研磨の工程 写真集&研磨作品集


2016年01月04日
備州中路住盛次作。

刃文は、小沸出来、互の目、湾れ、下半刃縁潤み心に働き多く、上半刃縁締まり気味に二重刃掛かる。




2016年01月04日
備州中路住盛次作。下の続き。

地鉄良く詰み地景入り地沸付く精美な肌合いになる。地鉄全面に映りが立つ。




2016年01月04日
備州中路住盛次作。下の続き。

太刀ですが、銘は佩裏刀銘に切ります。在銘品が他に無く不明な点が多い刀工ですが、鎌倉中末期の青江派と思われます。




2016年01月04日
備州中路住盛次作。

平成27年度、研磨外装技術発表努力賞受賞作品。





2016年01月04日
水心子正秀。下の続き。

切っ先 裏。




2016年01月04日
水心子正秀。下の続き。

切っ先部分。




2016年01月03日
水心子正秀 平造り脇差

平造り脇差で相州伝の作品で地刃良く働きます。




2015年02月07日
粟田口藤原忠綱





2015年02月07日
粟田口藤原忠綱





2015年02月07日
粟田口藤原忠綱





2015年01月10日
無銘 大和志津

26年度 研磨外装技術発表会 努力賞受賞作




2015年01月10日
無銘 大和志津

26年度 研磨外装技術発表会 努力賞受賞作




2015年01月10日
無銘 大和志津

26年度 研磨外装技術発表会 努力賞受賞作




2014年05月24日
石見大掾国助3





2014年05月24日
石見大掾国助2





2014年05月24日
石見大掾国助1

石見大掾国助 国広門人 河内守国助の弟




2013年11月08日
兼元 短刀 3

この短刀は京物に倣ったと思われる作で、この手の作は兼定(之定)には良く有りますが、兼元には珍しいと思います。




2013年11月08日
兼元 短刀 2

二代兼元は通称「孫六」と呼ばれて有名です。斬れ味鋭く最上大業物です。




2013年11月08日
兼元 短刀 1

匂い出来直刃。地に淡く映り立つ。




2013年03月16日
青江

平成24年 研磨外装技術発表会 優秀賞




2013年03月16日
青江

上と同作




2012年02月13日
肥前住播磨大掾藤原忠国2





2012年01月27日
肥前住播磨大掾藤原忠国1





2011年07月17日
長義(3)





2011年07月17日
長義(2)





2011年07月17日
朱銘 長義(1)

 薙刀直し脇差  朱銘 表 長義  裏 本阿弥花押(光遜)。




2011年01月27日
志津(兼氏) 3





2011年01月27日
志津(兼氏) 2





2011年01月27日
志津(兼氏)





2011年01月27日
丹波守吉道 2





2011年01月27日
丹波守吉道





2011年01月27日
武憲(靖国刀匠 靖憲)





2011年01月27日
研磨作品 十文字槍

 




2005年05月29日
研磨の工程 写真集。

 研磨の工程の写真を載せています。
 私の拙い技術で、研磨に付いて述べるのは恐縮なのですが、刀の研磨の一端でも紹介したく、写真を載せています。ご覧下さい。
 一番下まで下りて、下から上がりながら見て頂くと分かり易いと思います。




2005年05月29日
差し込み砥ぎに付いて。

 差し込みは、刃が明るく締まり気味で、地鉄が細かく詰んでいて、刃文が複雑過ぎて、通常の刃取りが行えないものに向いている方法で、どの刀にも行って効果が有る方法では有りません。
 拭いに時間が掛かる為、地鉄が荒れ気味に成り勝ちなので、最初から肌が荒れていたり肌立っている刀には向きません。また、刃が眠い物は、拭いを入れて、刃が沈んでしまうので、これも向きません。
 差し込みをして、良くした方が良い刀は少ないと思われます。




