「ずりっ」「ずりっ」というかんじでパンツが微妙に引っ張られていくような違和感(当然、違和感を感じるのは下半身の一部も同様であるわけで)が続く。また、太もも上で常にペットボトルが 暖められているので、最初にどんなに冷たい水を入れておいても、徐々に温もって人肌にまで温度上昇してしまう。草鞋(わらじ)やぬる燗じゃないんだから人肌で暖めてどうすんだ。

・さらにボトル半分くらいまで飲んで、また走った時、ぽちゃぽちゃと音がするし、中身は泡立つし。――ポケット&ペットボトルは却下。

・液体が駄目なら固体はどうだ。次は当然、水を凍らしてみますよね。(本来はやっては駄目なのかもしれないが、あくまで自己責任で)エビアンの小さい方のペットボトルを氷結させちゃいましょう。

・――こちらはむしろデメリットだらけでした。ポケットに入れていると太もも上が冷たくなりすぎて大変なことになってしまうのと、飲みたい時に意外と氷が溶けていないこと、さらにはペットボトル内に隙間が空いた状態で走るとがっこんがっこん激しい音を立てること。――凍らすのも駄目でした。

・その次にやったのは……、ペットボトル握りしめラン。 暑い盛りに走っていると、手にペットボトルをつかんだまま走っている人、けっこう見ますよね。暑くなり始めた当初は、なんであんなに不格好なことやっているだろう? と常々疑問に思っていたのですが。まさか、オレがそうなっちゃうとは!

・でもね、ウエストポーチとかランニング系バッグを持たない前提で飲み物を持参しようとすると、どうしようもないのです。それに、暑いさなかに水分補給を一度に500mlとか一気飲みする人は普通いません。やっても構わないでしょうが、あっという間にバテバテになること間違い無し。水分は摂取しなけりゃ駄目だし、だけど一度に採る量も100mlとか200mlとか(確か)がいいといわれている。なので、500mlのペットボトルだと中身が確実に余る。

・ただ、暫く走ればまた水分が必要になることは分かっている訳で、コンビニで買おうが自販機で買おうが、家から持って出ようが、ポケットにいれない場合はずっと手に持ち続けるしかないのです! 嗚呼!

・となると、最初に喉が渇くまでわざわざ家から飲み物を持って行く必要は無かった! 多少お金がかかるとはいっても150円とかそんなのじゃないですか。大のおとなが格好悪い思いしてまで節約する金額じゃない。タバコも止めたし、それくらいの小銭は捻出できる! ということで、走っている途中、買える場所を見つけてスポーツドリンクを購入する戦略に変更した。


10/11/12
水分補給の巻。 (元千葉のFWで現在はロシアリーグにいる選手とは一切関係はない。名古屋にいる弟も……もうええっちゅうねん)。生暖かくしてごめんなさい。

・先に。結局、この夏はランニング用のウエストポーチをさんざん店で眺めてはみたけれども購入はしなかった。「コレ!」という気に入ったものが結局見つからんかったこともあるのだけれども、むしろなんとなく気恥ずかしいというか、なんというか、ワタクシがこの夏に走っていた程度の距離、つまりは5kmや10kmのことで、ウエストポーチに専用水筒、もしくはペットボトルというのは大げさで、かつ格好付けすぎているような気がしたから。 実際問題、ランニングで誰がどれだけ走っているかなんて、当人以外に分かるわけないので別に気にする必要あらへん、というのが本当は正解。なのでもちろん、ウエストポーチをお持ちの方はどうぞ存分にお使い下さい。ワタクシからのコメントは特にございません。

・で、だ、そう、水分補給。ならばワタクシはどうしたのかといいますとですねえ……(遠い目)。

・まあ、水なんて味や水質にこだわらないならば、治安はとにかくそこそこ都会でもあるA市のこと、どうとでもなると最初は思っていましたよ。そこいらの公共施設には水道もあるだろうしそこいらの公園には水飲み場もあるからそこで水分キャッチボール(それは捕球)補給すればオッケーだと簡単に思っていた。けれども、残念っ! ワタクシの住んでいるのはA市だった!

・週末の昼間なら遊びに来たこともある見知った公園の水飲み場。早朝ランの途中、「み、みず……」ふらふらになって公園にたどり着くと先客がいた! 何してんの一体――? あ、歯、磨いてる! 見なかったことにしよう……。

・――そう、それから思い知ることになる。歯磨きくらいなら実はまだマシで、時間帯によっては半裸で身体洗っている人だとか、頭をシャンプーしているおっさんだとか、拾ってきた空き缶を濯いでいるおばはんだとか。公園の水道活用の凄まじさを。「やめれ! そこは子供たちが日中は水を飲んだりするところだ!」……などとも言えず。すごすご。

・公園での水補給は(ワタクシが通るルートでは)基本的に諦めなければなるまい。(例外は神社の手水舎。ただそういう時は必ずお参りもするので時間的にロス発生)。

・外の水道を前提としていたままでは水分補給がままならない。それならば、と、家から水分を持参することにした。(緊縛! 次号に続く。うそ、間違えた?)


10/11/10
・東京マラソン当選というのは非常に嬉しい知らせであることは間違いない。だが改めてきちんと考えてみるに、フクのマラソン長期計画(2010〜2011年版)によると、あくまでこれはボーナスステージ。むしろ、ゴール手前にて突如現れたラスボスといったものなのだ。

・マラソンを志してたった一年、メタボ、アラフォー、運動苦手という三重苦を背負ったランナーが、本当にフルマラソンを完走できるのか? 自分の身体を使った実験に近い。42.195km。時速40kmで走る車が1時間かけてもまだ届かない距離。そもそも、その長期計画では、この東京マラソンは当然落選して、フルマラソンデビューは来シーズンにする予定だった。

・粉もんカーボローディングとか謎めいた前夜祭があるらしい「大阪マラソン2011」(10/30)ないし、あの「はばタン」が引き続きマスコットキャラをつとめ、給水所では神戸スイーツが振る舞われるらしい「神戸マラソン2011」(11/20)、どちらも抽選で駄目なら、そのあいだで開催される「大阪・淀川市民マラソン」(11/6)。どれかでフルマラソンを完走というのが本来のプラン。

・東京、もちろん完走目指します。が、最悪リタイアとなったとしても、それを糧にリベンジをすればいいや。

・そんなに必死にやってもいいことないって。たぶん。

・……東マラを落選した人に申し訳ないと書いたけれども、申し訳ない気持ちでペースを乱すのはやっぱり良くない。ベストは尽くしてもマイペースで行こう。

・以上、自分を追い込みかかっていたので、心を楽にするために呟いてみました。

・さて、書きかけていた夏マラソン、夏のトレーニングについての雑文の続きをようやく開始。

・何を持ってゆくか。

・全てのランニング本、ランニング系Webサイト、道端の落書きに至るまでどこにでも書いてあるのが夏場の水分補給。 (ちなみに別に夏場でなくとも水分補給は必要ですよもちろん)しかし、やはり夏ランを行う限り、この水分補給は永遠の課題であるといっても過言ではないだろう。

・ばあちゃんは言っていた(水嶋ヒロ)。5km過ぎたら飲め、10kmでも飲め、15km飲め、あいだの12.5kmでも飲んどけ、喉の渇きを意識する前に飲め、水を飲め、スポーツ飲料を飲め、スポーツ飲料は濃すぎるから水で割れ、レモン水、塩水、塩茶、飲め飲め。喉が渇いていなくても飲め、渇いたら当然もっと飲め。飲め飲め飲め! フクさんのちょっといいとこ見てみたい!  それ一気! 一気! 水は飲め飲め、飲む〜ならば……。書いていて恥ずかしくなってきたし、きりがないので止めておくが、まあ、控え目に書くと(どこがや)こんな感じだ。

・まあ、冗談交じりに書いたが熱中症は恐ろしいし、健康目的のランナーが脱水症状で倒れては元も子もない。実際問題、このところの夏の暑さはランナーにとっては凶器に等しいものがありましたですよ、はい。そこで水分補給。なのだが。(緊迫! 次号に続く!)


10/11/08
・次回、何を持ってゆくか。

・などと予告したまま三週間放り出して寒さも深まるなか皆さんいかがお過ごしでしょうか。

・本サイトのトップにも書いたうえ、喜国雅彦さんからも御紹介頂きましたのでお気付きの方はお気付きだと思います。落選は当然と考えて洒落で申し込んでいた、東京マラソン2011に、フクが当選してしまいました。

・国内外のフルマラソンを何度も走り、あとは東京マラソンさえ走れれば「上がり」という準備万端ランナーさんが多数いることは知っています。なので落選された方には大変申し訳ありません。「当選してしまい」という言葉が形容する通り、素直に嬉しい反面、「一年早いかも……」という気持ちも正直無くもない。だってこの↓日記↓を辿ればお判りの通り、今年の東京マラソン2010開催前後、フクは喜国さんの『東マラ』を読んで目をうるうるさせて感動していただけで、ランナーといえるかどうかすら微妙な存在でしたから。

・一体全体どういう神様の悪戯。しかし、これもまた運命(♪じゃじゃじゃじゃーん)なのでしょう。当たり前ですが、このサイトのことを備考欄に書くような恥ずかしいマネはしていません。こいつなら面白可笑しく東京マラソンを宣伝してくれそうだ、へっへっへという神様は多分いないでしょう。そもそも応募は本名だから、このサイトとは普通には繋がらない、関係ない。くじ引きの神様による、純然たる偶然の結果。

・強いていうならば関西からの参加ということで多少なりとも東京への経済効果が期待できるってその程度? ま、考えても仕方ない。練習しまくって本番に備えるだけだ。『東京マラソンを走りたい』のように走りたい! が実現できる日がこんなに早く来るなんて。 そして著者である喜国雅彦さんと一緒に(三万人のなかの二人としてだけど)東マラを走れるなんて(うるうる)。僕がうら若く美しい女性とかでなくて、大変申し訳ないです。>喜国さん

・次回こそ、夏のランニングに何を持っていくかについて詳しく(の予定)。


10/10/17
・もう10月なのに何を書いているのだろう、という気もしますが、今年の夏は暑かった。去年も暑かったけれど、きっと来年も再来年も暑いことはそう間違いない。地球は温暖化し、日本は亜熱帯の気候となる。いずれ日本で四季が残るのは北海道だけ、という話もありますしね。しかし。暑いからといってランニングは止められない。止めてもいいのだが、止めるとその分身体がなまるだけだし、秋〜冬シーズンにレースのある人なんかは、当然夏場から走り込んでおく必要がある(らしい)。

・暑い暑い夏。ランニングのために避暑地に赴けるブルジョワジーの方々は放っておいて、日本の暑い夏を走るにあたり、考えついたこと実践したこと(2010年版)。医学的知識には欠けるので、信じて真似してひどいことになったという苦情は受け付けられません。

・まず、いつ走るか

ランニングは厳しいスポーツだから炎天下……なんかに走ったら家を出て三歩で干涸らびてしまう。では日が暮れてから? しかし、お日様がちょっと隠れた程度では気温はなかなか下がらない。ある程度走れる気温に下がるのを待っていたら深夜になってしまう――。ということで、結論は、超早朝。 早朝に定義があるのかどうかは知らないが、普通の意味での朝6時とかではもう全然駄目。その瞬間は多少マシかもしれないけれど、そこから日が昇るにつれ気温は急上昇↑! 多少の「朝」の時間帯では日中走るより少しマシな程度。春秋の日中の方がまだ涼しいぞ。ということで、さらに早く起きてみた。起床が朝の3時半〜4時くらい。外は真っ暗というよりもお星様がキラキラしています。着替えて軽い準備運動をして家を出るのがその30分後。うちの地域ではだいたい1時間程度は暗いなかを走ることが出来る。

・その4時台でも夏場に関していうと、色々な人がうろうろしている。そりゃ朝帰りらしいお兄さんや、物陰で抱き合うカップルなんかも目撃したけれど、荷出しなどその時間だから働いている人、そして警察など街の治安を守る人と共に、小生と同じようなランニング族や、ウォーキング族、犬の散歩族などが同じ時間帯に活動をしているのだ。

