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どうにもならないエロゲーレヴュー

2004年1月19日

ケース1 「佐川君、ハーイ!」

東京の有名企業家(栗田工業)の子息、佐川一政はフランス留学中に友人を自分のアパートに招いて、その友人を殺害し、その死体と性的交渉のあと鼻や乳房を食べたという。彼は牢獄に入ることなく、精神病院に収容されることになった。彼はその後、父親のコネで日本に戻り、有名人なりの執筆活動を展開した。佐川急便疑惑の際、
佐川の飛脚の格好をしてテレビ出演したのが記憶に新しい。



ケース2 「アルバート・フィッシュ」

彼は現代サド・マゾヒズムの帝王。自らの性器に針を刺し、糞を食い、子供を殺し、死体でシチューを作る。また彼は自分をキリストだと信じて、神の命令によって男の子を去勢しなければならないと信じていた。彼は少女殺害後に、その少女の両親に手紙を出した。そして、その直後に逮捕された。手紙には、
「グレイシーはとっても美味しかったです」と書かれていたという。



ケース3 「ヴェレンティーナ・ドルヴィリナ」

ドルヴィリナのアパートに住むボリス・カモロフは異常な匂いのする部屋に入っていくと、なにやら美味しそうに食事する光景に出くわした。彼は『おかしい』と思いつつもそのパーティーに加わった。彼は食後
「ちょっと硬めの肉だった」と感想を述べた。ドルヴィリナは犬の肉と説明し、カモロフはその説明に満足した。怪しげな状況にも関わらず、カモロフはことの異常さに気付かなかったのである。後に分かったことだが、カモロフの食べたその肉は、彼の実の弟レオナードだった。




カニバリズムとは、人が人を食らう行為である。




その行為は儀式であり、快楽であり、時には生きるための止む無き行為である。


豚や牛を食うのには抵抗を示さないが、人が人を食うという行為にはこれ以上ない禁忌を感じる。



そんなタブーを、エロゲーという場違いとも思えるべきメディアで表現した作品があります。



沙耶の唄




一応、クソゲー・マイナーゲーを看板にしている当サイトは、大手のエロゲーをレヴューするのはあまり好ましくありません。



そんなの何所だってやってるしね。



だが、「沙耶の唄」に関しては、当サイトにおいてレヴューしなければと思っています。





だって人肉食べてるもん。




了承の文字が瞬間に浮かびました。




まさかエロゲーでカニバリズムが見れるとは思いもよらなかったです。そんなわけでストーリーを紹介。


主人公の「匂坂郁紀」は交通事故により生死の境を彷徨った。
主人公はなんとか一命を取り留めたものの、一緒に事故にあった家族は全員死亡。
不幸はそれだけではなかった。
事故の後遺症で、見る物全てがグロテスクな臓物に見えてしまう。
自分以外の人間は全て肉塊の化け物になってしまったのだ。
親しかった友人も例外ではない。

ただ一人、沙耶という少女を除いて・・・。




というもの。救いのないお話でした。


主人公にしてみれば親しかった友人すらも臓物に見えてしまうわけで、化け物が気安く話し掛けてくるのは気が滅入るのでした。



友人の方にしてみても、まさか自分達が化け物に見られているとは思いもよらず、事故後の主人公の豹変には戸惑うばかりです。




主人公の認識障害は更に進み、匂い・味覚にも異常をきたし始めます。


そりゃ、
味はカレーでも見た目がウンコじゃ美味しく食べれませんよね。



狂った世界を見せられ続けている主人公にも、ただ一人だけ、世界に主人公を除いた唯一人だけ人間に見える存在があります。

このゲームのヒロイン、「沙耶」と呼ばれる少女です。



当然のように惹かれていく主人公、たとえ周り全てが臓物人間じゃなくとも
ロリータボディの「沙耶」ちゃんなら私も惹かれます。


そんなロリータ「沙耶」ちゃん、
見た目に似合わず食べる物がすごいんです。





人を食べるヒロインです。





まあ、見た目と言っても、認識障害の主人公には美少女に見えるだけあって、普通の人間から見たら
アレな存在なんですが。



彼女がどんな存在かは、ゲームをやってから知ってもらいたいのであまり言いませんが、歩いたときに「ぐちゅ」とか「ぴちゃ」とか、そんな感じの
湿っぽい音を出すヒロインであるとだけ記載しておきます。







とにかく騙された気分です。








グルメな「沙耶」ちゃん、彼女は
アレなんですから人を食べても別に問題ありません。問題は主人公の「匂坂郁紀」です。


「沙耶」ちゃんが作ったカニバルな料理を




「うん。僕でも食べられる味だ。
っていうより、美味しいよ。これ」








と、初めての人肉は大好評のようです。



この感想に気を良くした「沙耶」ちゃん。


「まだまだ一杯あるし、食べきれないぶんは冷やせば2、3日は大丈夫だよ。ちょっと味は落ちるんだけどね」


・・・会話だけなら楽しい食事風景といったところですか。


この会話が普通だからこそ、その日常をかけ離れた異常さが際立っているんですね。


主人公が戻れない一線を越えたのは、人肉が普通の食事になったこの瞬間からだと思います。





CGはお馴染みの「中央東口」氏、「虚淵玄」氏のシナリオにはこの人しかいませんね。



お互い、エロより人肉と思っているんでしょうね。



音楽も完璧にマッチしたものとなっていて、流石だぜニトロという感じです。



アドベンチャーゲーム
らしいですが、選択肢が3箇所しかありません。


「ヴェドゴニア」の戦闘を
「いらない」
・シナリオだけを見たいと評価したのは、他ならぬニトロファンの僕等です。


「鬼哭街」しかり、今更ゲーム性云々ではないでしょう。


密かに
「お前等が言ったとおりに作ったよ」との逆ギレを感じるのは考えすぎですか?




そろそろ結論としますと、この「沙耶の唄」は面白かったかと言われると、『微妙』だったとしか言えません。つまらなかったわけではないんです。



むしろ、ストーリーに惹きこまれました。5・6時間で終る短さも、時間に追われる社会人エロゲーマーとして個人的に評価するところです。



ただ、後味の悪さと、ホラーさ加減はとてもオススメできるものではないです。


そもそも
美少女ゲームとして見るのが間違いなんでしょうな。


『カニバル』ゲーとしては、文句なしの出来だったということで終らせてもらいます。




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