「Garage Jolly」用語解説


 ♪アイドリングストップ♪
 信号待ちなどでクルマが停止しているときに,アイドリングしているエンジンを手動もしくは自動でストップさせること.
アイドリング時は燃料を無駄使いしているので,自動的にこれを行うことが燃費向上の方法として注目されている.


 ♪アクスル♪
 車軸,および車軸を構成するサスペンションなどの部品.


 ♪rpm♪
 「回転/分」というエンジン回転数を示す単位.


 ♪インチアップ♪
 車輪の外径を変えないようにタイヤ扁平率を調整し,ホイールを大径化するチューニング/ドレスアップ手法.
 タイヤの扁平化によって走りの性能を向上できるが,度が過ぎれば乗り心地などの悪化を招く.


 ♪ウィンドシールド♪
 俗に言う「フロントガラス」のこと.


 ♪エアサスペンション♪
 サスペンションの形式を問わず,スプリングに空気バネを使用したもの.
 柔軟なセッティングが可能なため乗り心地を向上できる他,車高を容易に変化させることも可能.
 機構が複雑かつ高コストであるため,高級車に採用されることが多い.


 ♪SUV♪
 「スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル」の略.
 ある程度の不整路走破性を持ちつつ道路での走行性能も犠牲にせず,高い居住性と荷物スペースを併せ持つ.
 かつては「オフロード車」と呼ばれたクルマたちが道路での走行性能を向上させたものと,乗用車の基本設計から派生して不整路走破性を向上させたものとがある.


 ♪AWD♪
 全輪駆動.
 「4WD(四輪駆動)」と呼ばれることもあるが,近年はこの用語が用いられることが多くなった.
 「不整路の走破性に優れる」「FR方式以上にハイパワーを伝達しやすい」「車重が重くなる」などの特徴を有する.


 ♪NA♪
 「自然吸気」の略.
 ターボスーパーチャージャーを用いないエンジンを指す.


 ♪FF,FR♪
 「FF方式」とはエンジンをボディ前方に搭載し,前輪を駆動する方式を指す.
 「室内空間を広く確保できる」「直進安定性に優れる」「車体前方が重くなり機敏に旋回しにくい」などの特徴を有する.
 「FR方式」とはエンジンをボディ前方に搭載し,後輪を駆動する方式を指す.
 「大型エンジンを搭載しやすい」「ハイパワーを伝達しやすい」「駆動軸が室内空間を広げる妨げとなる」などの特徴を有する.


 ♪FMC♪
 「フルモデルチェンジ」の略.全面改良.世代交代.
 モデル途中での改良は「MC(マイナーチェンジ)」と呼ばれる.


 ♪エンスージアスト♪
 "enthusiast"とは「熱心家・熱狂者」の意味.
 「自動車マニアの最上級レベル者」に相応しい称号.
 「エンスー」と略されることもあるが,言葉の重みが一気に失われる上,
侮蔑的・自虐的な意味合いを帯びてくるので,使い方には要注意.


 ♪OEM♪
 "Original Equipment Manufacturer"の略.日本語では「相手先ブランド製造」と呼ばれる.
 自社ブランドで製造発売している製品を他社に供給し,その会社のブランドで販売してもらうこと.また,その製品を「OEM車」と呼ぶ.
 簡単に言えば,ブランドを越えた「双子車」である.
 OEM車とそのオリジナル車には,わずかなデザインの差を除いて性能の違いは存在しないことが多いので,デザインやブランドにこだわらなければどちらを選んでも差し支えない.商談の際,両者を競合させて有利な値引き条件を引き出すのも一つの手と言える.


 ♪オートエアコン♪
 設定された室温となるように,冷暖房温度や風量を自動調節するエアコン.
 家庭用ルームエアコンではもはや常識であるが,カーエアコンではまだ少々贅沢な装備品.上級車では室内の左右や前後(ミニバンなど)で温度設定を独立させたものも存在する.
 温度や風量を自分で調節しなければならないエアコンは「マニュアルエアコン」と呼ばれている.


 ♪オーバーハング♪
 車体の前後輪から外側に張り出した部分.
 自動車の構造上の理由やデザインの自由度のため完全になくすことはできないが,長過ぎると運動性能や実質的な小回り性が悪化する.
 FF車ではエンジン配置の関係上,フロント・オーバーハングが長くなる傾向にある.