2005年05月29日
差し込み 拭い 仕上げ。

 拭いの工程です。
 拭いの成分が、差し込みと通常の砥ぎとの大きな差で、通常は、刀の鍛錬の時に出た鉄肌を細かく摺って使うのですが、差し込みでは、主に磁鉄鉱と言う物を摺って使っています。江戸時代には、対馬砥の粉末を拭いに使っていて、それを対馬拭いと称して、今でも差し込み砥ぎの事を対馬拭いと言ったりしますが、今は、拭いの成分は磁鉄鉱が主体だと思います。
 拭いの研磨力が弱いので、地鉄が、鉄肌拭いよりも黒くは成りませんが、刃も黒く染まらないので、地が黒くなると刃が白く浮いて見えてきます。
 拭いをして、これで終りなのですが、拭いが被って刃が黒く成ってしまったら、もう一度刃を刃艶で白くして補ってやり、また拭いを差して終ります。
 後の磨き、ナルメの工程は、通常の研磨と変わり有りません。




2005年05月29日
差し込み砥ぎ 地艶 刃取り。

 ここは地艶の工程です。
 これも、内曇地砥と同じで、成るべく肌を押させ気味にする様にしなければ成らず、其の為に、あまり硬い地艶は使わない様にします。
 ここでは、細かい所にも動かし易い様に、貼り地艶と言う地艶を和紙と漆で裏打ちした物を使いました。地鉄を押さえるには柔らか目の砥石を薄くして用いるのですが、貼り艶の方が薄くして動かし易いので使用しました。

 刃取りは、通常の砥ぎでは、地艶の後、拭いをして、その後刃取りをして仕上げるのですが、差し込み砥ぎでは、地艶の後、成るべく刃文に忠実に、地鉄にはみ出さない様にして砥ぎます。所詮人間の手で行う事なので、あまり複雑な事は出来ないのですが、成るべく刃に沿ってはみ出さない様心掛けます。はみ出しても、次ぎの拭いで消える程度ならばよいです。
 




2005年05月29日
差し込み砥ぎ 下刃艶。

 差し込み砥ぎでも、内曇りまでの工程は、あまり変化は有りませんが、内雲砥の地砥では、あまり硬い砥石で肌を強調しない様にし、少し肌を伏せ気味にします。
 差し込み砥ぎは、この後の工程の拭いの成分が異なり、研磨力が弱いので、拭いが入りにくく、拭いの時間が長く成り勝ちで、肌がガサツク傾向が有るからで、ガサツカ無い様に、肌を最初押さえ気味にするのです。
 下刃は、鉄肌拭いと同じ様に刃を白くするのですが、この刀は皆焼と言う刃文で、地鉄の面積が狭いので、殆ど白くなってしまいますが、次ぎの地艶の工程を行うと、地鉄の方は黒くなってきますので、それ程構わなくて良いです。




2005年05月29日
差し込み砥ぎの工程 

 ここからは参考として、差し込み砥ぎの工程を載せたいと思います。
 差し込み砥ぎは、明治以前には一般的に行われていた砥ぎ方だったのですが、明治以降、金肌拭いの後、刃取りの方法が出来てから、そちらが一般的に成り、差し込みは、あまり行われなくなりましたが、今でも、需要が有り、刀に寄っては、こちらの方法が向く物が有り、行われています。
 私の技術では、何処までお伝えできるか分りませんが、御参考に成ればと思います。




2003年12月07日
ナルメ。

 切先をナルメて、峰の先に化粧の流しの線を書き入れたらば、砥ぎの工程は、総て終了です。
 油を塗り、打ち粉で落しと言う作業を数度繰り返して、水気を除去して、再度、油を塗り鞘に収めます。
 錆び身でしたので、長い工程を経ましたが、無事終える事が出来、良かったです。




2003年12月07日
ナルメ。

 切先のナルメは、下砥ぎの時と同様な砥ぎ台を用意して、ナルメ台と言う、木に切りこみを入れスプリング状の弾力の有る道具の上に和紙を数枚置き、其の上に、上質の刃艶を置き行います。
 斑が出ない様に、筋切りの線が残らない様に、かといって超えては、元も粉も無いので、慎重に行います。
 刃艶の質、和紙の厚さに気を付けるのは、勿論ですが、下研ぎが悪ければ、奇麗にナルメる事は出来ないので、下研ぎの良否が一番の決め手だと思います。
 書き忘れましたが、水を入れている桶は、内曇り砥からは、プラステック製を使っています。それ以前の工程で使用した道具を内曇り砥から先の工程で使うのは、ヒケ傷を出す原因に成りますので、避けなければいけません。木の桶は、一旦水を張ったら、常に水を入れている様にしないと桶の箍が緩んでしまいますので、水を入れて置いておかなければ駄目なのですが、保管する場所が無いのと、プラスティック製は、洗って清潔さを保てるので、かえって良いかと思い、使用しています。
 仕上げ研ぎ及び、ナルメの工程では、少量の水で足りるので、桶の水は使用しないで、壷のような物に水を入れて行いますので、ここでは、台がずれない為の重しです。