・ただ、真面目に気をつけたいのはどうしても暗い以上、周囲からの視認性も低いため、再帰反射する素材など身に付けておかないと危ないです。あまり車も人もいないので、車や自転車が猛スピードを出す傾向あり。

続いて、どんな格好をするのか

・短パンにTシャツというシンプルな服装も確かにあり。ただ、肌を多く露出させていると日差しが当たってキツイ。そこでTシャツ(ランニング用の汗を蒸発させ易いタイプ)の半袖を長袖にしてみた。気化熱での汗の蒸発具合が半袖に僅かに劣るものの、日焼けは防げる。

・そして首筋にずっとタオルを掛けていた。これはかなりずっとランニングを始めた初期からクセになっていたのだけれど、このタオルは首筋を紫外線から守る役割と汗拭きの役割を兼ねて一石二鳥……の筈だった。 ある日、ランニングが終わって気付いた。タオルが汗に濡れてびしょびしょ。よくよく考えると首筋の汗を吸い取っており、ぐっしょり。つまりは当初の役割として期待していた「汗拭き」にはランニングの中途から全く役に立っていないということだ。更に、タオルがぐっしょり水を吸った状態、これが意外と重いのですよ。その重いタオルを背負って走ることに意味があるのか。――いろいろ考える前に「タオル無し」で走ってみる。顔面に汗、ああ、目に入って痛い! ここでタオル――じゃなくて、長袖シャツの袖口で拭いました。リストバンドだとかでも代替できるかもだが、小生は試していない。とりあえずタオルは諦めた。


10/10/16
・で、ランニングタイツ・CW−Xの感想。どこかでみた感想とも被るように思われるのだけれど、CW−Xだろうが、他社品であろうが、結局のところはタイツの亜種であるからして、まず履くのと脱ぐのが大変。(1)正しい方向にタイツを床にまずセット。そのうえでくしゃくしゃっとまとめてしまって、まず最初に足首を先にくぐらせる。ここでの方向が非常に重要。ここでCW−Xの向きを違えたまま履いてしまうと変なところが締め付けられて、大変なことになってしまいます。(2)そこから順にふくらはぎ、膝、と方向をまたまたここで改めて確認しつつ、少しずつ引っ張って履いてゆく。さらに太もも、腰という順で装着。まあ、ハムのなかの肉になったと思えばいいでしょう。(例えが正解じゃない) 探偵小説的にいうならば、朝山蜻一の小説世界を体験できるという(普通そんな形容詞使わねーよ)。

・履きおわってまず、膝を曲げてみる。なんというか自動的に動くというか、びよーんというか、足が動きやすいように方向に輪ゴムがセットされたような感覚。皮一枚筋肉が増えたという形容詞が多いのだけれど、個人的には重量と逆らうようにゴム紐(ないし伸縮自在のテーピング)で助けて貰っているといった感じの方が近いかも。戻す時は力ではなく、引力で戻ると。この結果、二三歩足踏みすると、降ろした脚が、ほとんど力を入れずとも跳ね返るような気がする。もしかするとこれで早く走れるようになったかな。ワクワク。

・そして、おそるおそる外に出てみる。最初に走った瞬間、これは誰でも恐らく感動します。 とにかく脚が軽い。韋駄天走り? 雲の上を走っているかのような感覚。脚を上げるのも戻すのも自分の力以下で動かせちゃう。

・――ただ、暫く走っているうちに、その状態に慣れちゃいます。間違いなく。慣れてしまえば、何も付けてないランニングと感覚としては変わらなくなってしまう。が、実際はタイムとか持久力までしっかり比べれば多少違いがあるはず。(このあたりは個人レベルでは証明も説明もできません)

・そして、疲れないという点についてはは微妙。多少楽な気がするとはいっても電動アシストがついた訳ではなし、最終的に普通に走るのと同じくらい疲れは出る。多少は疲れるまでの時間が延びるくらいの効果はあっているのかもしれない。恐らく、その差はきちんとしたフォームで長距離を走る方であればあるほど出るような気が。

・実際の性能とは直接関係ない話も一つ。走っている時はそのままで気にならないのだけれど、ふと立ち止まった時に街中だとちょっと気恥ずかしい。それほど速くも長くも走れる訳でないのに、ナルシストっぽいこのぱっつんぱっつん、男のレオタード。 ああっ。視線が自分に集中しているようでいやーん! ……とまではゆかないけれど、お尻から股間までラインがぴったりというのはやはり人目にはさらしたくないところ。女性なら尚更でしょうが。

・最初はこのタイツを履いたままアウター無しに走っていたのですが、結局他人の視線に耐えるだけの根性がないので、タイツの上から短パンを履くようになりました。見ているとランニングタイツだけで走っている人も少なくないのだけれど。だけど。

・またこれまた現在のところ、タイツはLSDクラスの長距離走、自分のなかで10Km以上走ると決めた時のみ引っ張り出しています。ちょっとしたランニングから何からランニング時に毎回毎回履くものではないような気がします。まだいつか分からない本番を前にして破れたりしたら精神的に、と懐(フトコロ)的にダメージを受ける値段でもありますしねえ。


10/10/04
・さて、ランのお話。日記の方が中断していましたが、一応は、多少走れるようになっていますよ。(10月現在)近畿地方でも、大阪マラソン、神戸マラソンと次々と来年の実施日が発表されるようになっているようですし、その頃にはフルが走れる身体(体重が減って筋肉が増える)になっている予定。いやなっていたい。なっているといいな。なっていなかったらどうしよう。難しいかも知れない。ああ、もう駄目だ。どよーん。

・――怪我したあと、痛みが引いてきたことを確認しつつ、おっかなびっくりそろりそろりとランを再開。5月の後半から週末に3kmとか、5kmとか。できるだけ脚に負担がかからないように最初は少し早めに歩くくらい。

・ゆっくりゆっくり。週末に走ったら、平日は静かに足の疲れを回復させるため、しっかり一週間何もせずに休んで次の週末へ。気持ちとしては、怪我していたあいだトレーニングを休んでいたわけで、そのあいだのブランクを取り戻したい! という強烈な焦りはあるのだけれど、特に目標となるレース日程が決まっているわけでなし、その点について心理的にも余裕があったことは良かった。恐らく、ここで焦ってオーバートレーニングしてしまうと、今度は回復不可能な痛み方をした可能性もあった訳で。

・もう一つ。一ヶ月休んでいて気付いたのだけれど、いつの間にか、季節が完全に違っちゃっている。初夏から2010年、記録的に暑い暑い夏へ。夏走りについては後でもう少しまとめて書くことになるでしょう。

・膝を痛めていたあいだであっても、物欲魔神が時折顔を出してくる。なかでも、やっちゃったと思ったのはCW−Xだ。下着の先端メーカー(こういう言い方は普通しないか)ワコールが開発して話題を呼んだスポーツタイツ。あのイチローとかが履いているアレである。これは『東京マラソンを走りたい』でも言及があったし、河川敷クラスのランニングであっても、実際に着用している人を見かけたりして、当然その存在は知っていた。しかしまだまだワタシは初心者、自分自身がこの手のグッズを購入するのはまだ先だと思っていた。で、何が魔神を刺激したかというと「ランニング時に膝をサポート」という言葉。 あっさり敗北。「お、今のオレのためにあるわけね」とか思っちゃったし。

・購入したのはエキスパートモデル。(エキスパート=達人であるはずなのだが、このタイプが不思議なことにエントリーモデルであるようだ)他のタイプと何が違うかというと、最も大きいのは腹筋部の締め付け(股関節のサポート)がないこと。なぜならなぜならなぜならば。

・これだけ走っているのに、メタボ系の腹回りが今ひとつすっきりしてこないのですよ<自分。 揺れる〜揺れる贅肉きぃみは〜♪ なので、この部分を締め付けられると、すごく苦しいの。おなかを刺激し続けて、ランニング中にトイレ行きたくなっても困るし。


10/08/03
・普通の歩行に支障を来した、第三者からみてもすぐ判る故障状態。そんな状態が1週間から2週間継続。痛みは徐々にマシにはなっていく(引いていく)ものの、負荷をかけると痛む状態からなかなか変化しない。どれくらい痛みが引くものなのかがさっぱり判らず、ああ、これでオレのラン人生も終わったと天を仰ぐこと数度。痛いあいだは精神的にも凹むのですごく良くない。

・加えて今回の怪我、結局最後まで医者に行き損ねた。治りかけで行くのもなんか勿体ないといった感情が微妙にあったのだと思う。また、最初に痛めたのは左膝だったのが、庇って歩くうちに右脚も変な力がかかったせいか、膝下あたりが痛み始める。(左に比べると微々たるものだが) なんというかランどころではない絶望感がずっと。ランステに行こうと周囲を誘っていた予定もキャンセルした。

・さすがにこれ以上は無理をしなかったおかげで2週間過ぎからは、普通に歩く分には大丈夫になる。それでも、少しでも無理な姿勢を取ったり、力を入れたりすると嫌な金属質の痛みがキンッと走るような感じ。引き続き、最低限しか歩かず、無理せず、安静で。週末もほとんど外出せず、家で蟄居していた。

・結論からいうと、痛みが完全に引いてきて、ランニングの前哨戦としてごくごく短距離の散歩をおそるおそる再開できるようになるまでがだいたい一ヶ月。痛くなったらすぐ止めるつもりで、これまたおそるおそるランニングを再開したのが五月二十二日でした。(具体的には35日目)

いやー、ひどいめにあいましたよ。はははっ。

・今でこそ笑えるが、この一ヶ月はホント洒落になりませんでした。思い出すだに凹む。ただ、これも今となって判るのは、結局は、やはりランニングのいちばん最初の段階から知らずに無理をしていた、ということ。

・このランニング日記の初期↓を読み返していただければお判りの通り、ワタクシが走ろうと決意しはじめた2月の段階では、10kmをひいひい言いながら走っていた初心者ランナー。それが、2ヶ月で倍の距離を走っていたのだから。気持ちはがんがん行けていたとしても、現実には脚力が追いついていないまま、自分を瞞しながら走っていたということなのだ。

・その中断期間から、この文章を書くまでのあいだに、喜国雅彦さん、倉阪鬼一郎さんという、小生にとってのランニング二大師匠にお目に掛かる機会がありました。倉阪さんも初心者の段階で膝を痛めた経験があるし、喜国さんも廻りでは文化系男子マラソン部が満身創痍となっているとのこと。気持ちが走って、脚がついてゆかないというのは、初心者ランナーの永遠の課題なのでしょう。(急に上から目線) 皆がいうのは、おかしいと思ったら早めにストップすること。 これに尽きるようです。(といっても、ほとんど誰もが走れることが楽しくなると、魔の領域に突っ込んじゃうんだろうなあ、ということもホントに理解できましたよ、この身体で。身をもって)。


10/07/14
・膝の違和感は完全に痛みに変わっている。ずきん。 痺れるような感じで力が入らない。立ち止まって水を飲む。大丈夫、いざとなれば歩けばいいさ。ランニング再開。あ、歩行者用の信号が赤に変わりそうだ。渡っておかないと……。 走ろうにもスピードが出ない。ずきんずきん。 え、横断歩道で倒れる? 起き上がれないよ。頼むよ、足。左足を軸に右足だけで身体全体を引っ張る感じ。あれあれ、なんか自分の足が自分の意志では動かせない? ちょっと、ここ国道だよ、倒れたら洒落にならないよ、あれあれ? と足がもつれるような感じでなんとかぎりぎりで道路を渡る。そのまま歩道部にへたり込む。自分に何がおきているのかよく判らない。深呼吸しよ、深呼吸。ふー。

・しかし、こんな場所で切り上げるわけにはいかないなあ。だって、甲子園が目的地ってことは、来たのとほとんど同じ距離だけ帰宅するのに戻らないとダメなのだ。ちょうどいい電車やバスがある場所ではないし、タクシーに乗れるほど所持金はない。大丈夫大丈夫、ちょっと足が疲れただけっだ。我慢すればまだ走れる。ずきんずきん。 これ、今年の二月とかに痛いとか書いていたのとレベル違うよなあ……。次元の違う痛みというか。ブルトン級だよ。


