蓮田
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Sep.,25,2009.


岩国れんこん


れんこん と はす

《広辞苑より引用》
れん‐こん【蓮根】
 ハスの地下茎。花後に肥大した末端部を食用とする。はすね。はすのね。藕(ごう)。はいね。蓮のはい。はちすのね。蓮茎。

はす【蓮・藕】
 (「はちす」の略) スイレン科ハス属の多年草。インドなどの原産。 古く大陸から渡来した。仏教とのかかわりが強く、寺院の池、また池沼・水田などに栽培。
 長い根茎を有し先端にゆくほど肥大し、ひげ根を出す。葉は水面にぬき出て、円く楯形で直径六○センチメートル内外に達し、長柄を有する。
 夏、白色または紅色などの花を開く。普通一六弁。果実・根茎(蓮根れんこん)などを食用。 古名、はちす。〔季・夏〕

岩国れんこんの略歴

 当初日本在来種でれんこん栽培が始まり大正中期ころまで栽培されていたが、その後大陸系のものが導入されて、これを品種改良などにより現在に至っています。
 一般に在来種は紅色の花をつけ蓮根(はすね)は比較的細いのに対し、大陸系のものは白色の花をつけ蓮根は比較的太いです。
 平野部では多くの水田が昭和初期から中期にかけて、徐々に米から蓮に転換されていき、現在では大半が蓮作りに変わっています。(米は農家の主に自家用程度だと思います。なお、山間部では米も栽培されています。)
 ただ水田自体減少傾向で、元々水田だったところが宅地になったり、ショッピング街になったりしています。


岩国れんこん

蓮の花  れんこんは岩国の特産品の一つです。
 岩国ではれんこんも「はす」と呼ぶことが多いです。
 当地でのれんこん栽培の歴史は、約180年と聞きます。

 他地域のものより『穴』が一つ多い?といわれています。
 葉は水面に浮いたようなものではなく、しっかりした茎に支えられ水面から1m〜2mに達し、葉の直径も1mに達するものがあります。
 そのため強風に弱いという特性があり、初夏から秋にかけての台風の影響が無視できません。
 また、多くを海に面した地域で栽培しているため、台風での強い潮風=塩の影響も無視できません。
 しかしながら、僅かな塩分はれんこんを美味しくしているのかもしれません。
 写真で収穫しているのは早生(わせ)という、普通のものより早く採れるものです。
 収穫は10月〜11月が最盛期で、1月〜2月まで続きます。12月に入ってからのものは、おせち料理用として珍重されます。

収穫風景

ポンプ 収穫風景  れんこんの収穫は、できるだけ傷がつかない様に、ほとんどを手作業で行います。
 ここでは水分を残したままの蓮田に、ポンプの水圧で泥を飛ばしながら収穫しています。(早生の収穫)
 蓮田は稲田に比べ泥の層が深く、深いところでは0.8mくらいあります。そのため、田に入っての作業は移動だけでも大変です。
 夏〜秋口は良いですが、晩秋から冬にかけては寒さが加わり、更に大変な作業になります。

 カメラを向けると、葉陰に隠れてしまったのでちょっとわかりにくいですね。
 水分を除いた蓮田では、大きな熊手の様な道具等で丁寧に掘り出すという方法を取ります。

 いずれにしても稲などと異なり、機械化が困難で大変な労力です。
※この収穫方法の欠点は、蓮根の表面に傷が付いてしまう事です。そうした理由から、現在はほとんどこの方法は取っておらず、1本1本手掘りしています。 2008年9月

作況 2009年度

取れたてれんこん
 今年は今のところ(風)台風の影響はないのですが、残念なことに長梅雨による日照不足で、生育状態が芳しくありません。
 早生〜9月収穫計画分は良品収量が少なく、“おいしさ”が劣る反面価格はやや高値水準となる見込みです。

 9月収穫計画分は10月上旬の収穫となる見込みです。
 これからの天候に期待です。
 


れんこん料理

 煮物と酢物が一般的ですね。
 色々と紹介したいとは思いますが、何分料理に関しては無知なので、これからという事でご容赦ください。

きんぴられんこん?

 きんぴらごぼうのごぼうの代わりに、れんこんを千切り風にして使うことも多いです。
 ごぼうよりやわらかく、歯の弱ったお年寄りでも食べやすくなります。あまり細くし過ぎない方がよろしいようです。ごぼうの土臭さが苦手な方も、お試しください。




え〜じゃん どっと 混む

生産者直売のご案内

 ニセモノにご注意ください。
 昨今、中国などから安価なものが大量に輸入されています。中には、輸入品を国産品のようにあるいは産地等を明示せずに販売していることもあるようです。
 生産地だけでなく、生産者が明示されている商品であれば、とりあえず安心かも。
 一般に輸入品は収穫から時間が経っているのと、洗浄処理などで風味や食感が低下している場合が多いです。
 見栄え(だけ)良い蓮根も要注意。
 まっすぐで傷がなく、収穫作業性をアップするため、塩ビパイプ等の中に蓮根ができるようにしているものがあるようです。
 見栄えは良くても、生育が制限され栄養分も充分にいきわたっていないので、味や食感は自然栽培のものよりかなり落ちるみたいです。
 防腐処理や酸化防止処理・漂白処理をしてるものは、日が経っても白いままです。
 特に岩国のれんこんは鉄分やその他ミネラルが豊富で、収穫から日が経つとこれらミネラル分が酸化して黒っぽくなってきます。
 いつまでも白いままのものは、何らかの処理がされている可能性があると思われます。

えーじゃんどっとこむえーじゃん どっと こむ
 岩国発のインターネットショッピングデパート。
 山口県東部の特産品や各種自然派商品など色々販売中。


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あとがき
 取材等に協力して頂いた方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
  取材協力: 生粋岩国れんこん 恵 美 屋

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