■気温・気候
沖縄は亜熱帯気候なので、当然本土の気候とは異なります。冬場でも20℃を超すことも多く、真冬でも昼間はTシャツで汗ばむくらいの陽気な日もあるくらいです。ただし実際は気温が高くても冬場は北からの季節風が非常に強く、体感温度はそれよりもかなり低く感じます。ちなみに体感温度とは気温から風速を差し引いた数値で、20℃でも風速が15m/sならば体感温度は5℃になります。また沖縄に移住した本土出身の人は最初の1〜2年目は冬は暖かいなって感じても、3年目以降は沖縄の気候にすっかり体が馴染むからなのか、沖縄の人と同様に冬になると「寒い寒い」と言ってコタツにもぐり込む人が多いんですよ。これは知り合いの北海道出身の人の話なんですが、実話ですよ(笑)。
夏場はサンサンきらめく太陽と青い空の下、とても熱くなります。気温自体は本土の盆地の方が高くなりますが、日差し(紫外線)の強さは本土の比ではありません。昼間に太陽の下過ごしていると、皮膚がジリジリと焦げてきます!ちなみに黒い車のボンネットで焼肉ができますよ(笑)。テレビの天気予報では必ずその日の紫外線情報があり、沖縄の人は外出の際に必ず参考にします。沖縄の紫外線の恐ろしさを知っている沖縄の人は海では決して水着のまんまでは泳がずに、上からTシャツを羽織って泳ぎます。それを知らない本土からの観光客が、南国バカンスを満喫したいからなのか海岸で思い切り肌を露出した格好をしていますが、あれはマジで止めたほうが良いと思います。皮膚が真っ赤にヤケドして、病院直行となりますよ。僕も大学生の時に経験があるんですが、ヤケドは痛いし、シミとなって残るので特に女性は後悔すると思います。
沖縄と言えば紺碧の海に突き抜けるような青い空みたいなイメージがありますが、実際はドンヨリした曇り空の日々が多いんです。何と沖縄は日本の都道府県の中で一番快晴の日が少なくて、年間10日程度しかないと言うから驚きです。雨は突然来るスコールや梅雨、台風以外にも秋雨前線が接近する秋や、北からの季節風が吹きまくる冬の間も雨の日が多いんです。
最後に沖縄はご存知の通り台風天国なので、実に数多くの台風が直撃します。ただ沖縄の人たちは台風には慣れっ子なので、本土の人ほど台風だと言って慌てふためくことは無いです。逆に公共機関のバスが運休すると学校や企業はお休みになるので、一部の人達はパチンコやボーリング場に遊びに行ったりするんですよ。またレンタルビデオ店なんて大反響で、人気作品はほとんど全て貸し出し中の札がかかっています(停電になったらどうやってビデオを観るのか疑問ですけど)。中には休みだと喜んで居酒屋に飲みに行く強者(ちなみに僕もです)もいますよ。
■食べ物
沖縄はかつて琉球王朝として繁栄し、ヤマト(日本)とは異なる文化・風習を誇っていたので、当然食文化も本土とは大きく異なります。ゴーヤやヘチマ・パパイヤなど本土ではあまり食しない野菜(パパイヤは果物としては食べますが)が数多く存在します。強い太陽の光を浴びているからなのか、沖縄の野菜は緑色が濃くて実に生命力が満ち溢れているように感じます。
畜産物としては本土では馴染みの無いヒージャー(山羊)を食べます。かつて食生活の貧しかった時代には、ヒージャーは高栄養を誇る貴重な食料として重宝されたんですが、飽食の時代となった現代では血圧が高い人が食べると栄養が高すぎて倒れてしまうような皮肉がそこにあります。ただ未だにお家の新築祝いや、子供の生年祝いなどの祝い事ではヒージャーは欠かすことの出来ない沖縄の重要な食文化として存在しています。ヒージャー以外にはかつて中国から伝来した黒豚を古くから食料として活用してきたので、実に様々な豚肉料理が存在します。「豚は鳴き声以外は全部使える」と沖縄の人は言いますが、豚の耳から血まであらゆる部位を利用するのには驚かされます。また沖縄にはステーキ店が多くありますが、実際はアメリカ占領統治時代からの名残りで輸入品を利用した店が殆どです。近年は石垣島や黒島での和牛生産が有名ですが、沖縄で消費されるのはごく一部で、実際は子牛の段階で本土に出荷されて本土産として肥育されるのです。