 ♪回頭性♪
 旋回時,ステアリングに反応して自動車が向きを変えようとする性質.
 車体前方が軽いほど(エンジンが軽量なFR車やミッドシップ車など),またオーバーハングホイールベースが短いほど高い傾向にあり,スポーティであるといえる.


 ♪キックダウン♪
 AT車の運転法.
 アクセルを素早く踏み込み,自動的にシフトダウンさせる.
 急加速を行うときに有効といえる.


 ♪キープコンセプト♪
 FMCの際に,内外装のデザインテーマやコンセプトを先代から継承させること.
 商業的に成功したクルマをFMCする場合によく採られる手法.


 ♪キャビン♪
 車室.乗員が乗り込む空間.
 1ボックス車・2ボックス車では,ラゲッジスペースと一続きになっている.


 ♪クッション♪
 シートの乗員が腰を掛ける部分.座面.


 ♪クラッシャブルゾーン♪
 自動車の衝突安全性を確保するため,ボディの周囲に設けられた領域.
 この部分が変形する(潰れる)ことで衝突時の運動エネルギーを吸収し,キャビンやその内部にいる乗員がダメージを受けないようにするのが,現代的な衝突安全性に対する考え方である.


 ♪クロスオーバー♪
 従来の自動車の形式(セダン.ワゴン,クーペ,ミニバンなど)に囚われず,それらの要素や特徴を複数組み合わせること.また,組み合わされて作られたクルマ.
 クルマへの需要や価値観の多様化に対応するため,また,全く新しいジャンルのクルマを創造するため,近年多くのメーカーが様々なクロスオーバーのアイデアを模索している.


 ♪軽自動車♪
 日本独自の「軽自動車規格」(全長3400mm以下,全幅1480mm以下,全高2000mm以下,エンジン排気量660cm3未満,定員4名以下)に適合する超小型自動車.ナンバープレートは黄色・黒色.
 維持管理のための諸費用が政策的に優遇されているため「所有しやすいクルマ」として少なからず需要があり,独特の大規模市場を形成している.


 ♪ゲルマン車♪
 ドイツ車・スウェーデン車の総称.
 イギリス車も近年はドイツ企業の技術が導入されていることが多いので,性格付けがゲルマン系に近付きつつある.


 ♪剛性♪
 物体が弾性変形(外部から加えた力を除いたときに,元に戻る変形)に対して,抵抗する性質.剛性が高いほど,その物体は変形しにくいといえる.
 自動車ではシャシーやボディなどの剛性が高いほど,走りや乗り心地の質が高くなるとされている.
 破壊や塑性変形(外部から加えた力を除いても,元に戻らない変形)に耐える度合いを示す「強度」とは意味が異なるので注意.


 ♪構造接着♪
 強力な接着剤で強度を担う基本構造体まで接着する工法.
 その技術は航空機開発で発達し,その接合力は溶接にも匹敵する.
 溶接が技術的に困難なアルミニウム製構造材の接合法,またはアルミ・鉄鋼・プラスティックなど異種素材どうしの接合法として注目されている.


 ♪5ナンバー,3ナンバー♪
 「全長4700mm以下,全幅1700mm以下,全高2000mm以下,エンジン排気量2000cm3未満」という基準(俗に『5ナンバー枠』と呼ばれる)以内に入る乗用車を「小型乗用車(5ナンバー車)」,そうでない乗用車を「普通乗用車(3ナンバー車)」と呼ぶ.
 かつては両者に税制・保険料での差別が存在していたが,現在では撤廃されており,単なる分類上の区別でしかない.


 ♪コンセプト♪
 そのクルマの用途目的や性格付けなど,「どのようなクルマにしたいのか」を示す概念.
 開発時にコンセプトが強固かつ明確に設定されたクルマは,高い完成度が期待できる.逆にコンセプトが弱く曖昧であったり矛盾したものであった場合,完成したクルマの魅力は乏しいものとなってしまう.