――今思うと、ここが運命の分かれ目だった。


・痛む足を庇いつつ立ち上がり、足を出す。思った通りには、力は入らない。痛い。ずきんずきんずきん。 片足を引きずるように、だけどゆっくり走る。歩くとかえってきついし、痛い。ペースを上げたり下げたりするのも負担が大きいので、歯を食いしばりながら一定ペースで住宅地のなかを走る。ここで走ることを止めたら、もう走り出せない気がする。ずきんずきんずきん。 自分に言い聞かせる。これは痛いんじゃない、力が入らないだけ。

・3kmくらい走って、少し歩いて、歩くと痛いからまた2kmくらい走って……。そして限界来た。ずきんずきんずきん。

自宅まではあと3kmちょっとくらいの場所でアスファルトに座り込む。――もう走れない。 涙がにじむ。悔しいとか、後悔とかじゃなくて、たぶん汗が目に入って。ふくらはぎを揉む。膝が高熱を持っている。なんか筋肉が変なかたちで凹んでいるようにみえる。足を投げ出した状態であれば、どうということはないのだけれど、立ち上がろうとして力を入れると激痛が走る。ずきんっ! 「――つっ!」

・どうしよう、こんなところで。住宅街のどまんなか、駅までも距離はあり、バスも通っていない。仕方ないので、ゆっくりゆっくり、ガードレールにしがみつくようにして立ち上がる。

・――走るのはダメだ。ゆっくり歩いて帰ろう。

・左足に力を入れないように歩く。あ。痛たたたたた。 5歩ほど歩いて愕然とする。まじ、歩くことすらできない? 再びガードレールにしがみつく。

・ああ、頭の片隅では考えてはいたけれど、たぶんこれは……骨には来ていないけれど筋肉か筋か、やっちゃった。匍匐前進の方がまだラクだよなあ。ただ、ここでじっとしていても仕方がない。激痛だけど、歩くしかない。走れば20分少しの距離を、結局1時間以上かけて休み休み移動。とにかく家に帰らないと話にならない。ずきずきずきずきずきずき……。

・痛む左膝を庇って、右足に重心をかけて左足をそっと前に移動。左足にあまり力を入れないよう、少しずつ右足をにじるようにして前に進めてゆく。一応は立って、しかし気分は這うような気持ちで帰り着く。ず、ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ……。

・もう一つここで失敗している。本来は即医者だったのに、行かなかったのだ。<バカ 家に帰り着いてしまうと、ここでまた「ちょっと痛いけど大したことないもんねー」という風に家人に装ってしまい、さらに引っ込みが付かなくなってしまったのだ。ネットでちょこっと調べ、自己診断で湿布して足を休ませることだけでオッケー! ということにしてしまったこと。(結局、最後まで医者に行かなかった)。家族をほったらかしにして朝から走りに出ている引け目がそうさせてしまったのだが。最初は筋肉痛で誤魔化していたのだけれど、相当重傷であることはすぐにばれた。なんといっても歩き方がおかしい。どうみても左足を庇っている。

・日常生活に支障を来すレベル。歩くことすら辛い膝痛。一晩休んで、なんとか歩けるようになったものの引き続き痛みは残り、次の日からの通勤、走るどころか駅までの距離が地獄の苦行となった……。


10/07/04
・その翌週もまた快調だった。走りたい気持ちが抑えられなくなり、週末が待てない。ランステはちょっと準備が大変だということで、ついに金曜日には出勤前に早起きしての早朝ランに挑戦する。調子に乗って10kmほど走ってしまい、シャワーを浴びてから会社へ。多少疲れたことは疲れたものの緊張もしていたし、「この程度でへばっちゃダメだ」と精神的に高揚しちゃったこともあって、むしろ日中の仕事も捗ったくらい。へへへ、いいことづくめ。……しかし、世の中はそうそううまくまわっていない。

・翌日の土曜日も早起きしてランだ。さすがに筋肉疲労が残っていたのか、軽めにと思って家を出たのだが、前の晩に飲み過ぎたわけでもないのにお腹がどんよりと重め。数km走ってから急に腹痛に見舞われる。あ痛痛痛。これはやばい。まじやばい。顔面真っ青、冷や汗たらたら。最初に飛び込んだ総合ビルはトイレのあると思しきコーナーが施錠されていた。うお早朝はこれだから。うあー! と見つけたのが電光看板。とあるファストフード系24時間営業のお店。額に汗をかき、注文とかなんとかの余裕は当然なく、真っ直ぐにトイレに飛び込む。

・そこで用を足しながら、これがもっと建物も何もない屋外だったら……という想像をして恐怖する。 実はランニングはその恐怖と常に背中合わせだったのだ。お腹が弱い長距離ランナーも、恐らくは一定数はいるわけで、そうそう都合良くトイレが借りられるものでもないはず。一体みんなどうしているのだろう……?

・とりあえず、できる範囲での危険予知。ランニングコース途中のトイレ位置の確認というのは重要事項だ。ランステの案内にもトイレの位置がかなりでかでかと明記されていたっけ。そもそもランニングで景色が一定で飽きそうなコースだとしても、それでも公園が人気なのも、そういった緊急時の対応が楽だからということも多少はあるだろう。(いや、普通は安全面とかだろうけどさ)。

・その後いろいろ試行錯誤をして、危険な目にも遭いながら考えた。私、基本的にあまりお腹が強い方ではない。薬に頼るのはあまり最上の対策だとは思っていないのだけれど、今日はなんとなくやばいな、と思ったら「正露丸をお守り代わりに一粒だけ飲んで走る」のが今のところ、個人的には良いようだ。

・そんなこんなでその次の週の土曜日がやって来た。四月の十七日のこと。

・ここのところの週末と同様、早起きしていそいそと準備する。この日はある程度前日以前からコースの見当は付けてあった。自宅から聖地・甲子園球場を目指して走り、到着後に球場を一周してから帰ってくるというものだ。少し回り道をするので予定コースでは20km強、既にこの距離自体は経験済みだし、余力があれば少し遠回りして帰ってきてもいいよな――、と気持ちのうえでは余裕もあった。

・その日、その時、特に何があったわけではない。早朝ラン特有の気持ちよさはそのまま、いつも通り。コースはいつもと違うので、新しい道、新しい町の表情を眺めながら走る。少し海岸部に出て、パナソニッ○の新しい工場を遠目に眺めるあたりから、ふっ、と左足全体に違和感を覚える。 「攣ったかな?」 一旦ストップしてアキレス腱を伸ばすなど道路脇で軽くストレッチ。微妙に痛みが膝下あたりにある感じがするけれど、まあ、問題ない。

・走れる走れる。ランニング再開。甲子園球場はもうすぐだ。あれ、なんか膝、もしかすると痛い? 膝なのかその下の筋肉なのか。なんか痺れるような感じ。一旦ストップして屈伸運動。あれ、なんか変な感じ。鈍い痛みが取れない。大丈夫、走れないことはない。いつもより幾分ペースをおとしつつ、柔らかく走ろうと試みる。膝を使って走ればいいの? こういう時はどうすんだ? 右足で庇うように左足に負担が出来る限りいかないように。

・そして甲子園球場に到着した。

・週末、早朝の甲子園、同じようにジョギングしている人もいれば、通勤経路として球場脇を通る人もいる。選手たちのパネルを眺めつつ一周して、甲子園の駅方面へ。本来なら嬉しいはずのこの瞬間、頭の中も足の痛みでいっぱい。でも、まだ走れたんですよ、この時は。


10/06/18
・ランステに行ったのはもう四月にさしかかろうかという平日の木曜日。平日のど真ん中、水曜日がサラリーマンに取っては平日ランニングの定番といわれているようだが、混み合うのがイヤでずらしてみたのだった。金曜日を一日空けて、土曜日にまた走りにゆく。この日は家を出てまた違う方向に向かって走り出す。この日の目標ランニング時間は2時間と30分。トップランナーならフルマラソンを走りきる時間。しかしもちろん、狙うはLSD(ありゃ、なんの略号だったか忘れちまったぞ)。 キロ7分のペースまで落としたとしても、21kmは走れる計算。 つまり、ここのところ二度失敗している20km越えに絶対成功したいというものだ。

・長距離に挑戦とはいってもいつもの延長、特筆すべきことはあまりない。真っ暗なうちから起きだして準備運動と少しのサプリ。静かにゆっくりと走り出る。予め予定していた、だけど初めてのコースなので新鮮な感じだ。夜明けを迎える頃、通りかかった大きな川に静かに太陽が染み渡ってゆく様子に心を奪われただとか、近所に住む同僚のランニングテリトリーに少しお邪魔したりとか。しんどい。しんどいけれど、まあ、ペースが遅いのでだらだらとなんとか。止まらない。

・さすがに終盤は日差しが高くなり、暑くなってきたものの、なんとか2時間30分走り続けることに成功。走行距離は23.2km。 やったやった。ハーフだハーフ、ハーフマラソンの距離を超えたどーー!

・疲労は凄まじいけれど、達成感というかなんというか、アドレナリンで誤魔化す感じ。へっへっへ。一つ大人の階段つーものを上っちまったかなあ。ぐふふふ。笑いが止まらない。(アドレナリン全開の変な奴でしかない)。

・しかしっ! フク@大人の階段上る君はまだシンデレラ、さ、はこの日、身体にいくつかのその代償を負っていたのだ! ひとつはパンツによって足の付け根が、そしてTシャツによって乳首が、それぞれが擦れあい、擦り切れてうっすら血が滲んでいる。あまりおおっぴらに出来ない個所であるのが、また。同情を求めにくい。「オレさあ、ランニング中に乳首擦れて痛いんだよねえ」 おい、誰にこんなことをいうのだ。

・『東京マラソンを走りたい』で喜国さんが、「ここまで書いている作品はない」と豪語していた、陰部の擦れ、とまあ、そういう状況に陥ってしまった! しかし本当にこれは痛い。今までこんな類いの怪我をしたことがないだけに、未知なる苦痛なのである。普通の服に着替えても、男なのでブラを付けるわけでもなく服でおっぱいが擦れて痛い。そして、もう一点の方。トランクスタイプのパンツが仇を為したか。パンツの裾部が足の付け根と擦れ合って、こちらも真っ赤に腫れ上がり、流血寸前の状態に。痛い。これもなんともいえず痛い。しかも股ぐらである。これまた人に見せて同情を引いたりしたら、先に変態扱いされて捕まってしまう。しかし、次回までに薬局行ってワセリン買わないとフルマラソンとか以前に普通のランニング中に痛みで死ぬ。

・しかし、負傷はこれだけではなかった。

・走り終わり、きちんと靴ひもを解いてシューズを脱ぐ。すると白い靴下の前部が真っ赤に染まっている!