魚は亜熱帯なので熱帯魚?みたいなカラフルな魚が多いですが、味は白身・淡白で刺し身にするならば醤油や味噌合えにして食べます。本土出身の僕としては白身の魚ばかりだと満足できずに、たまにサバやアジなどの青魚の刺身が恋しくなることもあります。ただ最近は本土の大手スーパーが数多く進出してるので本土の魚(秋には北海道産の秋刀魚が並んだりする)も買えるのが嬉しいですね。
戦後アメリカ統治の影響でファーストフードが多いのも沖縄の特徴です。A&Wやブルーシールのような本土では馴染みのない沖縄にしかない店も多くあります。ただ近年、食生活がアメリカ化した影響からなのか沖縄は全国一の肥満天国です。これは僕の私見ですが、街を見渡すと確かに本土に比べ太った人が多いように感じます。沖縄は長寿天国のイメージがありますが、残念なことに男子の平均寿命は全国の平均以下なのです。女子は現在全国トップですが、これも数年後に落ちてゆくと言われています。昔ながらの沖縄の食生活をもう一度見直す必要がありそうです。
■ウチナーンチュ
沖縄の人間はTVや雑誌で沖縄出身のタレントを見て分かるように、ホリが深く濃いの顔立ちの人が多いです。街を歩いていると「本当に同じ日本人かっ?」て疑ってしまうほどの美男美女がいます。本当に羨ましいです!でもそれは全員がモデルのような美男美女な訳では無く、男は獣のように毛深くて身長は低め(←平均身長は全国最下位)、先にも書いたように肥満率は日本一ときたもんですから、全体的にはずんぐりむっくりした感じの野郎が多いように感じます。女の子は良い感じに日焼けした可愛い子が多いかな??
そして沖縄の人はメチャメチャ酒が強い!遺伝的に酒を飲めない人の割合も本土より格段に低いらしいです。僕は酒を結構飲めますが、沖縄では弱い部類に入ると思います。(泡盛をボトルでガンガン飲んで、いつも泥酔してます)宮古島等の離島ではそれ以上の強者がウヨウヨ存在するとか噂を聞きます。
性格的にウチナーンチュは南国ラテン系のイメージがありますが、どっちかと言うとシャイな人が多いと思います。沖縄にはイチャリバチョーデー(会えば兄弟)と言う言葉がありますが、これは密接な人間関係を持つ狭い沖縄の社会の中で言えることであり、余所者(特に本土出身)に対しては、過去の歴史がそうさせたのか、どこか身構えたところがあるように感じます。ある意味、沖縄は日本で最も保守的な土地であるとも言えます。これは保守的な土地と言われる京都に住んだことがある知り合いも同感だと言ってました。閉鎖的な性格は離島や過疎地にその傾向が強いのが特徴です。
ただ時間をかけて親しくなっていくと南国らしい熱い人情で接してくれます。一人親しい友達を作ると、そこから知り合いのネットワークが無限に広がっていくのも沖縄の素晴らしいところです。
■方言
僕は今まで日本国内の様々な土地で暮らしてきました。その土地にはそれぞれ特有の方言があり、聞き取れないで戸惑う事も数多く経験しましたが沖縄はレベルが違います。今まで暮らしてきた土地では大体住んで2〜3ヶ月も経てば話していることが大体理解できますし、2〜3年も経てばそれなりに方言をしゃべることができるようになります。でも沖縄は違います!何を話しているのかが全く理解できないんです!理解することができないので、当然話すことなんてできません。沖縄の若者が話すウチナーヤマト口は大体理解できるんですが、僕の職場があるヤンバルの奥地に住んでいる老人達が話していることは未だに理解できません。まだ英語の方が理解できますよ(笑)。これは初めての体験です。さらに離島では異なる方言があると聞きます。一体どうなんでしょうか?