 ♪コンバーティブル♪
 ソフトトップ(いわゆる幌)やハードトップ(格納式)でルーフの開閉が出来るクルマの総称.
 乗用車色の強いものは「カブリオレ」,スポーツカー色の強いものは「スパイダー」と呼ばれ,オープン2シーター形式のものは特に「ロードスター」と呼ばれる.
 また,イギリスでは「ドロップヘッド」と呼ばれる場合もある.


 ♪最終減速比♪
 エンジンの動力がトランスミッションで変速された後,駆動輪に連結したファイナルギア(ディファレンシャルギアと一体)で減速される時のギア比.「減速比」「ファイナル」と略される.
 最終減速比を低めにすると加速が力強くなり,重い車重やエンジンの出力トルクの低さを補うことができる.
 最終減速比を高めにすると高速走行がスムーズになり,エンジンの騒音や燃料消費を抑えることができる.


 ♪サイドシル♪
 ボディの側面下部,ドアを開いたとき敷居となる部分.


 ♪サスペンション♪
 懸架装置(けんがそうち).
 路面から車輪を介して伝わる振動や衝撃を吸収したり,走行時の車輪の状態を制御したりする.
 自動車の操縦性・安定性・乗り心地を左右する重要な装置で,様々な形式がある.
 俗に「足回り」とも呼ばれることもある.


 ♪サブマリン現象♪
 衝突事故の際に,乗員がシートベルトをくぐり抜けて飛び出してしまう現象.
 走行中にシートベルトを緩めたりバックレストを倒し過ぎたりすると,この現象に見舞われるリスクが高くなる.


 ♪サーボ♪
 ここでは「サーボブレーキ」の「倍力装置」のことを指す.
 サーボブレーキでは,空気圧の原理でブレーキペダルを踏み込む力を増幅する倍力装置が用いられている.


 ♪自動車税♪
 この国で自動車を所有する際に掛けられる地方税で,自動車の用途とエンジン排気量によりほぼ一律に規定されている.
 自家用乗用車の年間の自動車税額は以下の通り.
 ・
1,000cm3〜1,000cm3 ¥_29,500
 ・1,001cm3〜1,5
00cm3 ¥_34,500
 ・1,501cm3〜2,000cm3 ¥
_39,500
 ・2,001cm3〜2,500cm3 ¥
_45,000
 ・2,501cm3〜3,000cm3 ¥
_51,000
 ・3,001cm3〜3,500cm3 ¥
_58,000
 ・3,501cm3〜4,000cm3 ¥
_66,500
 ・4,001cm3〜4,500cm3 ¥
_76,500
 ・4,501cm3〜6,000cm3 ¥
_88,000
 ・6,001cm3
6,001cm3 ¥111,000
 なお,軽自動車には軽自動車税が掛けられている.
 自家用軽自動車の年間の軽自動車税額は以下の通り.
 ・乗用車 ¥7,200
 ・貨物車 ¥4,000
 現在は環境性能に合わせて税負担を調整する「グリーン税制」が実施されており,一定の条件により税額が増減するので要注意.


 ♪車両感覚♪
 自分の運転している自動車の大きさの感覚.
 ボディやインテリアのデザイン,ミラー類の配置などによって掴みやすいクルマと掴みにくいクルマがあり,実際のボディサイズとの相乗効果で取り回しに影響を及ぼす.
 また,ドライバー自身の車両感覚も重要であり,「車両感覚を磨くことは運転技術の向上に直結する」と言える.車両感覚を発達させれば大型車を扱うことに対する不安も薄れ,クルマ選びの幅が広くなることも忘れてはならない.


 ♪出力,パワー♪
 エンジンの単位時間当たりの仕事率.俗に言う「馬力」.
 クルマを高速走行させる性能を左右する.
 単位はかつてはPS(馬力),現在はkW(キロワット).
 1kW=1.342PS.


 ♪ショートストローク♪
 ストロークボアより小さくなるエンジン設計.
 ショートストロークのエンジンは「高回転域まで良く回り出力を高めやすい」「低回転域でのトルクが弱い」などの特徴を有する.


 ♪スカットルシェイク♪
 走行中にダッシュボードやステアリングコラム周辺が振動する現象.
 オープンカーなど,ボディ剛性の低いクルマに見られることがある.


 ♪スクォット♪
 加速時にボディが後に傾く挙動.