2003年12月07日
筋切り。

 竹で定規の様に当てておき、そこに短冊型に切った刃艶をヘラで押さえて、横手の線を出します。
 正確な位置に出す様に気を付けなくてはいけませんし、表裏ずれてもいけないので、神経を張り詰めて行わなければいけません。やり直しが効かないので、簡単な様で、難しい工程だと思います。
 




2003年12月04日
刃取り。

 刃取りを、表裏終えて、その後、上げ磨きを行います。ここまで来ると、完成間近なので、刀身に傷が付かない様に十分な配慮が必要です。
 磨きは、磨く所以外は、布等を巻き保護して行います。




2003年12月04日
刃取り。

 刃取りは、峰の方から手を入れて艶を押さえて行う方法と、刃の方から、艶を押さえて行う方法が有ります。どちらを行うかは、流派等によって違います。
 峰の方から行う場合は、裏側は、左手で行うことに成り、これは地艶も同様です。どちらの手も、同様に動かす事が出来る様にしなければなりません。




2003年12月04日
刃取り。

 刃取りの作業です。
 刃艶を、円形や俵型に切り、刃を白くしていきます。
 良く、刃を書いている様に誤解される方が有りますが、これは、刃文に添って行うものなので、直刃は直刃、乱れ刃は乱れはで、直刃を乱れ刃にするような事は、不可能です。刃文に極力忠実に、刃文の雰囲気が出る様に行います。上品に行うのは、中々難しく、ここでも、理想と現実に苦しみます。
 砥師の技量と個性が一番出る工程だと思います。




2003年12月04日
下磨き。

 磨きは、下、中、上げ磨きと、3段階で行います。
 本来は、拭い、刃取りを終えて、磨きを纏めて行うのが一般的なのですが、先に中磨きまで終えておくと、拭いの黒さの程度が良く分かるので、其の様にしています。




2003年12月04日
拭い。

 拭いの作業を行うと、刃も黒く染まってしまいます。これでも、刃が見えない事も無いのですが、より刀の美観を高める為に、其の後に、刃取りと言う作業で、刃を白くして行きます。
 拭いには、鉄肌拭いの他に、対馬拭いと言う方法も有ります。対馬拭いの方が、歴史が古く長所も有るのですが、どの刀にも効果的では無いので、現在は、鉄肌拭いが主流です。




2003年12月04日
拭い。

 拭いの作業中です。




2003年12月04日
拭い。

 拭いの液と、拭い道具です。
 拭いは、刀の鍛錬の時出た、鉄肌を乳鉢で、超微粒に成るまで、摺った物を油でといだ物です。
 これを、吉野紙を数枚重ねた物で濾して、刀身に置き、綿で擦っていきます。
 鉄の粉に拠る、研磨作業ですが、拭いを入れる、と、昔から表現しています。
 拭いに、酸化クロム等を混ぜると、地鉄に、微妙な青みや、潤いを増す作用が有ると言われ、配合を工夫したりします。私は、入れても、それ程、効果を増すとも思われませんし、鉄肌だけの方が、素直な結果が出るような気がしますので、殆ど、鉄肌だけの拭いを使用しています。
 どのような拭いを使うかは、それぞれの砥師の考え方で、どれが良いかは、一概には言えないと思います。
 長く行うと、地鉄が荒れたりする時が有るので、なるべく、短時間で行うのが理想です。




2003年12月04日
地艶。

 地艶を終えた所です。
 薄く拭いを入れたぐらいの黒味が出るまで行って、其の後の工程の拭いは、サッと終わらせられるのが理想ですが、中々。。。。理想と、現実の自分の技量との差に悩むところです。
 地鉄に対する、砥石での作業は、これで終了です。