■住居
沖縄に移住するには、住居を探すことが不可欠です(中にはテント生活を何年もしている強者もいますが・・)。本土出身の人間にとって、見ず知らずの土地で住居を探すのは非常に大変です。沖縄に本籍を持つ人間を保証人として要求されたり(最近はお金を払えば保証人協会が保証人になってくれるらしいです)、いざ住んでみると夜な夜な変な虫が大量発生したり、シャワーのお湯が出ないような物件だったりするようなハズレ物件も数多く存在します。信頼できる不動産会社を根気よく探して、何度も物件を見て回ることが重要かもしれません。沖縄の様々な人とのつながりがあると、情報は比較的容易に得ることが出来ます。沖縄に移住するならば、まず沖縄の友人をたくさん作りましょう!!
また沖縄は風呂の無い、シャワーだけの物件が数多く存在します(僕の部屋もそうです)。温暖な沖縄の気候がそうさせたんでしょうか、風呂に入る習慣があまり無いみたいです。修学旅行で九州に行った沖縄の中学生は温泉に入らず、シャワーで体だけ洗った人が多かったと聞いたことがあります。だから風呂に浸かるのが好きな人間にはちょっと寂しいです。ちなみに僕は月に1〜2回は公共温泉みたいな場所に行って風呂に浸かってます。
僕の将来の夢としてはログハウスを自分で建設したいのですが、沖縄ではこれは難しいみたいです。沖縄は高温多湿な気候なので、梅雨時期などは木が湿気を吸い込み膨張して窓が開閉できなくなったりするみたいです。また夏場にはシロアリが大量発生するので維持管理も大変と聞きます。北の国からみたいに石で家が作る等検討しています。まあ土地を買うお金を貯める事が先に必要ですが・・。
■就職状況
今、日本は深刻な不況が続いてますが、沖縄も例外ではありません。失業率が本土の2倍近くあることを考えれば、沖縄のほうが状況は厳しいです。移住するために仕事を探そうと思っても、沖縄には大企業が無く、零細企業が多いので情報を得るのだけで大変です。ただし、手に職を持っている人は仕事を得る可能性は高いと思います。僕のダイビング仲間には本土出身の看護士が多くいます。またダイビングのインストラクターはほとんどが内地の人です。年齢制限がありますが、公務員がある意味一番大きな就職先かもしれません。ただ当然競争率は高く、試験勉強を充分にする必要がありますが・・。
■最後に
沖縄には毎年たくさんの観光客が訪れます。中には僕のように何度も沖縄を訪れ、沖縄が好きでたまらなくなってしまい、終いには沖縄に住みたいとまで考える人もいると思います。沖縄は1年を通じて暖かく、海は世界に誇れるほど美しいです。また人々は気温と同様に暖かく、人情に溢れています。ただ、観光で沖縄に来るのと沖縄に移住するのは大きく異なると思います。実際に沖縄に住んでみると「沖縄移住こんなはずじゃなかった〜!」って思うこともありますし、逆に「沖縄ってこんな素晴らしいところがあったんだ」って思うこともあります。どうしても沖縄に住んでみたくなったら、あまり深刻に考えずに1度沖縄に長期滞在してみて下さい。3ヶ月も居れば沖縄がどんなものか、空気を体で感じることができます。その中でたくさんの知り合いを作ってネットワークを広げると沖縄をより深く知ることが出来ます。友達は地元の居酒屋に飛び込めば自然とできます。僕はいつもそうしてます(僕だけかな?)。
これは沖縄だけでなく全ての土地で言える事かもしれませんが、全てが自分の望みどおりの場所は無いと思います。ただその土地の全てを受け止めて気楽に楽しめば良いんじゃないかな?
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