 ♪ストローク♪
 レシプロエンジンにおける,ピストンの往復する距離.


 ♪スーパーチャージャー♪
 エンジンの出力トルクを高めるために過給(エンジン内に自然吸気で吸入される以上の空気や燃料を送り込むこと)を行う装置.
 特に,エンジンの動力で直接装置を駆動するものを指す.


 ♪セグメント♪
 乗用車(スポーツカー・ミニバン・SUVなどは別)をボディサイズで分類する際のカテゴリーの呼び方.元はヨーロッパの某メーカーが考案した分類法とされているが,現在は広く普及している.
 (1)Aセグメント
  超小型車.省資源トレンド・新興国のモータリゼーション発達で
  注目度が高まりつつある.
  例:日本の軽自動車,トヨタiQ,スマート,タタ・ナノ
 (2)Bセグメント
  コンパクト車.幅広化のトレンドで,日本の「5ナンバー枠」に
  収めるのが難しくなってきた.
  例:ホンダ・フィット,スズキ・スイフト,プジョー207,ミニ
 (3)Cセグメント
  中間車.幅広化のトレンドで,日本の「5ナンバー枠」に
  収めるのは今や困難である.
  例:日産ティーダ,マツダ・アクセラ,VWゴルフ,アルファロメオ・ジュリエッタ
  
Cセグメント車をベースにしてボディをセダン・ワゴン化して
   全長が長くなった場合,「CDセグメント」と呼ぶ場合がある.
  例:三菱ランサー・エヴォリューション,VWジェッタ
 (4)Dセグメント
  ミディアム車.近年大型化・プレミアム化が著しい.
  例:レクサスIS,スバル・レガシィ,アウディA4,シトロエンC5
 (4)Eセグメント
  大型車.「アッパーミディアム」と呼ばれることも.
  例:ホンダ・インスパイア,日産フーガ,BMW・5シリーズ,ボルボS80
 (5)Fセグメント
  フルサイズ車.ほとんどが各メーカーの最高級車に位置される.
  例:レクサスLS,メルセデス・ベンツ・Sクラス,ジャガーXJ,クライスラー300


 ♪センタートンネル♪
 駆動軸を通したり剛性を確保したりするため床面中央に設けられる,前後方向の盛り上がり.


 ♪ダイブ♪
 減速時にボディが前に傾く挙動.


 ♪タイヤ♪
 車輪の外側を構成する,ゴムを主材料とした部品.
 自動車の「走る・曲がる・止まる」といった全ての挙動を左右する重要部品であることを忘れてはならない.

 *タイヤサイズ表示の見方
  
(例)205(1)/60(2)R(3)15(4) 91(5)H(6)
  (1)タイヤの幅(mm)
  (2)扁平率(%)
  (3)「ラジアルタイヤ」であることを示す
  (4)ホイール径(インチ)
  (5)ロード・インデックス(数値が大きいほど重い負荷に耐えられる)
  (6)速度記号(対応できる最高速度を示す)


 ♪タイヤハウス♪
 フェンダーの内側,車輪の回りに設けられた空間.
 及びそのために生じる,室内への出っ張り.


 ♪ダウンサイジング♪
 ヨーロッパの自動車業界で主流になっている設計思想で,「ボディの大きさに対してエンジンの排気量を小さくする」というもの.
 「エンジンを小型化することで軽量化できる」「小排気量のエンジンはCO排出量が少ない」などのメリットを期待しており,小排気量化で低下する出力トルク直噴化およびターボチャージャースーパーチャージャーで強化する.


 ♪ターボ♪
 エンジンの出力トルクを高めるために過給(エンジン内に自然吸気で吸入される以上の空気や燃料を送り込むこと)を行う装置「スーパーチャージャー」の一種で,正式には「ターボチャージャー」と呼ぶ.
 装置の駆動が排気ガスの圧力で行われるため,他のスーパーチャージャーとは区別されている.


 ♪ダンピング♪
 サスペンションスプリングの振動を減衰させる部品「ダンパー(ショックアブソーバー)」の作動する様子.
 弱過ぎれば車体がユラユラするし,強過ぎれば突き上げが激しくなる.