2003年12月04日
地艶。

 地艶の工程ですが、これは、砕き地艶と言う方法です。他に、刃艶のように、和紙で裏打ちして使用する、貼り艶と言う方法も有ります。どちらを使うかは、流派などで変わります。どちらが良いかは、一長一短有って、どちらとも言えないですが、彫り等が有れば、貼り艶を使わないと砥げません。
 写真を見て、ちょっと、艶の大きさが大きかったような感じに思えてきましたが、柔らか目の石だったので、これぐらいでも良かったです。本当は、もっと、沢山の数を扱えると良いのですが、指が小さいので、扱えないのです。
 地艶は、柔らかい物から始め、一定の硬化が出たら、硬い物に変えて行います。2段階から、三段階ぐらいで行います。
 硬い物にしたら、もっと薄く小さくして行います。
 硬い物ほど、ヒケ傷等を付けると、取れないので、慎重に注意して行います。




2003年11月28日
下刃艶。

 刃艶は、内曇りを割って和紙で裏打ちした物で、必要な大きさに切り薄く摺って、刃取り、ナルメ等に使用します。
 この工程は、下刃艶と言って、刃部の曇りの砥石目を取り、より滑らかにする作業です。仕上げの刃取りほど、細かく行う必要は有りませんが、焼頭と、刃先は、良く艶を効かせるように心掛けます。
 焼の谷間の地部も白く成りますが、これは、次ぎの地艶で補えますので、大丈夫です。




2003年11月28日
仕上げ場。

 仕上げは、砥ぎ箱を置き、椅子に座って、膝の上に布を置き、その上に刀を置いて、主に親指で作業します。
 下研ぎに比べ、より繊細は作業に成ってきます。
 箱は、砥ぎ専用の物が有るのですが、私は、自前の箱で、代用しています。取っ手が金具なので、あまり良くは無いですね。変えねば…とは、思っていますが、先立つ物が無いので。この箱でも、金具意外は、何も不備は有りません。
 箱の横のビンは、油です。変な薬では有りません。念の為。




2003年11月26日
内曇り 地砥。

 他の部分です。
 これも、中々の根気が要る作業で、鎬の際などは難しく、自分の技量の至らなさに苛立ってきたりしますが、頑張って進みます。この工程が、下研ぎの一応の最後に当りますが、肌を起こすなど、仕上げ砥ぎに関わる要素も多く、手を抜かない様に、心掛けたいです。




2003年11月26日
内曇り 地砥。

 内曇りの地砥です。地砥は、刃砥より、硬質の砥質で、地鉄を引き砥ぎして、鍛錬の肌や地景等の働きなどを引き出します。
 中々、この辺までくると、撮影が難しくなってきましたが、刃砥よりも、地鉄に黒味が出て、肌も起きてきたのが、分るかと思います。
 刃砥の時では、粗い地沸しか見えませんでしたが、粗い沸の周りに細かい沸も付き、刀身全体に地沸が付いていて、刃縁にも付き、中々、覇気が有り、良い感じに成ってきました。




2003年11月23日
内曇り砥。拡大。

 刀身の部分の拡大です。
 この部分は、沸が付いて、刃が崩れた様に成っていますが、他の部分は、匂口の締まった尖り刃を交えた刃文ですが、この部分と同じ様に、所々、荒沸が付いて、地部にも、粗目の地沸が付いています。
 




2003年11月23日
内曇り砥。

 内曇り刃砥を引いたところです。柔らかい砥質の為、全体が白くなります。この時点では、刃部よりも、地部の方が白くなりますが、この後の地部に対する作業、内曇り地砥、地艶で、黒味が出て、刃は白く、地鉄は黒い日本刀の姿に成ります。
 内曇りを引く、と、砥ぎ方を表現するように、引く方に、より強い力で研ぎます。
 なるべく長い範囲を、満身の力を込めて引かないと、細名倉砥の砥石目は抜けません。特に、刃部は硬いですから、体力を要します。
 この、内曇りの作業が、一番体力と、根気を必要とすると、思います。
 