。 ・普通の血豆とか、皮がむけたとかそんなんではなく、右足の中指の爪の付け根部が爪切りの形状の関係で中途半端な切り方になって鋭く尖っていたのが、同じく右足の人差し指の側面にあたり、その爪のせいでそこに穴が穿たれるような傷口が出来ていたのだ。判りますかね。つまり、自分の足の爪で自分の足指の腹を抉っていたってことですわ。そこから半端じゃなく血がだらだらと出ている。そりゃ、走っているあいだ、ずっとその凶器の爪で傷口の周囲をちくちくじくじく突き刺していたわけだから。ただ、こちらは一時的。爪をきちんと切ったら措置はおしまい。ああ、痛かった。

・まあ、そんなこんなで痛くても痒くても、何かにつけそれが新しい体験。走るたびに心地よい充実感・達成感に包まれての週末。翌日に少しの調整ランをして。A先生との約束を不義理にしてまで走り続けてしまう日々……のはずだった。

・思えば、この時期がGWまでのランニング人生ピークだった――のではないかとこの日記を書きながら思う。


10/06/10
「ミズノランニングステーション大阪」のお話の続きです。真面目にレポート。

・さて、受付の手続きを終えるとロッカーキーが手渡され、男子用ロッカールームへ。ホームページで事前リサーチしているので見た感じに特別なインパクトはないのだけれど、部屋はとにかく意外とロッカーが小さい。 しかも上下分割の高さしかないので、上着がぎりぎり棚下部の靴置き部に引っかからない程度。幅もそれほどないところに、脱いだ服だの持参した鞄だの、着替えだの(要は昨日準備した荷物)を突っ込むと、ロッカー内の容量は50%くらい埋まるような感じ。荷物の出し入れはきちんと計算しておかないと、奥にしまった何かを後から取り出すときに大きなストレスを抱えることになりかねない。特に冬場にコートも持ってきて……となると大変だと思う。

・男性用シャワールームは三室(女性用が四室)。シャワー室のすぐ外が廊下のようになっていて脱衣所に相当する部分はない。シャンプーコンディショナーボディソープは常備品。シャワー室のすぐ外にカゴがあり、脱いだ服や着替え、タオルはそこに置いておけということなのだろう。

・まあ、スポーツジムのシャワーはこんなものか。ロッカーはもちろん施錠できるし、更衣室の外、受付の目の前に別に貴重品入れがある。ま、何をしにきたかというと走りに来た、ということでスーツを脱ぎ着替えをする。ロッカーキーは、プールとかのロッカーキーと同様、手首に装着できるようになっている。受付のお兄さんに「いってらっしゃい」と声を掛けられ、階段を上って外へ。

・平日夕方。出たところからしばらくはスーツ姿のビジネスパーソンの群れ。いずれにしてもいきなり走りだすことはなく、人混みを縫うように歩いて中之島公園へ。人の流れの来ないところでストレッチをして、ゆっくり走り出す。ハナノベで二ヶ月に一度通う中之島公会堂の横を通り、バラ庭園へ。当日、実は天候が今ひとつ思わしくなく、午前中雨だったので公園も人気が少ない。夕闇に沈み掛かった公園内通路、(このランニングの季節としては)桜がそろそろ咲こうかと待機している状態にして、ライトアップがなされている。一週間後は花見客で埋まるであろう公園を 走るのは気分がよろしい。公園の突き当たりにある、ぐるぐる階段を抜けて今度は天満方面へ。

・しばらく走ると見えてきました大阪城。ここまで来たら、折角だし大阪城を一周とばかりに敷地内に入ります。(もう少し講談調で続けたかったのですが)。帰りには、先ほどのOL風の二人組を追い抜かし、たらららっと走っていると、気付くとひたひたと足音が。

・こちらは初心者なので、脇に避けていると、追い抜かしたはずのOL二人組にまた抜かれたのであった……orz。 確かにペースを落としていた。落としてはいたのだが、そんなに遅すぎるほど遅くはないはず。どうする、また追い抜き返すか? それって大人げなくないか? いや、しかしこのまま鈍足のレッテルを貼られるのも癪だし……。ええい、クソ! 

……ぷいっと曲がってコースを少し変えてみました。これで安心。

・普段一人走りしている時はこんなこと考えたことないのになあ。都会のランナーは大変だ。

・ということで、大阪城一周初体験終わり。途中でわざと立ち止まり、上半身をストレッチしながらゆっくり歩いてクールダウン、にしても気温が低く風が冷たい。ランステに戻るが、男子更衣室には他には誰もいない。夏場はシャワーの順番とかで揉めそうだ、とか思いながらゆっくりとシャワーを浴び、着替えてやはり大きな荷物を持って外へ。

・お兄さんに作ってもらった会員証は下のようなもの。紙製で一度訪れるごとにスタンプを押してくれるそうです。ある程度貯まるとプレゼントと交換してくれるようです。

・普段通ることはあっても走ることのない場所を走ること自体は気持ちよく、まだ出来たばかりの施設にも特に不満はありません。利用に際してはやはり大きな荷物がネック。シューズロッカー(有料)もあるのだけれど、ランニングシューズをここに置いておくと週末走るためのシューズがないということになってしまうので、ちょっと無理かな。ランステ用と自宅用と二種類シューズ持てる余裕のある人(現段階では、練習用のシューズを二足買うのは個人的にまだまだだと思うので)でないと無理じゃないでしょうか。強いていうとタオルを有料でも貸してくれると荷物が少しでも減らせて助かるのですが。ただ、確かに夏場に向けてはシューズさえ預けておけば、ランシャツにランパン、せいぜい靴下とタオルという通勤鞄に入るセットでふらりとランステに寄ることもできるように思います。ま、要はライフスタイル次第ってことですかね。(この直後に足を痛めたので、この初回以来、会員証が虚しく財布で眠っているのだ。近々再開の予定)。


10/05/23
・(前回の続き)戦う相手は、そう、荷物。

・それはどういうことか。

・普段はスーツにネクタイ、革靴。この段階ではまだ寒かったので薄手とはいえコートも着用している。通勤タイムの読書はマストなので、鞄に折りたたみ傘とか小物、さらに二冊以上の本というのが二十年来の通勤基本スタイル。東京でも大阪でもこれは変わらない。(途中で読み終わっても大丈夫なように、本の携行は二冊が基本。 異論は認めない)。

・そもそも、そこにだ。ランニングセット一式を加えてみるといい。まずでかいのがシューズ。本格的ランニングシューズはなんだかんだ軽いといっても体積的にはごつい。当然常用の通勤カバンに入らない。

・それにまだ寒いのでウインドブレーカー上下、これは必須。靴下も通勤用の薄っぺらいものから、ランニング用の分厚いものに履き替えないと。Tシャツとパンツは妥協するなら通勤用を兼用しても構わないにせよ、走り終わったあとにシャワーを 浴びられるのがランステの魅力なので、つまりは換え下着は必要だ。

・汗ふき用のタオルと、ランニング用のキャップもいる。ランキャップはわざわざこの日のために買った。そうだそうだ、シャワーを浴びるということは、それ用のスポーツタオルも持っていった方が良いな。(他は知りませんが、ミズノランステには貸しタオルはないみたいです)。

・ということで、当然普段の通勤用カバンには入りきれないそれらを、出張用のカバンに詰めてゆく。

――ぱんぱんだ。

・これまで、そのカバンで出勤する時は、出張、しかも二泊以上。そんなカバンをえっちらおっちら携えて通勤時間の混み合った電車に乗り、会社へと向かう。

「フクさん、今日はどこか出張でしたっけ?」 という質問を曖昧な微笑みで打ち消して、ふつーに仕事をする。

・夕方、定時を過ぎてから何事もなかったようにそっと退社。

・徒歩○分のミズノランニングステーションに向かう。さて、大阪のミズノランステ。これは大阪のオフィス街の中心(東京でいえば大手町に相当する)である淀屋橋のど真ん中に位置している。そこにスポーツブランドのあのミズノ大阪店のビルが、その淀屋橋の地下鉄出口を出てすぐの一等地にある。旗艦店でもあるため1階から8階まで運動種別毎の売り場があるのだが、その地下1階が昨年に改装され、まるまるランニングステーションとなったのだ。

・あまり大きくない階段(というか、すごく小さく感じるのですが)を下ってゆくと受付にお兄さんがいた。

「すみません、初めてなんですけど……」
 (うーん、なんかこのおどおど感は風俗初体験のちぇりーボーイみたいですねっ<下品な例えごめんなさい)に対し、お兄さんが事務的に、だけどフレンドリーに会員の心得とかを教えてくれる。キャンペーン期間なので、年会費を払えば初回使用料が無料。えーと、年会費が千円、会員使用料が四百円。(ビジターは六百円)。その四百円が無料ってことはえーとどういうことだ。まあ、お得ってことですね。このキャンペーンは四月いっぱいで終了してしまいましたが。

・入会にあたっては、意外ときっちりしたA4複写の申込用紙にいろいろ書いて提出する必要あり。走っていっているあいだに会員証を作ってくれるのだという。我々が手続きをしている横を、着替えを済ませたOL風の二人連れが颯爽とランに出発してゆく。おお、格好ええなあ。


10/05/18
・お久しぶりです。リアルで走れない辛さがこんなに厳しいものだとわ。

・えーと、↓これは↓ まだ三月のお話ですね。ああ、もう。

・……特にここに何にも書かなければ、20km近く走り終わって、身体もばりばり、ぴんぴんしているように見えるかもしれないが、当然私はランニング初心者、身体がまだ出来ていないのでそんなことはない。最初は足の甲が痛いとか書いていたと思うが、その後、足の裏の筋肉から足首、膝、ふくらはぎと、ランニングを終えると必ずどこか痛みが、その程度の差があるにせよ発生している。いろいろなランニングに関するサイトをみていると走り終わったあとには必ずケアをしろと書いている。ケア・フォー・ライフとかいうしね! それはヘア(べたべたでんがな)。

・結局は走り終わったあと、ダメージを受けた関節や筋肉の回復を助けてやる必要があるということだ。そしてアイシングが良いという。ビニール袋に氷と水を入れて熱を帯びているところを冷やす。プロ野球とかで先発ピッチャーが投げ終わった後に肩に当てているアレですね。個人的には氷ではないですが、風呂場でバケツに足を突っ込み、冷水を膝に当てて流しっぱなしにするというのが気持ちいい感じです。ただ、それをやっても痛いのが完全に取れるわけではなく、週末のあと二〜三日はランニングに関しては全休してます。このあたりは、もう少しランに慣れることで、いろいろ最適な練習方法があるようには思えますが、当然のことながらまだ正解は得られていません。

・はてさて。

・東京ではマラソンがブームになっているというのだが、正直なところ、大阪ではそこまでマラソンやランニングが流行っているという実感はない。週末に路上をランニングしている人がちらほらいても、平日に仕事が終わった後に、東京でいえば皇居周回をするといった楽しみ方をしている人はかなり……というか、ごくごく僅かしか存在していないようにみえる。皇居周回に近いのは、やはり大阪城周回コース(ランニングコースがちゃんと設定されている)になるのだろうが、接しているオフィス街が、地理的に限定されているため、大々的ブームとはとてもいえないように思われる。

・ しかし、一度はやってみたいぞ平日ラン。 ということで、職場から徒歩圏にあり、かつ昨年に出来たばかりの「ミズノランニングステーション大阪」に行ってみた。

・……が。平日ランの戦いは前日から始まっているといっても過言ではない。 というのは、戦う相手は、そう、荷物。


10/04/29
・さてまたランの話に戻る。

・前々回の「行ってこいLSD」、前回の反対方向に進んで「道に迷ったLSD」。前夜早寝しようが、飲んで遅く帰ってこようが、土曜日の早朝暗いうちに起き出すことが順調に「癖」になってきた。なんと健康的な。年寄りは朝が早いとか言うなー。

・三週目にあたる今日は道路沿いを止めて、数km走ったところにある川にまず行き、その河川敷コースを河口方面に走ってみようという計画を立てた。この計画を立てる段階も結構楽しく、走る前からジョギングシミュレーターで、あっちこっちに線を延ばして地図を眺めているだけで飽きない。走るたびに、ごく僅かな距離でも良いので新たなコースを走るという基本目標のおかげだろう。

・暗いうちから起き出して、アミノ酸を服用、水分を取って軽く筋トレ。腹筋・柔軟・腕立て伏せ。ストレッチをしっかり目にこなし、着替えて装備装着して出発。起床して出発まで45分くらいか。あまり起きてすぐは良くないというし、これくらい時間かがるのは、まあ儀式みたいな行動も多いし仕方ないか。

・まだ暗い川沿いの道。しかし、朝早いというのにそれなりに人がいる。ランニングしている人ではなく、どちらかというと散歩しているお年寄りだ。LEDの懐中電灯を手に持ち、すれ違うたびに点灯させている人、再帰反射のたすきをつけて歩いているおじいさん。皆さん、安全には気を遣っているのですね。河口近くまで河川敷を走り、もっとも河口寄りの橋で反対側に渡り、また走って帰ってくる。結果からいうと18.7km、自己記録更新も、16kmすぎくらいにどうしようもなくしんどくなって立ち止まってしまっている。

・この翌週は、某歌劇場方面に走ってゆく。今度こそ20kmを走って自らのランドマークにするのだ! と頑張った。結構やったつもりで、よっしゃやった。このあたりで確か地図で見た感じやと20kmのはずや!やったやった。意気揚揚と家に帰ってジョギングシミュレーターで確認。口あんぐり。2時間11分走り続けて、結果は19.6km。20kmに足りていなかった……。シミュレーターの線を動かしても誤差は大してなく、20km超えたと宣言しても単に自分を偽っただけ。嬉しくないっ。