 ♪タンブル♪
 ボディ側面の上方への絞り込み.
 ちなみに,「エンジン燃焼室内に発生する混合気の縦渦」のこともタンブルと呼ぶ.
 「シートを水平になるまで前倒しする」こともタンブルと呼ぶ.


 ♪チューニング♪
 自動車の性能を最適化,もしくは向上させるための改良や改造.


 ♪直噴♪
 「直接燃料噴射」の略称.
 従来のエンジンでは燃料を吸気管内に噴射し空気と混合してから吸入するのに対して,直噴エンジンでは空気だけを吸入したエンジン燃焼室内に燃料を直接噴射し,燃焼効率の適正化を図る.


 ♪ディスチャージヘッドライト♪
 ヘッドライトの光源として用いられる高輝度放電灯.「HID」「キセノンライト」とも呼ばれる.
 光が青白くて明るく,省電力で耐久性に優れるが,コストが高い.


 ♪ディファレンシャルギア♪
 自動車がスムーズに旋回できるように,駆動輪の内側・外側に回転速度の差を生じさせる装置.
 日本語では「差動装置」.俗に「デフ」と呼ばれる.
 AWD車の中には前後の駆動輪に回転速度の差を生じさせる必要があるものがあり,そのためには「センターデフ」が装備される.


 ♪デッド♪
 反応が鈍い状態.
 特にステアリングを切っても反応しないときに,この用語をよく使う.


 ♪登録車♪
 自動車のうち,軽自動車を除いた「登録自動車」の略.
 一般には「ナンバープレートが白色・緑色のクルマ」と理解しておけば差し支えない.
 本サイトでは,軽自動車と特に区別したい場合にこの用語を用いる.


 ♪ドライヴィングポジション♪
 運転姿勢.
 「ポジション」「ドラポジ」などと略される.


 ♪トラクション♪
 駆動力.牽引力.


 ♪トランクスルー♪
 セダンなどの3ボックス車で,リア・シートのバックレストを倒すことでキャビンとトランクルームの空間を一続きにし,ラゲッジスペースを拡張できる機能.
 細長い荷物に対応するために,リアシートの一部分(大抵はセンター部)だけをトランクスルーにする例もある.


 ♪トランスミッション,ミッション♪
 変速機の総称.「ミッション」は略称.以下の種類がある.

 (1)MT(マニュアル・トランスミッション)
  手動変速機.「マニュアル」と略される.俗に「ミッション」と呼ばれることも.
 ギア段数は一般に5段〜6段.
 (2)AT(オートマティック・トランスミッション)
  自動変速機.「オートマ」と略される.
 ギア段数は一般に4段〜6段.7段や8段といったものも.
 (3)CVT
  無段変速機.
 エンジンの効率が良くなる変速比を自動的に選択する.
 疑似的に有段マニュアル変速が可能なタイプも.
 (4)シーケンシャル・トランスミッション
  MTのクラッチ操作が自動化され,レバーを前後に動かすだけでシフトできるもの.
 大抵の場合,自動変速機能も併せ持っている.
 (5)デュアルクラッチ・トランスミッション
 2組のクラッチを利用することで素早い変速を可能にした,シーケンシャル・トランスミッションの一種.
 大抵の場合,自動変速機能も併せ持っている.

 MT車にはアクセル・ブレーキ・クラッチの3ペダルがあるのに対し,それ以外のものではアクセル・ブレーキの2ペダルだけで運転するので「2ペダル車」と総称することも.
 2ペダル車にマニュアル変速モードが備えられている場合,「パドル」と呼ばれるステアリング裏のレバーでシフトできるものが多くなっている.


 ♪トルク♪
 エンジンの回転力を反映する値.
 クルマを加速・登坂させる性能を左右する.
 単位はかつてはkg・m(キログラム・メートル),現在はN・m(ニュートン・メートル).
 1N・m=0.102kg・m.


 ♪トルクバンド♪
 有効にトルクの出るエンジン回転域.


 ♪トールワゴン♪
 ワゴンの全高を高めに取った,あるいはミニバンの全長を短くして2列シートとした背の高い2ボックス車.「ハイトワゴン」とも言う.
 軽自動車では限られたボディサイズの中で居住スペースを確保するため,ボディ形式の主流となっている.


