ナイアガラ


東京都目黒区祐天寺2−1−5
03(3710)7367

最寄り駅:東急東横線・〔祐天寺〕


まったくジャズとは関係のないお店です。“ナイアガラ”という名前がついていますが、ナイアガラの滝ともナイアガラ・・トライアングルとも関係がありません。ここは鉄道のお店(カレー屋)です。入り口は、ほとんど秋葉原にあった交通博物館。

なぜ交通博物館がジャズ喫茶巡礼の旅に登場するのか?ということですが、そこには深い個人的事情があるのです。
その日、実は都立大学・“Jammin’”を目指して家を出たのです。ところが都立大学に早く着きすぎてしまいました。「どうしよう?」時間はまだ11時前、“Jammin’”のオープンはお昼です。
ぶらぶらと近辺を散歩して時間をつぶそうとも考えましたが、今は8月、さらに晴天。パラゴンの音を聴く前に頭がパーになってしまいます。どこかでコーヒーでも飲んで時間をつぶそう、と決めようとしたその時、「反対!」とお腹の虫が異議申し立て。
「どうしよう?」とさらに考えるうちに『ピーン!』一休さんのように閃きました。大分前に聞いた話しだけど、祐天寺にあやしいマニアック鉄道カレーのお店があるらしいじゃないか。こういう機会はめったにない。よし!!
という深い個人的事情によりジャズは鉄道に置き換えられたわけです。

祐天寺駅で駅の人に訪ねるとすぐにわかりました。駅前の小さなロータリーの外れ、銀行の裏手、コンビニの向かいにその店はありました。
夏休みということもあるのでしょう、子どもたち(と保護者)がいっぱいです。ここでは信じられないことですが、子どもたちがゲームでもなく芸能人でもなくスポーツでもなく......「D51がさあ...」などと鉄道の話をしています。まだ店に入っていないのにもうタイムスリップしてしまったみたいです。

お店の中は鉄道マニアの部屋(実際に見たことはないけれど雑誌などに登場する)、それも筋金入りのマニア。特急列車のヘッドマークやら、蒸気機関車のプレートやら、行き先表示板やらで店内は埋め尽くされています。座席はよく見るとむかしの客車とかで使われていたシートです。カウンターの中でマスターでしょうか、年配の男性は駅員さんのような制帽をかぶって調理をしています。極めつけは鉄道模型。蒸気機関車が、水や料理をテーブルまで運んでくれます。もう子どもたちは大喜び。
忙しかったのでお店の人に忘れられてしまい、全然注文(食券)を取りに来てもらえなかったのでだいぶ長い時間店内を観察できたのですが、意外とカップルも多い。ちょっと落ち着かないけれど、楽しいデートになるかも。


子どもの頃もうSLの時代は終わっていたとはいえ、やっぱり『懐かしい』と思ってしまう世代。カレー一杯で夏の小旅行気分を味わえました。

















Aug.2006