10/04/27
・さてさて。とりあえず10kmは走れるようになってきた。ハーフマラソンも制限時間に余裕があれば完走できるのではないだろうか。ぐふぐふ。(しかし、本格的に走り出してまだ一ヶ月。初心者そのものの勘違いである)ぐふぐふ。そろそろ、フルマラソンは絶対無理にしても、ハーフならレースも検討してみても良いのではないか? とか舞い上がって考えはじめる。

・しかしランネットでリサーチはするものの、レース参加への決断まで踏み切れない。ランとは孤独なスポーツ。誰も俺の背中を押してくれないのか。比較的現在の居住地に近い地域で開催される「芦屋ファンラン」をもじもじと検討しているうちにサイトがすっぱり更新され、ほとんどのコースで参加者が埋まったというお知らせで埋まってしまう。ああ、あそこでうじうじしていたのがいけなかったか。男らしくばあーーーんと行っておけば……、と後悔しても後の祭り。

・レースのデビューはまだ先か。いやいやまてまて、かろうじてシニアの部10kmならまだ参加可能……というところですぐに参加に動けば良かったものの、どうしようかうーんうーんとかもじもじいじいじ唸っているうちにそちらも応募枠が埋まったと出てしまう。申し込み失敗。ダメージ大。

・後先考えずにとりあえず出場登録とかできれば良いのだけれど、途中でタイムによって足切りがあると聞くと、自分の想定タイムを考えておろおろし、アップダウンがあるとか参加経験者の感想なんて読んだ日にはがくがくし、さらにコースが分かりにくいといった感想があった日には、自分ももう迷子のような気分でおどおどしてしまう。こんなんで参加申し込みが出来るのか。

というわけで、「芦屋ファンラン2010」はものの参加を見事に逃した。

・調べてみても、この後で参加可能なマラソン大会は、だいたい開催が4月の終わりとか5月とか、もっと先とか。マラソンシーズンはどうやらせいぜい4月初旬まで。それ以降も大会自体はゼロではないが、その開催回数は目に見えて減っている。あとウルトラマラソンとか次元の違う世界は存在しているようだが。関係ない。

・加えて4月中旬以降となるとはっきり言うと暑そうなのだ。初心者には辛いに違いない。関西も(首都圏ほどではないにせよ)マラソンブーム。エントリーしやすく条件の良いレースはあっという間に参加者で埋まり、それなりに残っているレースはレースで、(インターネットの情報が全てだとはいわないまでも)主催者だとか、コースだとかに何らか具体的な問題があったりして不人気になっているという印象。(ただ、ブームのおかげか不人気コースでも開催間際になったら枠埋まるみたいですね。これは反動あると思うな)

・現段階(この日記上の日付では3月初旬)、フクはレースに参加エントリーできていません。 レースデビューは秋以降になりそうです。


10/04/18
・ということで実際の年月の流れはとにかく、その次の週末がやってきた。鼻歌交じりに新しいシューズを取り出し(ヒモは店で付けておいてくれた、というか、試着したシューズをそのまま購入したので)、履く。少し踵が頼りないイメージもあったが、そこは慣れのようだ。平日のあいだ、あれほど苦しんだ膝や足裏の痛みは落ち着いていたきていたし、足首などもよほど変な曲げ方をしなければ痛くなくなっている。さて。

・先週の初15km突破(正確には15.9km)Iに対し、今度は家から別の方向に向かって走り出す。ある程度地図で頭に入れていたイメージでは東方向に向かって進み、幾つかある川を渡って八の字のようなかたちで、電車での帰宅を前提としていた前回と異なり、今回はきちんと直接走って帰宅する感じ。20km突破をイメージしたコースだ。

・最初は例の如く、歩くくらいのゆっくりスピードでスタート、少しずつスピードを上げてゆく。ただ、街中で出会う他の市民ランナーのスピードと比べ、ワタクシのトップスピードはめちゃくちゃ遅い。精一杯走っているつもりでも、ばんばん抜かれます。 情けないけれど、今の実力ではそれ以上スピードも上げられない。仕方ない。

・それに加えて街走りの宿命。信号待ちによるストップやなんやら製造業的にいうと「チョコ停」が多い。仕方ないのでストップアンドゴー。たらたらと走ってゆく。ある程度目星を付けていたコースだったが、地図で見ているのと実際に走るのとでは大違い。踏切を使うために迂回を覚悟していた場所に高架があったり、幸先は良かった。ただ、普段通らない道に入り込み、橋を渡って川沿いをふんふん走っていたところ、自分がどこにいるのか判らなくなった。

・地名を見てもピンと来ない。こんなところに高速道路走っていたっけ。この線路は渡って良いの? この交差点はまっすぐ? いや曲がるんだっけ? つまり、迷った。

・そもそも自分の走っている方向に自信がないのでスピードが出せない。ようやく道ばたに街路地図を見つけたと思うと、極端なデフォルメがなされていてかえって判りにくかったりもする。俺が知りたいのは現在位置で商店街にある店の名前じゃないんです。ああ、こりゃこりゃ。最終的には元の道に戻ることが出来たものの、迷子のあいだにテンションが下がってしまい、めちゃくちゃ疲れた。ストップ&ゴー、やっぱりきつい。

・もう、こりゃダメだ。今日は調子が出ないし引き返そう。こっちの道が近道っぽいよな。……走ること十分。また迷った。 ここはどこだ?

教訓。初めての道は気をつけよう。

・(後から考えると、曲がるべき場所の交差点の名前を把握しておくだけでだいぶ違う気がする)。結局、この日は15.6kmでワークアウト。土曜日に目一杯走ると、日曜日は調整程度。この週の場合は5km、週末で合計すると20km走ったことになるか。自分的には長足の進歩である。


10/04/12
意気揚揚とシューズを買いに行く。

・一万円を超えてもいいように、一万数千円を握りしめ(二万円以上は予算オーバーなので今は却下)、3月に入ったある平日。大阪市内にある、ニューバランス大阪に歩いて出向く。

。いわゆる靴屋でも総合型スポーツショップでもなく、ブランド直営のショップというのはちょっと敷居が高いことは高いのだが、ニューバランスのシューズが全種類全サイズ揃っているという品揃え(とどこかで聞いた気がする。ソースが見あたらない)、そして今まで履いてい、同じくニューバランスのたシューズについても店員さんなら判るだろうし……。

・ということで勇気を出してその高い敷居を跨いでみた。「ランニングシューズが欲しいんですが、相談に乗ってもらえませんか?」 と、カウンタにいたお姉さんに話しかけたところ、ある程度話を聞いたうえで別のお兄さんにスイッチ。(……舌打ちなんてしてませんからね!)普段のランニングはアスファルトのうえが主戦場、現在は週末に十数km走ると自己申告(この前一度走っただけだが妙に誇らしげ!)。それと今まで履いていたシューズはこれこれで、走ると足の甲とか痛むので、クッション性が良いとか足に優しいシューズが欲しい……」といった感じのお願いでどうだ。

・ふんふんと頷いてくれたお兄さん、専用の測定板みたいなもので足サイズの長さを測定、さらに足の周囲をも測定してくれた。個人的に衝撃だったのは、足サイズで想像していた(というか、普段実際に履いているものよりも、軽く1.5インチは大きいものを勧められたのだ。特にランニングシューズの場合は、足先を曲げた時にも靴の裏に指が当たらないよう、足先に指一本分くらいの余裕が必要なのだとのこと。幾つか見せてもらった結果、クッション性などを勘案して決めたのがMR967というタイプ

・間寛平さんがウルトラマラソンでも履いていたという高性能モデル。さすがに出たばかりの派手派手カラーを選ぶ勇気はなかったので、オーソドックスな色遣いのタイプを購入。定価が¥11,800 、消費税込¥12,390を支払った。予算の上限だったが良し良し。早く週末にならないかなあ。


10/04/10
フクの心のなかに、再び物欲魔神が現れた! ランニングシューズが欲しい!

・数少ない先輩ランナーたちのアドバイスも、シューズは自分の足に合ったものを選ぼう、だった。靴に包まれる部分、足は立体なのだ。インチサイズだけ、つまり足の裏の長さだけで最適なシューズにゆき当たるわけ、ないのよ。ふふふ。どんなのにしようかなあ、と妄想を膨らませネット靴屋をうろうろする。が、今回必要なのはコストパフォーマンスではない、ランニングパフォーマンスなのだ(ええこと言うなあ)。なので、多少高い買い物になったとしても、きちんとシューフィッターの方(でいいのかな)に足の寸法を測定してもらって、シューズも選んでもらうのだ。素人の考えなぞ休むに似たり。プロにお願いするのが一番。

・この時期、シューズについて真面目に考えたというのは他にも理由がある。実は、生涯初15kmを走った反動か、膝にも足首、足裏にも微妙に痛みが続いていたのだ。走り終わったあと、一週間程度、足裏の土踏まず、筋肉の深いところがじんわり痛いという、これまで経験した筋肉痛とも少し異なる痛みを感じるようになっていた。

・膝は膝で別のタイプの痛み。両膝にねじれるような痛みがあり、最初はバンテリンの塗る奴を塗っていたものの今ひとつ効かず、冷感系の湿布を両膝にベタっと貼り付けたまま(上からスーツを着て)何日も出勤していた。 動くことは動くのだが、むしろいきなり長距離を走ったので、こちらは膝がびっくりしているといったイメージ。鈍痛が続き、もう走れないのではないかという不安が頭を過ぎる。(多くのランナーがこういう不安をイメージしたことがあるのだろうなあ、と今となっては思う)。つまり、いつの間にか、シューズ購入は単なる自分の物欲魔神以上に、喫緊の課題にもなっていたということになる。

・そして、そのお買い物の当日となった。


10/04/03
・自分なりのロングランを終え、何か高揚した気分。その週末にインターネットに向かっていて、衝撃の事実に気付いてしまった。

・シューズのことだ。

・確かに、現在、街履き用のスニーカーではなく、ランニング用の高性能シューズを購入して走っている……はずだった。ふと気付き、シューズメーカー(ばらしてしまうとニューバランス)のWEBサイトで、現在使っているシューズがどんなものなのかを確認してみたのだ。

・――どれかいな、これかいな。色が違うと別シューズに見えるし、よく判らないなあ。あ、型番から検索すれば一発やんか。どれどれ……。これか!  「心地よいクッション性で足をサポートするC-CAPミッドソール搭載の男性用コストパフォーマンスモデル。」  「え、高性能やったんちゃうのん?」……ということで、現在のシューズは、実はごくごくベーシックなジョグトレーニングモデルであることが判明。これまでの3km走であれば、これで十分、十二分だったのだが。なるほど、将来のフルマラソンを目指すにはやはりきちんとした高性能のシューズが必要じゃのう、と心を新たにする。

・ただ、このシューズは高性能シューズだ! と思い込んだままがっつり走れたことを考えると、偽薬効果というのは本当に実在するのだなと、我が身をもって実感した次第。


10/03/31
・ますますこの記録と現実の日数が乖離してゆくが、致し方ない。本サイトもずっと更新できていなかったし。なんのかんのでこの時期は忙しいですわな。あ、と……なんだっけ。そうそう。初めてのLSD。なんてインモラル。なんて素敵な題名。

・さて、計画当日。

・家族を起こさないよう、こっそりと朝5時に起床。そっと寝床を抜け出し、別室でこれまた音を潜めて準備体操やらストレッチやら水分補給を30分ほど。当然着替えて、靴紐を締め直して。そしていざ、出発。

・そうそう、靴紐なのだが、一旦結ぶとほどかずに靴を脱ぎ、また履くときはそのまま履いてしまう癖が取れない。これまでの適当ランニングでは問題のなかったこういったことが、長距離をきっちり走るにあたっては脚痛の原因となって命取りになる可能性すらある。長距離に向いた靴紐の通し方とかあるようなので、興味ある方は調べてみましょう。

・改めて2月の終わりの朝5時半。 まだ暗い。というか夜だ。空気は冷たく、身体も当然暖まってはいない。まずゆっくり歩き出す。早足の歩きに変える。早めのウォーキング。LSDというトレーニングは、しゃべれるくらいのスピードというが、こんな早朝に一人でしゃべるランナーがいたら、それはそれでかなり不気味。(落語家の早朝練習とかならあり得る)ゆっくり、歩くようなスピードで。あ、走りだしちゃうなあ。気持ちより身体が勝っている状態か。

・ということで、時計でまずは10分測って、身体のアイドリングに専念する。当然ながら、この段階では筋肉も心臟も息もぜんぜんしんどくない。長い距離を走るには最初はスピードを控えておく方が良いという意味がよく分かる。そして10分が経過、少しずつスピードを上げて(でもゆっくり)、更に暫く行って、そこまでの細い一般道から、幹線道路に入ってゆく。早朝なので自動車の交通量自体がそう多くなく、車の排ガスも想定以下。歩行者はさらに見あたらない。比較的歩道幅が広いので、自転車や人とも余裕をもってすれ違えるのはいい。

・ふと見上げると朝焼けが少しずつ拡がってきて、思わず「春はあけぼの やうやう白くなりぬる山際」などと呟いてみる。田中哲弥さんの「猿はあけぼの」は傑作だよなあ、とか連想し、そういえばあれも六甲山の山裾にあたる北野あたりも舞台になっていたよなとか連想する。先般購入したiPodとヘッドホンのセットから音楽も快調に流れ、なんかあまり考えなくても足と身体は前に進んでゆく。気持ちいい!