 ♪トレッド♪
 左右の車輪の間隔.日本語では「輪距」と呼ばれる.
 一般に,トレッドが広いほど旋回・車線変更時の安定感が増す.


 ♪トレーラー♪
 自分自身は原動力を持たず,他の自動車に牽引されて使用される自動車.
 多くの荷物・バイクやボートなど大きな荷物を運搬するためのものや,キャンピング機能を有するものなどがある.
 牽引車とトレーラーを連結した状態での全長が12m以下,かつトレーラーの総重量(自重+積載物の重量)が750kg以下,トレーラーの車軸が1軸であれば,牽引免許を必要とせず普通免許だけで運転可能.


 ♪排気干渉♪
 エンジンの各シリンダーから排出された排気ガスが排気管内部でぶつかり合う現象で,排気効率の低下を招き,エンジン性能に悪影響を及ぼす.
 旧型の水平対向エンジンやV型8気筒エンジンで顕著に見られる「ドロドロ排気音」の原因でもある.


 ♪ハイブリッド♪
 複数の動力源を併用する「ハイブリッド車」の略.
 近年は,燃費改善・排気ガス削減のために,エンジンと電気モーターを併用したハイブリッド車が注目されている.


 ♪バケットシート♪
 サイドサポート部の張り出しが大きく,乗員を包み込むように支えるシート.
 窮屈な印象があるがホールド性は非常に高く,スポーティなクルマに多用される.


 ♪バックレスト♪
 シートの乗員が背中を当てる部分.背もたれ.


 ♪パッケージング♪
 自動車の空間・配置設計.
 これが優れていると,小さなボディでも広い居住空間を確保できる.
 メカニズムのパッケージングは,クルマの運動性能にも大きく影響する.


 ♪バネ下♪
 サスペンションアーム,ブレーキ,ハブ,ホイール,タイヤなど,足回りの可動部分の総称.
 バネ下の重量が軽いほど,走りの質が高くなるとされる.


 ♪バルクヘッド♪
 エンジンルームとキャビンを仕切る隔壁.


 ♪パワーバンド♪
 有効に出力の出るエンジン回転域.


 ♪パワーユニット♪
 エンジン・トランスミッションなどを複合した総称.ハイブリッド車の場合は,モーターも含まれる.
 駆動軸やディファレンシャルなどの駆動系部品まで総称すると「パワートレイン」と呼ばれる.


 ♪バン♪
 商用車の一種.
 トラックとは異なり,ラゲッジスペースは箱形である.
 軽商用車及び小型商用車は「4ナンバー車」,普通商用車は「1ナンバー車」とも呼ばれる.


 ♪ハンドリング♪
 英語での元の意味は「操縦」.
 自動車用語としては,「操縦感覚」「操縦のしやすさ」といった意味合いで用いる.


 ♪ピッチング♪
 走行中に車体が前後に揺られるような挙動.
 非常に乗り心地の悪い状態と見なされる.


 ♪ヒップポイント♪
 シートの着座位置.
 高ければ視界が良く運転しやすくなり,低ければ路面の感覚が良く伝わりスポーティ.
 クルマの種類によって,適正なヒップポイントは自ずと違ってくる.


 ♪ピラー♪
 ルーフ・パネルを支え,キャビンを構成する支柱.
 ボディの前方から順に「フロントピラー(Aピラー)」「センターピラー(Bピラー)」「クォーターピラー(Cピラー)」「リアピラー(Dピラー)」などと呼ぶが,クルマの形状によっても呼び方は変化する.
 ボディの強度や剛性にも影響を与える重要部材である.


 ♪プラットフォーム♪
 シャシー(パワートレインサスペンション,ステアリング,ブレーキなどの総称)にフロアパネルやフレーム(全てのクルマに存在する訳ではない)を合わせた構造体.車台.
 プラットフォームの上にボディを組み合わせれば,自動車は一応の完成を見る.
 最近ではプラットフォームの基本設計を共有しつつ,異なったボディを組み合わせて多くのクルマを派生させる開発方法が良く採られている.
 同一メーカー内だけでなく,提携関係にあるメーカーの間でプラットフォームの基本設計を共有することも珍しくない.


