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昨今の沖縄ブームからか、沖縄移住希望者の数は増加の一途を辿っています。マスコミからは毎日のように発信される『癒しの島』『健康・長寿の島』『南海の楽園』『日本の中の外国』みたいな沖縄情報を見聞すると、「これなら沖縄に暮らしたいと考える人が増えるのも当然かな?」と思ってしまいます。噂では年間1〜2万人もの人が沖縄に移り住んでいるとも聞きますが、一方で移住生活に挫折して沖縄を去っていく人も同じくらい存在すると聞きますので、充分に沖縄移住の実態を把握してから行動に移すのが得策だと思います。ならばどうやって実態を把握するか??本来、僕は沖縄に限らず何処かに移住しようと考えたらインターネットや関連文献の情報を多大に活用するよりは、まず自分で沖縄に行って短期間でも良いから滞在(←決して観光旅行では無い)する。そして滞在期間中に自分の五感(←場合によっては第六感!?)をフル活用して、自分なりの移住スタイルを見つけ出すのが得策だと思っています。しかし、沖縄移住を夢見ながらも内地での現実の生活に追われて、なかなか移住準備に向けた時間を見出せない人が存在するのも事実です。そこで沖縄移住歴5年の経験を素に、ココで僕なりの移住アドバイスみたいなことが出来たら良いなと思います。
■住居
沖縄に移住するには滞在先を確保する必要があります。当面の滞在先としてはアパートやマンション、ホテル、ゲストハウス、職場の寮、知人宅に居候、野宿(笑)などが考えられます。この他にも時間とお金に余裕があるなら、いきなりマイホーム購入する選択肢も考えられますが、個人的には沖縄に住み慣れてから終の棲家を探し出すことをお奨めします。
まずアパート・マンションを借りるには前もって充分な資金が必要なので事前に用意しておく必要があります。ただし沖縄での仕事が決まってないのに先にアパートを決めると、通勤の事情から就職活動の範囲が限定されるので注意が必要です。この場合、那覇を中心にウィークリーマンションが数多くありますので、就職準備期間での滞在にはこっちが良いかもしれません。
また資金に余裕が無い人には、最近沖縄でも増えてきた1泊1500円ぐらいの旅人向けのゲストハウスを活用するのもアリかもしれません。ここにはたいてい長期滞在者(←長老みたいな人)が住み着いていたりするので、様々な有益な情報を得ることが出来るかもしれませんよ。ただゲストハウスの楽しい雰囲気に呑まれて、ぬるま湯の気持ち良さから次のステップになかなか移れない人が居るのも事実です。まずはいろんなゲストハウスを覗いてみたり、ネットや旅人の噂話を聞いて自分に合ったゲストハウスを探すのが良いかもしれませんね。
勤め先に社員寮などがあれば一番の安上がりです。家賃は安いし、敷金礼金も必要ありません。さらに食堂完備ならば無駄な出費が減って、リッチなプライベート生活が出来るかもしれません。なにも正規社員じゃなくても、期間限定のリゾートホテルのバイトなんかでも社員寮(←ザコ寝の場合多いけど)があるケースがあります。就職を先に決めてから沖縄に移住しようと考えている人は、前もって勤め先に寮の有無を聞いてみるのが良いと思います。
沖縄に親しい知り合いが居るなら、しばらく居候するのも良いかもしれせんね。野宿は決められた場所(キャンプ場などで)で近所の迷惑にならないようにしましょうね(笑)。
■仕事
一生悠々自適の生活が出来る人ならまだしも、そうでない人は生きていくためにお金を稼がないといけません。お金を稼ぐには正規社員、契約社員、バイト、季節労働(民宿のヘルパーやサトウキビの刈り取り)、住み込みでの見習い(←ダイビングのイントラ目指すなら安上がり!)、在宅での仕事、自分で起業などが考えられます。沖縄では失業率の高さが社会問題となっているので、移住前に「沖縄だと仕事無いんじゃないかな??」と心配になる人は多いと思います。でもこれは沖縄だけでなく日本全土に言えることですが、決して全ての産業が不況な訳でなく、好景気な産業は必ず何処かに存在します。ですから社会のニーズに合わせて就職活動をすれば自ずと仕事は見つかるモノだと自分は考えています。沖縄の場合いつまでも公共事業に依存した経済から抜けきれずに、何かあると「公共事業減らしたりして俺の仕事どうしてくれるんだ」とか「仕事は国が何とかしてくれるさ」みたいな受け身な思考の人が多いのが、経済停滞の大きな理由だと思います。沖縄でも福祉や医療職、または観光産業では売り手市場(←給料は安いけど)ですから、就職の可能性は高いと思います。まずは自分なりに社会のニーズを見極めてみましょう。
また一方で社会のニーズに自分を合わせないで、自分が今持っているスキルをさらに磨き上げると言うのも良い手段だと思います。「僕は今まで内地でこういう仕事をやってきました。沖縄でその経験をこのように活かしていきます」と言えばいつか希望は叶うんじゃないかな??特にコンピューター関連の技術職の人は自分のスキルを伸ばせば引く手あまただと思いますよ。またある意味標準語を喋れるというのも大きな武器となります。宜野座村などには本土の企業のコールセンターが沖縄の安い人件費目当てに数多く進出しています。ここでは本土の消費者がお客さんですので、沖縄訛りでは無く標準語が要求されますので、ナイチャーであることが利点となるのです。
安定した生活を望むのならば正規社員として働くのが一番の得策なんでしょうけど、沖縄は産業がまだまだ未熟なところがあるので、バイトや起業でもチャンスはいくらでもあると思います。自分が沖縄で生活していく上で、どんな仕事をしてお金を稼ぐかをジックリ検討して下さいね。僕は大学を卒業して不況の中、今まで2回転職をしてきました。でも決して「不況だから・・」みたいなネガティブな考えを持たずに、「これも良い経験!」「こんな社会もあるんだ」みたいにポジティブに考えて仕事を見つけてきました。もちろん職を得るために資格をとったり、勉強にも励みましたけどね・・。皆さんも楽しく有意義に仕事探ししましょうね。
■住居と仕事どちらが優先?