・一時間ほどゆっくりと走ったところで、実際の喉の渇きというよりも、理性が水分補給を要求。祝川(ハルヒ風)駅そばのコンビニで水を買って飲む。マラソンランナーのように給水所で水を貰って飲みながら走るなんてのは無理なので、お行儀良く立ち止まり、こくこくこく。しかし500mlは一度には飲みきれないので、ウインドブレーカーのポケットに突っ込んで走り続ける。

・かなり出発地点から離れたところまで来たとはいえ、電車や車で通るところであり、ある程度の土地勘がある。道に迷ってもそう不安はない。しかし快調なのもこれくらいまで。1時間半くらい走ったところで、以前にも痛めていた足の甲がやはり 痛みだす。が、まだ我慢できるレベル。走るペースを更に落としてゆっくりに変更。1時間45分くらいで某駅近くを通過。ここで走るのを止めて駅にゆくか、それとも初志貫徹して2時間走り通すかで一瞬悩むが、もちろん男は突っ走る。世間では7時を回ったところ、犬を散歩させている山手にお住まいと思しきキレイなお姉さんがこっちを見ている(ような気がする)以上、中途半端はいけないぜ。(しかし走っていて一瞬確認しただけなので、本当にキレイだったのかは今考えると自信がない。が、そう思ったという事実が大事なのだ。分かるかなあ?)

・しかし、やはりというか、先の某駅と次の駅の中間点くらいでちょうど2時間が経過。足としてはもう少しいけるようにも思ったけれども、両足ともじんわり痛むことは痛むし、あえて練習だ、練習だと言い聞かせてそこでストップウォッチを区切る。停止。

・あとは最寄りの駅に向かって回復を意識しながら歩き、電車に乗って帰宅。かなり汗臭いおっさんであったとは思うが、週末の朝早い時間帯なのでそう迷惑にはなっていなかったと思いたい。痛みというより疲労か、足首と、以前痛めた足の甲に鈍痛が感じられる。むしろ自宅最寄り駅から家まで歩いている間がしんどかった。

・帰宅して自己流ストレッチと自己流アイシングをして、早速PCで本日の走行距離をチェック。新しいコースを走った時のこの瞬間、実に楽しい。ジョギングシミュレーターでちょいちょいちょいと。結果、15.9km。 人生での最高長距離記録を更新した。

・次の日となる日曜日も、夕方にぽっかり時間が空いたのでご近所をラン。有効の使い方が時間になってきた(?) 週末だけで(つまり土日合算で)20km超を走ることが出来た。それもこれも、耳から流れてくる音楽のおかげ、なのである。ありがとうiPod、ありがとう、喜国さん。


10/03/18
・さて、ここまで何日かけて書いたかはとにかく、物語(?)上の日付では、実は一週間しか経過していない。ここまでの物欲物語は、あくまで(当時)ランニングを始めたばかりで足が痛く、歩くのが精一杯だった自分の、走ることの代替行為だったのだ。

・(主に音楽の)ギアは揃った! ということで平日一週間、ヨドバシカメラ梅田INGSに通うのみ、悶悶としてきた気持ちをぶつける週末の朝が遂にやって来た。この一週間、合間にちょこちょことウォーキングを入れたとはいえ、基本的にランをお休みしていた結果、足の甲の痛みもかなり引いている。ぎゅっと押さえると痛いが、普通に走ったり歩いたりする分には問題なさそうだ。

・さて――。この世にはどうやらLSDなる、ランの練習方法があるらしい。LDR(long distance running)だとうろ覚えのまま勘違いして、検索しても気持ちよくヒットしないことにいらついていたことは秘密。LSD。妖しい響き。Lysergic acid Diethylamideでも、差動制限デフ装置でもなく、まあ、そのまま。Long Slow Distance の略。会話が出来るくらいのゆっくりした速度で代わりに長時間のランニングを行うこと、のようだ。もちろんその裏側にいろいろ理論はあり、実際はきちんとしたランニングトレーニングの合間の筋肉疲労除去だとか、いろいろややこしいことを取り入れて速く走れるようになるという趣旨で始められたものらしい。が、もちろん、そのややこしいことはワシには分からん(木村和司風)。気に入ったのは、ゆっくりゆっくり時間を決めて長時間走ると良いという点。一応、これまでのところでは、10km完走を目標にした結果、1時間10分程度までは走り続けることが出来た。次のステージの目安はどうすべえ……。1時間半? いやいや、2時間。生まれてこの方経験したことのない2時間連続走。果たしてこれは運動音痴メタボ系の中年男にも可能な所業なのであろうか……?

・そこで準備したのが、これまで延延と述べてきた物欲神の源泉たる「音楽」。そして、それに相応しい「コース」だ。

・コースとは。つまり、いくら勝手知ったる道とはいえ、往復5kmのいつものランニングコースを往復し続けているだけでは走るのにすぐに飽きてしまうに違いない。運動場などのトラック走など尚更。天気が良いのにジムでルームランナー(古い)……じゃなくて、なんだ、あれ。トレンドなんとか、なんとかミル。あ、そうそう、トレッドミル。あの機械の上をえんえんと走り続けるなんてあり得ない。楽しいはずはない。そもそもしんどそうだし、モチベーションが保てない。なんかアレはいかにも「運動してます」って感じが厭なのだ。ならならそれならば。ずっと新たな景色を愉しめるようなコース設定をすればいいではないか。

・そこで思いついたのが、近所を通る幹線道路をひたすらに進んでゆくコース。我が愛する某市から、阪急電車は西に向かって喜多口・祝川・蘆屋側・丘元・三鹿毛・六劫(駅名は変更してあります)と続いてゆく。その線路近くにある幹線道路を西進して、行けるところまで行ってみようというのが今回の「コース」計画だ。このコースを妄想し、颯爽と走る自分を想像しているだけでドキがムネムネ(まるしー喜国さん)して眠れなくなる。が、ほどなく前日は寝てしまう。


10/03/15
・リアルでは結構走っているのですが、日記は日記として。どんどん日付が離れてゆく。

・さあヘッドホン、ipodと手に入れた。しかし当たり前だが、iPodを手に持ったままでは走れない。世間様には、音楽プレイヤーを入れる専用ポケットのついたランニングウェアがあるそうなのだが、自分的にはウェアに金をかけるのは次の次の次のステージくらいなので――今あるウインドブレーカで十分。しかしウェアのポケットからミュージックプレイヤーを落としてしまう愚は避けねばなるまい。でつまるところはあれだ! ポーチだ!

・ここにあまりドラマはない。梅田阪急イングス2階、ランニングコーナーで一人ファッションショー状態だったなんて、人にいえるわけがない。たぶん鼻歌まじりだったような気がするが、思い出すに恥ずかしい。腰に付けるか、腕に付けるか。iPodと鍵と少しの現金が入れられればOK。同じようにポーチを手にとって考え込むおっさんを尻目に腕につける多少容量のあるタイプに決定―。これ。
・しかーし、これ腕巻くとこ細すぎないですか。買ってから気付いたけど、今の季節ウインドブレーカーの上からだと結構厳しい気が。男のアスリートの筋肉むきむき系には装着は多分無理。ポーチを付けているというよりも、血圧測っているような気分になること請け合い。そういう締め付けが好きだという方にはむしろお勧めということになりますが。でも、ま、使っているうちに馴染むでしょ。――こういうのは道具が腕に合わないんじゃない。腕を道具に合わせるんだ。

・ここで一旦、物欲魔神の気持ちは鎮まる。ここであれ? 何かまだ足りてないんじゃない? と思った貴方、よく気がついた。『東京マラソンを走りたい』をベースにするならば足りないものが一つある。それは「Nike+」――ナイキプラスと読む。なんじゃそりゃという人のために説明すると、iPod専用アクセサリの一種。iPodにアタッチメントを差し込み、シューズにも連動するセンサを仕込む。するとどれだけ走ったかを音声で教えてくれたり、インターネットと連動して記録を残したりしてくれる。ランニングやトレーニングに関するさまざまな機能を持つエクササイズ用のツールなのである。

・だけど、これはまだ買わない。「NIKE+」を買うのは、この先いつかくるるであろう「ランニングに飽きた時」。新しいおもちゃは、少しずつでいい。

・ちなみに、「NIKE+」の代わり、ということはないが、日々の走行距離管理は42.195km.com内にあるジョギングシミュレーターを愛用している。このサイトはずっと個人的に欲しかった機能が実現されているすぐれもの。Google地図と連動し、走った道筋をクリッククリックでトレースしてゆくと、ランニングコースが赤線で表示されてゆく。するとあら不思議、走行距離が計算してもらえるではないですか。さらに体重と走行時間をインプットしてえいやとボタンを押す。すると走行速度はもちろん、消費されたカロリーまで判ってしまうという。

・余談ですが、このジョギングシュミレーターでゴハン○杯分、ビール生中○杯分のカロリーを使ったとか出てくると、そのカロリーを補充したくなったりすることありませんか。僕だけですか。特に「免罪符」をもらったような気分になって消費カロリー以上に吸収してしまうのは……。


10/03/09
・この段階でのワタシがどういうステータス(状態という)にあるか、分かりやす記載してみた。なぜなら、実際の日付と日記で取り上げている時期の日付が早くも大幅にずれ始めているから。自分にも訳判るようにしないと。

運命の出逢い! ヒーーーハーーー!