 ♪並行輸入♪
 外国で発売されている自動車を,正規輸入代理業者以外の業者が輸入すること.
 並行輸入車はかつて正規輸入車よりも低価格で販売されていたが,近年では価格面でのメリットはほとんどなくなり,正規輸入では手に入らない車種や日本製の輸出専用車(逆輸入)を入手するための手段となっている.
 なお,並行輸入車は正規ディーラーで十分なアフターサービスを受けられる保証がないので,自力でアフターサービスを実施できる体制を持った輸入業者を選ぶ必要がある.


 ♪ヘッドスペース♪
 キャビン内での,乗員頭上の空間.


 ♪扁平率♪
 タイヤの幅に対する高さの比率.その数値は80%〜30%と幅広い.
 一般に,乗り心地を重視する場合は数値の高い,走行性能を重視する場合は数値の低いタイヤが選択される.


 ♪ボア♪
 レシプロエンジンにおける,シリンダーの内径.


 ♪ホイールストローク♪
 
サスペンションの機能により,車輪が上下移動できる距離.
 一般道路には凹凸やうねりが小さからず存在するので,ホイールストロークを大きく取ったクルマの方が路面の不整を吸収しやすく,乗り心地が良い傾向にある.
 低重心化や見栄えのために車高を下げるチューニングを行うと,ホイールストロークが小さくなるので要注意.


 ♪ホイールベース♪
 前後車軸の距離.日本語では「軸距」と呼ばれる.
 一般に,ホイールベースが長いほど直進走行時の安定感が増し,キャビンを広くすることができる.


 ♪マルチリンク♪
 サスペンションの一形式.
 複数のリンクを組み合わせ,車輪の接地状態を最適化した方式.


 ♪ミッドシップ♪
 車体前後の重量配分を適正化するなどのために,エンジンを前後アクスルの中間(一般にはリア・アクスル前方)に搭載する方式.駆動輪は主に後輪なので「MR方式」とも呼ばれる.
 「車体前方が軽くなり機敏に旋回しやすい」「車体前方が衝突衝撃を緩和する構造としやすい」「キャビンが小さくなり室内が狭くなる」などの特徴を有する.


 ♪ラゲッジスペース♪
 荷物室の空間.


 ♪ラダーフレーム♪
 「フレーム」とは車体の骨格となる構造体.そのフレームがハシゴ型をしているものを指す.


 ♪ラテン車♪
 フランス車・イタリア車の総称.


 ♪ランフラットタイヤ♪
 パンクなどにより空気が抜けても一定条件で走行可能なタイヤ
 タイヤの側面を補強し,空気が抜けてもつぶれないようにしてある場合が多い.
 「乗り心地が硬くなる」という弱点を持っているが,スペアタイヤを省略するために純正装着される例が増えている.


 ♪リジッド♪
 「リジッドアクスル」の略.
 サスペンションの一形式で,左右で固定された車軸を単位として可動する.
 左右の車輪が独立して可動する「独立式サスペンション」と区別する際に用いられる用語.


 ♪レスポンス♪
 一般には「応答」「反響」の意味.
 自動車用語としては,運転者の操作(アクセル,ステアリング,ブレーキなど)に対するクルマの反応を指す.


 ♪レッグスペース♪
 キャビン内での,乗員足下の空間.


 ♪ロードホールディング♪
 車体が路面に張り付くような挙動.


 ♪ロードノイズ♪
 タイヤ回りから発生する騒音.


 ♪ロール♪
 旋回時にボディが横外側へ傾く挙動.


 ♪ロングストローク♪
 ストロークボアより大きくなるエンジン設計.
 ロングストロークのエンジンは「低回転域でのトルクが強い」「高回転域で回りづらく出力を高めにくい」などの特徴を有する.


 ♪1ボックス,2ボックス,3ボックス♪
 ボディの形式を見た目から分類した呼び方.
 (1)1ボックス
   ボディ全体が1つの箱に例えられる形式.
   バン,バスなど.
 (2)2ボックス
   ボディ前方に独立したエンジンルームを持ち,2つの箱を合わせたように例えられる形式.
   ハッチバック,ワゴン,ミニバンなど.
 (3)3ボックス
   ボディ前方に独立したエンジンルームを,ボディ後方に独立したトランクを持ち,3つの箱を合わせたように例えられる形式.
  セダン,ノッチバッククーペなど.


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