掲示板などで「仕事と住居どちらを先に決めるべきか?」と質問があります。でも希望している仕事の募集タイミングと沖縄移住時期が合致するか?、また内地在住中に就職活動に割ける時間の有無などは人によってそれぞれですから、僕が一概に決めることは出来ません。ですから常にオンタイムで就職情報と住宅情報を入手して、自分が一番良いと思うタイミングで移住するのがベストだと思います。ただし、もし移住してから仕事を見つけようと考えている人は、場合によっては長期戦になる可能性も高いので、充分な資金(1年分の生活費くらい)を用意する必要があるのを付け加えておきます。
■物価
沖縄は生活物価が安いと聞きますが、僕は一概にそうは思いません。確かに東京の物価に比べるとかなり安いと思われるかもしれませんが、僕が今まで住んできた他の地方都市(福岡県や広島県)と比べたら物価の差は殆ど無いのが実状です。逆に電化製品や新車などには本土からの輸送運賃が組み込まれるので、価格が逆に本土よりも高いと言ったケースも見受けられます。またアパートの家賃や地価も那覇近郊はもちろん、何とヤンバルでも本土の地方郊外とそれほど差異は無いんですよ。
一方で本土よりも安いと思われるケースも存在します。例えばお弁当や定食屋さんなど飲食関係の値段はかなり安くてボリュームも多めです。また物価とは直接関係ありませんが、気候が温暖であるために冬服などの衣装代が幾分節約できます。本土と比べて一番物価が安いのはある意味給料かもしれませんね(笑)。
収入と支出をトータルで考えるとどうなるか分かりませんが、仮に出費が少なくても、その分収入も少ないので経済的にはそれほど裕福にならないと思います。経済的な厳しさは、精神的なゆとりでカバーしていると発送の転換をしましょう。
■移動手段
移住希望者なら既にご存じだとは思いますが、沖縄は車社会です。沖縄では移動手段として車が必需品なので、1家に1台ではなく、1人に1台車を持つのが常識だと言っても過言ではありません。沖縄県民の長年の夢だったモノレールが最近完成しましたが、その恩恵を受けるのはごく一部の那覇市民で、殆どの人は今まで通り自家用車とバス・タクシーを利用して島内を移動します。ですから那覇市や小さな離島に住むのなら最低でも原付バイク、沖縄本島中・北部に住むならばどうしても自家用車が必要となります。
ならば自家用車を何処で調達するか?これはに本土からフェリーで持ってくるのと、沖縄の自動車屋さんで購入するの2つの方法が挙げられます。掲示板でどちらが良いのか時々質問がありますが、これもどちらが得策だとは一概には言えません。敢えて言うならば、今所有している車に格別の愛着があったり移住後に通勤など諸事情ですぐに車が必要な場合は本土から輸送して、そうでない場合は沖縄で購入するのが良いんじゃないかな??
ただこれらにはそれぞれ難点があります。まず本土から沖縄に車を持ってくるとフェリーの輸送賃が必要なのと、ナンバーの変更など手続きを怠ると自動車税の支払いなどが県外になるので大変です。僕もフェリーで鹿児島から沖縄まで輸送しましたが、1600ccクラスで7万円程度かかったと思います。また自動車税は毎年以前に住んでいた県(←自動車税は県税なんです)の県税事務所に問い合わせて、納付方法を確認しないといけないのが大変でした。次に沖縄で中古車を購入する場合は信頼できるお店を見つけることが重要です。沖縄は中古車天国なので、日本全国から中古車が運ばれてきます。ですから当然数多くの中古車販売店がありますが、中には事故車や整備不良車をあたかも優良車のように販売するお店も存在します。ですからお店選びをきちんとしてから車を探すことにしましょう。あと新車は値段に輸送賃が入ったり、系列のお店同士の競争が少ないために本土のディーラーよりも値引きは少ないです。最後に沖縄は海が間近に存在するので車に錆止めを処置するのをお奨めしますよ。
■最後に
ここまで準備できたら沖縄でのスタートはほぼ万全じゃないかな?あとは暮らしていけば、新しい人間関係や生活環境は自ずと発展していきますよ。これからは自分なりの移住生活を存分に満喫して下さいね。ただし僕は沖縄が全ての人にとって最高なパラダイスな島だとは思いませんので、もしかしたら人によっては理想と現実のギャップに戸惑ってしまうこともあるかもしれません。そんな時はギャップ自体を楽しんでしまうか、もしくは他に新たな自分に合った土地を探し求めるのもアリだと思います。気張らずに楽しく、一生懸命に一度きりの人生をエンジョイしましょう!
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