・で、どうしたかというと。ネットで見つけた翌日にはヨドバシカメラで、そのヘッドホン・ゼンちゃん「だけ」買って帰りましたよ。本当は店で試着したかったのだけれど現品はカウンターの裏側にしかなく、比較的人よりでかい、この頭に合うかどうかもわからないまま指名買い。これはいうならば、「ジャケ買い」ならぬ「だけ買い」。 4,980円の10%ポイント還元。家人にここで懺悔。家では「ポイントで買ってきた」と言いましたが、ウソです。ごめんなさい。現金で買いました。

・ちなみに、皆さんお気付きの通り(かな??)この段階で「携帯用音楽プレイヤー」と呼ばれる機械が何一つ、一台たりとも我が家にないのでありました。対外的には「お金は使ってないよ、ポイントだよ、ふんふんふ〜ん」ということにしておかないと万一却下された時に格好つかないじゃないですか。

・早速試聴だ。当然、音源として適当なものがないので、仕方なくテレビのイヤホンとして使ってみる。ほうほう、幸いネットでの評判のとおり、このヘッドホン、音楽を流しながらでも外部の音が普通に聞こえる。良かった。ホントに良かった。 (ちょっと涙目)。実際装着してみた感じだと、ちょうど音源部が耳の穴を半分埋めるようになっていて、隙間から他の音が通ってきているようだ(違うかも知れない)。ヘッドホンを付けて番組を眺めているあいだに、後ろから名前を呼ばれるという不意打ちのようなテストにも合格。へっへっへ。これは予想したぞ。 あと最後に。音質? 何それうまいの? 悪くないと思うけど、というかそもそもオレに聞くな。

・ここから家人と、いろいろくだくだとしたやりとりがあるのだが省略。結論からいうと、続いてiPod nanoを買う許可を得た。
・え、知ってる? (少しだけ自慢させてくださいよ) 色はゼンちゃんに合わせてオレンジ色(16G)に決定。17,800円5%ポイント還元。プラス、カバーやAC電源アクセサリ1,980円なり。


10/03/04
・はいはいそうです本家より力(りき。カではない)入ってますよ。

・いやいや、ヘッドホンが危ない同じ条件の人たちはいるハズ……と検索エンジンを駆使して調べてみた。ある、あるじゃないですか。音楽を聴きながら同時に周囲の音も聞こえるというヘッドホンが。世の中は貴方の(いやたぶんオレの)知らないあいだに進化しているのです。

・ランニング用なので、まず走っていてもずれにくく、外れにくいヘッドホン。それでいて音楽とは別に周囲音が普通にしていれば聞こえる。その条件を満たす一つの解が「骨伝導」なのだが、偏見、偏見なのはよく分かっている、だけどなんとなくイメージが嫌なの。骨に振動なんでしょ?  一緒にただでさえ少ない脳味噌が共振して壊れたらどうするんですか。なんてアホなことを考え考え、さらに口コミからなにから調べまくり、行き着いたのがこちら。
ゼンハイザー PMX80 SPORT IIという名前のヘッドホン。なにこれ、すごい、格好いい! これつけて走りたい! ――自分でいうのはなんですが、古本以外の新品のハードウェアに小生がここまで執着するのは珍しい。(古本はハードウェアなのかソフトウェアなのか)こいつあ、運命の出会いかもしれん。


10/03/03
・今まで! 早朝起き始めの街の音を聞きながら、自分の足音と鼓動をBGMに走るという行為にお前は崇高で神聖な悦びを覚えていたのではなかったのか? という声はさておき。がんがんのハードロック/ヘビイメタルと適度にモーニング娘。をはじめアイドル歌手とかブレンドしたという音楽を聴きながら、どこまでも喜国さんは走ってゆく……、のだという部分に妙に感銘を受けたのは事実であった。

そうか、音楽か。(おい) 週末に初10Kmを走り、足の甲が痛くなって走れない平日に考えた。よし。足の痛みが取れて万全の状態になった時。つまり次に走る時には音楽を聴きながら走ることにしよう。ランナーたちの国、音楽という空気を吸うだけで、僕は高く跳べると思っていたのです。しかし、じゃかじゃん! それ以前、そこに大きなハードルが立ちはだかった!

・それは家人の大反対である。どうやらこういうことらしい。

・フクはメタボであるうえに、そもそもあまり運動神経が良くない。
・時々ぼんやりしてとんでもないミスをしでかす。
・ヘッドホンをしながら走って、車の音や自転車の音が聞こえないのは危ない
・家の近所には安全なランニングコースがなく、主戦場は圧倒的に一般道路
・よく食べこぼして服を汚す。平日飲んでばかりいないで早く家に帰れ。

・別にオレ個人の問題ではないようにも思うのだが、周囲の音が聞こえない状態のまま走ると危険が危ないという部分についてはどうしても否定ができない。なにしろ我が家があるのは関西を象徴するようなイメージを持つ、しかし愛する我が某市である。自動車運転は当然、自転車も好き勝手。決してマナーが良好だとはいえないお土地柄だ。自動車に撥ねられて大怪我させられても車のドライバーの方が逆ギレしそうな雰囲気すら漂っている。
「なんじゃいワレ目ぇ付けとんか気をつけんかいボケ! お? ワシの車キズいっとんやないか、どうしてくれんねんコラ!」 と、いつの間にか被害者と加害者が逆転したとしても全然洒落にならないのである。(いくらなんでもここまでひどくはないはずだが)。

・しかし。『東京マラソンを走りたい』でのランニングは全て音楽があってこそ。一方、オレはこのまま、車の騒音と、旅客機のエンジン音(某市上空をフライパスする)と、自転車の女子高生集団の嬌声(家の前が高校の通学路)をBGMにラン人生を終えてしまうのか。あ、今誰か替わって欲しいとかいいました?


10/02/26
『東京マラソンを走りたい』は、マラソン指南書ではなく、あくまでエッセイ。そして既にランナーである本格的なアスリートに向けた本ではないのだ。そもそも喜国ファンって、ヘビイメタル等の音楽畑とミステリや古本繋がりの文芸畑、そしてもともとのフィールドであるマンガ畑に偏在している印象で、そもそも運動苦手がずらっと揃っていそうな界隈に多いという印象だ。男だったらガリかポチャ、メガネかグラサン、肌つやも顔色も悪く、口下手のクセに言い訳が得意、ちょっとフェチが入ってMっ気あり……ん、話がずれた? 

・ちなみに、本書の冒頭で喜国さんが提示している想定読者はこんな感じ。

運動は得意ではないが、ちょっと走ってみたい。
マラソンに興味はあるが、しんどいのはイヤだ。
走ってみようと調べてみたが、近所にいい練習コースがないようだ。
ときどき走ってみるが、練習が退屈で続かない。
以前は大会にも出たが、記録が伸びず、つまらなくなってきた。
マラソンはどうでもいいが、キクニのファンだ。

・「読んでもらいたい」という人として六個の項目が挙げられている。実際、ざっくり検索をかけて同書のレビュー眺めてみると、現役ランナーさんや、一般の人の感想もあるが、やはり六番目の項目該当者=キクニファンによる感想が目立つように思う。これからどういった方向に読まれてゆくのか読みにくいけれども。

・さて本文。喜国さんが走りの世界に入ったのは、極真空手を習う美人奥様・国樹由香さんに誘われたからだ。空手の合宿での長距離ランニングに向けての奥様の練習に付き合う優しい旦那様という構図。しかし、最初のランニングの敵は体力以上に「退屈」だった! あっという間に手持ちぶさた。飽きてしまうと全然走る気が起きない。 喜国さんの、その退屈を打ち破ったのがiPodである。つまりは、ランニング人生もIT革命によってごにょごにょ。いやまあ、つまり音飛びせず、バッテリーがかなり持つメディアがあってこそ、というハナシなのです。

音楽! うお、オレ関係ねえ! 

・……とまではいいませんが、実情はそれに近かった。 iPod、さらにMP3プレイヤーなど携帯音楽プレイヤーが市民権を得てからもう何年も経つけれど、自分で使おうと考えたことも今まで一度もなかったし。世代が微妙に端境でもあり、テープのウォークマンも持ってなかった。当然、iPodが代替わりを繰り返して、現在は第五世代にあるなんてこと自体、最近調べてみるまで全く知らず。ハードはそんな感じ、そしてソフトとしての音楽趣味も学生時代から社会人初期で止まっている。新しい曲わかんない。最近では東方(神起じゃない方)にいくつか気に入った曲ができたくらい。アレンジでもなく原曲。『U.N.オーエンは彼女なのか?』ってクリスティが元ネタらしいし(言われてみて、はたと手を打った)。(続く)


10/02/25
・「犬ふんランニング日記」からいらっしゃいました皆さま、こんにちは。『東京マラソンを走りたい』、面白かったですよね。本来はミステリ関係の書評とか長くやってるサイトなのですが、このページに関しては、関西在住ランニング初心者の単なる自分語り日記ですごめんなさい。

・さて。

・昨日は落語を聞きに行って、おまけに打ち上げで終電まで飲んでいたので当然ワークなど無し(キリッ!)今日は会社帰りに4kmと少しだけ歩きました。

・さて。

・『東京マラソンを走りたい』に出会う前のランニング日記。つまりは昔話。 内容的には同書への感想へと繋げてゆくつもり。ただ、ここから少し退屈で長くなることが予想されるので読み飛ばし上等です。

・(以下、回想モードと思ってください)。 実は、この本を読む前からジョギング程度の嗜みはあった。多少なりとも走り出した理由は紛うことなき自分の腹メタボ、つまり動機はダイエット。ご存知の方はご存知の通り小生、身長180cmオーバーと背はでかい。が、学生時代からずっと「脱ぐと凄い」メタボ体型。 というのは、手首足首、頭を乗せてる首が細く、また足は短いものの腕は人より少し長いので、分厚い服を着ると実際より痩せて見えるという「ずる」をしてきた。最近は顔がでかくなって隠しきれていませんかそうですか。実際問題、ジーンズの上に腹が乗るTシャツ姿とか、走り出した今であってもまだかなりやばいです。

・大学卒業時点の体重から考えると、それから××年、ざっくりプラス20kg、一年1kgのペースで体重が増えている計算。(書いていて恐ろしい)。このまま六十代に進めば相撲部屋入門も夢ではないかも! でもそれは嫌だ!

・そんなこんなで、もう三、四年前のある朝、宿酔いでむくんだでかい顔を鏡で見て、発作的に走り出した。だいたい3kmくらいの街走りコースを自分で決めて、週末(大抵は土曜日だけ)早朝専門で走った。目的は「痩せ」、なので走っては汗を大量にかき、体重が落ちたみたい!? と喜ぶ罠にはまる。そりゃ水分が抜けただけだ。下手すりゃ運動を言い訳にまた余計に飲んで食って。ついでに長続きもしない。寒いといっては休み、暑いといっては休むので、気候の良い時期に二ヶ月くらい(ということは十回くらい)走っては、長いお休み期間(半年)に入ってしまう。そしてまたある日の朝、自分の顔をみて恐怖のあまり再び走り出すというのがこの何年かのパターンだった。

・昨年の夏場くらいから、どういう訳か珍しく走りが中断せず続いていた。実際、そのプラス20kgの最大体重から5kgくらいすんなりと痩せ、リバウンドもなく体調も良い。『東京マラソンを走りたい』での喜国さんと違って、一緒に走る仲間も、走る以外の楽しみもご褒美も何もなかったが、夜明け近くの朝の新鮮な空気を胸一杯に吸い込んで、まだ目が覚めていない街をストイックに走るという行為自体を純粋に結構気に入っていた。(フク△!=フクさんかっけえ!)

・それまで街歩き用と区別していなかったシューズを、はじめてランニング専用のものに変えたのも、昨年夏過ぎ。今考えると、あのクッションの少ない重い街靴でよくぞアスファルトの上をどたどたと走ってきたものだと思う。回想終わり。なんというか、このまま茫洋と走り続けていてもなあ、と思うか思わないかというところで差し出された御馳走、それが『東京マラソンを走りたい』だったのです。 そりゃもう奥さん、ハートにずっきゅん、琴線触れまくりですよ。


10/02/21
・(なにごともなかったかのようにランニング日記10) ということで土日と山陰方面に行って温泉旅館で蟹喰ってきました。シーズンも終盤に差し掛かっていることもあって、値段の割に味は普通も、とにかく食べた。超がつくほどのオーバーカロリーで体重も2.5kgくらい増えた。ひええっ!

・それはそうと喜国雅彦さんからメールを頂き、いろいろアドバイスと激励を受けました。ありがとうございます。かいつまんで内容を説明しますと、・どうせどちらにせよしんどいのだから、短距離を走る必要はない(うあ、指摘されてみるとその通りだ!) ・足の痛みについては、靴をきちんと合わせることで痛みが和らいだ経験がある ・どうやら『東京マラソンを走りたい』の略称は『東マラ』らしい。

・また、来年まで一年かけてフルマラソンを走れるようになる前提で、東京マラソン申し込み(夏頃?)が当面の目標ということになりました。(あー、書いちゃった)。

・そんないろいろの結果、帰宅後の夕闇のなか、この週末での運動量ゼロは避けたいと我慢できずに走りに出る。1kmと少し離れた近所の公園にある一周430mの周回コースを十二〜三周。途中で周回数がわからなくなってしまったが。心配していたような足の痛みは少なくとも走っているあいだは無く、変に庇わないでいけた。が、息が上がってだいたい8kmでギブアップ。ただ、アイシングしたりいろいろアフターフォローをいれたものの、足の甲の痛みがぶり返してしまったかも。


10/02/19
・(走れないままランニング日記9)足が痛い痛いと書いている。日常生活には問題ないものの、足の親指の骨の付け根あたりの甲側の筋が伸びているような感覚。足の親指を動かしたり、押さえたりすると痛む。試しに小走りすると痛むし、恐らく本格的に走ると、その痛い部分を反対の足側で庇うだろう。でも少しだけなら走ってもいいですか。

・しかし、ま。いずれにせよこの週末は山陰にカニを食べに行くというベタなツアーが急遽親戚一同で決められてしまって行かないとダメなのです。参加費無料の某市マラソン大会に申し込みをしていたとしても、きっとキャンセルさせられたと思う。

・ぼそっと、「家に残ってでも走りたかったなあ……」とか呟いてみる。

・ごめんなさいごめんなさい。こればかりは大嘘。まだ松葉蟹よりランを選ぶほどのラン仙人ではないです。やっぱり足も痛いしね、ムリしちゃだめだよね!


10/02/18
・(ランニング日記8)さてー、『東京マラソンを走りたい』。何度もキーボードでこの言葉を叩いているうちに、小生自身がフルマラソンとかその気になるかというと、こればかりはまだその気になるには至りません。フルマラソンとかその前に、俺には乗り越えなければならなハードルがあるのだ。

・実は次の週末に、現在の居住地である某市が主催する市民マラソン大会がある。河川敷のフラットコース、しかも最長でも10Km、全国的にはおろか地元でも無名、恐らく東京のように大挙して市民ランナーが押し寄せてくることもない、きっと平和な大会に違いない。焼き肉をかけて走るような不心得者もいないだろう。これなら、これならもしかすると参加しても、隅っこで大人しく走っていれば、他の参加者から怒られないかも。(なんか、足が遅いと"真剣ランナー"の皆さんから迫害されるような気がしてならないのです「おらおらー、のけのけー!」とか)。

・……先月、このマラソン大会の申し込み時期、真剣にどうしようか考えていた。煩悶といっていいくらい。家人によれば、パソコンの画面の前で「うー」とか「あー」とか言いながら固まっていたらしい。しかし、その時期はまだばりばりの病み上がり(手術で入院していた)。大会は一ヶ月後。その時点での回復具合が読めなかったことが一つ、そして参加部門を決められなかったことが真の理由だ。どっちにしろ応募は往復ハガキなのでパソコン前でいくら悩もうがあまり関係なかったのだが。

・そもそもこの市民大会はナゾに包まれている(オレ的に)。最長距離になるのが、先にも書いた通り「競走・10Km」である。これはきっと某市居住のハーフやフルマラソンを走るような人が練習代わりに走ったり、元陸上部とか、年季の入った長距離走者がごりごりと肘をぶつけ合いながら「うらー、おらー」とか言いながら戦ったりしているに違いなく、初心者はきっと道端のゴミを見るような、軽蔑含みの視線で一瞥されるに違いない(ひどい妄想だ)。これはもう少し自信が出てからにしよう。

・問題は、自分が参加を検討していたカテゴリにある。それよりももう少し短いところでどうよ。しかしそこには「競走の部・5Km」、そしてもうひとつ「ジョギングの部・5Km」が両方存在するのだ。ジョギングと競走って両方ランニングじゃないんですか?? オレが参加すべきなのはジョギングなのか競走なのか? そもそもスピードだけの違いなのか、誰か教えてクレヨン! と悩み続け、結局今に至っている。答えは分からない。

・ついでに「競走の部・3Km」と「ジョギングの部・3Km」も両方あり、これまた微妙。競走の3Kmって、中長距離でもスピードあるランナーがものすごいスピードで駆け抜けていくレース……なのかもしれない。違うかもしれない。どっちなんだ、はううう! 確実に内容が想像できるのは、「ファミリージョギング・1.5Km」。幼稚園を通じての別ルートから参加のお願いが来ていたくらいだから、子供と一緒にてろてろと走る企画ですよね。さすがに。……いや、まさか子どもが疲れて走らなくなったら背中に背負って走り抜けと? なんという軍隊。恐ろしや某市!

・当然今日も走らず。本は読んだが感想は今日もなし。


10/02/17
・(ランニング日記7)走れないまま、少し考えた結果、ランニング日記を続けてみることにした。ま、これも広い意味では『東京マラソンを走りたい』で述べられているあるポイントと重なるのだけれども。これから淡々と事実を述べてゆくつもりですが、自分語りとか気に入らない方はご遠慮くださいませ。だから読んでから文句言うの無しね。

・ここまで(ランニング日記)などと偉そうに書いてはきたが、これまで六日分つけて走ってるのはうち半分。今日も走ってないので、さらに比率は下がって七分の三でしかない。フクの自己中心的走る走る詐欺。なので題名は……思い付かないのでまた考える。とりあえず仮題:「らんなあ自己中心派」。……この響きはどこか懐かしいものがあるのだが気のせいだと思おう。(嘘、パクリやん)。

・さて。普段ならミステリ絡みのネタ造りに苦しみ、最近は別に書かなくてもいいやと開き直り、そして上方落語の予告とか記録とか書く欄だと思われているこの雑文コーナー(近くハナノベはあるのでまた告知は書く)。変化のきっかけは再三書いている通り、『東京マラソンを走りたい』を読んだのが最大の理由。この本の感想はどうまとめようか迷っているところ。ただ、知り合いや知り合いじゃない人のネット書評とかつらつら眺めていると凄いことに気付いた。どうもこの本、ランに関して、ものすごいモチベーターになっているようにみえるのだ。読み終わると誰もがそれまでの自分以上に走りたくなる。元から東京マラソンに出るレベル人は決意を新たに練習に出かけ、ハーフのランナーはフルマラソン参戦を心に誓い、5Kmランナーは、市民大会への登録というステップを上るという野望を抱く。何よりも普段運動していなかったような人も「少しくらいなら走ってみようかな?」という気になるようなのだ。いずれ、『東京マラソンを走りたい』を読んで走るモチベーションを高め、遊び心を胸に抱きながら、喜国さんのようなランに憧れるランナーたちが「キクマー」きくに・さひこ、だから)と呼ばれる時代が来るに違いない。新書がそのブームのきっかけというのもカツマーみたいでいんじゃないですか。

『東京マラソンを走りたい』、略して……東マ○? これは喜国さん決めて下さい。

・なんのかんので今日も走らず。本は読んだが感想はなし。


10/02/14
・(ランニング日記6)バレンタインデー? 何それ走れるの? ……ということで、日曜日。しかーし、一旦早朝に起きてて、昨晩の湿布を剥がしてとんとんジャンプする、アキレス腱を伸ばす、屈伸する。動きは昨日と同じ。なのだが、痛い! 階段の上り下りにもなんか違和感があるし、昨日よりどうやら悪化してしまったようだ。ここは決断のしどころ、仕方ないのでランはお休み。柔軟体操をして二度寝する。休む日ですね。普通にのんびりして、買い物で夕方に家を出た時に小走りした感じだと、たぶん大丈夫。走るのとは別のかたちに甲を曲げたりすると多少痛む感じだが、普通にしているぶんには大丈夫みたいだ。まあ、痛くなくなるに越したことはない。

・次の週末は一泊二日で出掛ける予定。行きたいような行きたくないような。しかし、このままだとまる二週間走らない可能性が高いなあ。あと、今日は別原稿の関係で感想も無し。


10/02/13
・正式な題名は東京マラソンを走りたい ギャグ漫画家 50歳のフルマラソン(小学館101新書)でした。走らない日はこの本について書くことにしよう。

・(ランニング日記5)2/13(土)。朝。気になるのは左足の甲の痛み。一晩貼った湿布を剥がしてとんとんとジャンプする、アキレス腱を伸ばす、屈伸する。うん、なんとかなるのではないか。なりそうだ。いや、大丈夫、大丈夫に違いない。柔軟体操をしてからランに出発。しかーし、案の定、数百メートルもいかないうちに痛みが少しずつぶり返す。

・走れないほどではないけれど、なんとなく痛みを庇うような歪んだ走り方になっているような気がする。これは良く無さそうだ、ということで従来コースに変更。スピードも抑えて帰宅。出た時と同じくらいの痛みのまま。帰って我流アイシングをしてみる。ケーキとかに入っている保冷剤を痛むところに当てるだけ。保冷剤が溶けたら終わり。あと、湿布をまた貼って日常生活に戻る。試しに少しひねったかたちにするとやはり痛む。さて、明日はどうする?


10/02/12
・(ランニング日記4)通常出勤なのでランは無し。しかし仕事をしながら朝早起きをして、少し走ってから出勤するというのも悪くないとか妄想が始まる。先週から痛めている足の甲。何もしなければどうということはないのだが、力をかけると鈍い痛みが出る。走行は分からないものの、通常歩行には問題なし。あと多少なりとも痛みが引けば、と昨晩から湿布を続けている。

・状態について調べてみたところ、痛みの種類や場所から類推するに、足の腱鞘炎のようなものである可能性大。急に激しいランニングをしたりしたら出ることがある……ふんふん。ってオレのことか。明日は足と相談。


10/02/11
・喜国雅彦 東京マラソンを走りたい(小学館101新書)……は、薄い本なので当然読了しているけれど、感想は別途。個人的には名著の殿堂入り。とりあえず周囲に布教だ。

・(ランニング日記3)待ちに待った休日、しかも週中にあるなんてボーナス気分という建国記念日。ただ走れるというだけでこんなに気分が高揚するなんて。ちなみに日曜日に痛めた足の甲はまだ実は鈍く痛みがあり、少しずつ痛みが引いてきている状態。我慢できそうだ。我慢できなくなったら止めればいいことだし。そして幸いこれまでの蓄積か、筋肉痛らしい筋肉痛は無し。今日は今日とて胸に期すところあり、とことこと出発。

・帰宅。うおー、足(の甲)痛え。最初から最後まで一定のペースで痛いという感じでした。ただ、目標達成。前回は走行時間が約一時間で9km少しということだったので、あと十五分余計に走るというのが今日の目標だったのだ。日曜日コースを少しだけ延長、ほとんど歩くようなスピードでとことこ走ってなんとか時間目標をクリア。シミュレーターで計測してみると10.4km。よし、初の10km越え。人生最長距離走行をまたしても更新だ。

・しかし、疲れが出てまた昼寝してしまったり、食べたりしているので体重は全く変わりません。増えるに至っていないだけ良しとすべきなのか。そもそもそんなものなのか。あと感想も全然書けなかったし。


10/02/08
・(ランニング日記2)日曜日はとりあえず9km走ってみた。いきなり人生のなかで最長距離走行のような気がする。しんどかったけれども気持ち良かった。が、足の甲が痛くなってギブアップ。筋肉でもなく骨の部分。擦れたわけでもなし……。

・で、何が問題かって走り終わってしばらくすると猛烈に眠くなること。日曜の夜から月曜の朝にかけて9時間寝た。子どもですか。筋肉痛はまだよく分からない。たぶんこれから。


10/02/06
・諸事情で出勤することになってしまい、サイン会にはやはり行けへんかった……。

・(ランニング日記)……が、年明けに入手したまま読めていなかった、喜国雅彦 東京マラソンを走りたい(小学館101新書)(リンク先が微妙に合っていないような気もするけど、まあいいでしょ)を何となく七十ページばかり昨晩読んだのはまずかった。もともと昨年からずっと週末だけ三〜四Km流す程度のジョガーだったのが、もしかすると自分のなかにある何かがふつふつと目覚めちゃったかも。つまりは、なんかもしかするとオレは、ジョガーからランナーに昇格しなければならないのではないかと血迷った思いをいきなり抱き出したわけだ。とりあえず今朝は(仕事なのに)わざわざ早起きしてからランニング(距離はいつもより長いとはいえ、秘す)。それから出勤。体力的に整っていないので平日には出来ない所業だなあ。でも、キクニさん、そんな初心者段階から十kmとか二十kmとか走ってたんですか? 

・さっき百四十ページまで読んだ。「夏油温泉殺人事件」の感想書いている場合じゃない。今から寝て明日も走る。