2003年11月23日
内曇り砥

 内曇りの砥石です。
 左二つが、刃砥で、右が、地砥です。
 刃砥の方が、地砥よりも柔らかめで、まず、刀身全体に掛けて、細の砥石目を抜き、刃部により効かせて、働き等を引き出します。
 地砥は、刃部に罹らない様に、地鉄部に掛けて、地鉄の肌を出したり、働きを引き出します。
 刀に寄って、砥石の効きが違ってきますので、刀に合った、砥石を選択出来る様に、何丁も用意しておかなくてはいけません。また、購入した砥石が、全く用を成さない事も有り、無駄も出ますが、天然砥なので、仕方が無いところです。
 私の持っているのは、これだけではないです。。。。念の為。




2003年11月21日
細名倉。

 素麺を並べたような砥石目に成るのが、特徴です。
 これも、規則正しく砥石目が揃わなくてはいけません。
 天然砥の作用で、刀身が白っぽく成ってきます。




2003年11月21日
細名倉。

 細名倉砥の天然砥石です。産出量が少なく、其の内に、手に入らなく成ってしまうかも知れません。上に乗っているのは、天然の名倉砥で、砥石表面(これを砥面、トズラ、と称しています)の狂いを修正します。
 細は、人造も有り、そちらでも差し障りは無いのですが、天然を使用すると、仕上がりが良いとされていて、実際、その様な気がします。
 硬い質なので、使用には、刃先に強く当てない等の、配慮が要ります。天然なので、硬い異分子も混入しているので、気を付けて、取り除かなければいけません。
 




2003年11月20日
同。

 逆向きです。
 書き忘れましたが、ここまでの工程は、総て、人造砥石を使用しています。
 大量に、天然砥が掘られて、良質な物を選別できた時代は、天然砥が良かったかも知れませんが、現状では、人造砥を使用する方が、何かにつけて良いと考えます。




2003年11月20日
名倉切先。

 切先には、改正砥を当てないので、備水の砥目を取るのは、名倉砥です。
 どちらも、キリに研ぎますので、備水の砥目を残さない様に、注意が必要です。




2003年11月20日
名倉砥

 名倉砥は、縦に研ぎ目が付く様に研ぎます。これを、タツにつく、と言います。改正の斜めの研ぎ目と区別します。
 突き上げる様に、シャクリを加えて研いで行くのも、この工程の特徴です。
 縄を奇麗に並べたような状態にします。研ぎ目が曲がる様では、地に斑が有ります。




2003年11月18日
改正砥。

 改正砥は、大きく、斜めに砥石目が付くように研ぎます。大筋違い(おおすじかい)に研ぐと言います。
 備水砥と、砥石目を変えることによって、備水の砥目を残さない様にします。




2003年06月04日
切っ先、逆向き。

 ちょっと見難いですが。。。。。




2003年06月04日
切っ先

 備水砥で研いだ切っ先。金剛砥より、ピッシとしてきました。横手の線(平地、切っ先を分ける線)も、鎬地の線同様、平地、切っ先を研いで行って、自然に交わった所に出すのが理想です。小鎬も正しい形にして、横手と鎬地の交わる点、三つ角もキリッとする様に出します。
 切っ先の肉置きを正しくしないと、仕上げの最終のナルメにまで響いてくるので、手を抜かないようにします。




2003年06月04日
備水砥

 峯、鎬地は、平らに成る様に研ぎ、平地は、正しい肉置きに成る様に気をつけて、鎬の線が、奇麗な曲線で出るようにします。鎬の線は、無理に作り出すのではなく、鎬地、平地の順に正しく研いだ時で、交わった所に自然に出て来るのが理想です。




2003年06月04日
次の工程、備水砥

 写真では分かりにくいと思いますが、鎬地は、筋違い(すじかい、刀身に対して、斜めに砥石目が付く様に研ぐ事)平地は、きり(刀身に対して、真横に砥石目が付く様に研ぐ事)峯は、筋違いに研ぎます。
 他のやり方も有りますが、これが一番オーソドックスなやり方です。
 




2003年05月31日
金剛砥

 刃こぼれ、錆が取れて、鎬の線もきまってきた。この次ぎの、備水砥で、しっかりとした整形をするのだけれど、この砥石でも、出来るところまでは、しっかりと行わないと、後が大変に成ってしまう。が、荒い砥石なので、無理はし過ぎない様に気を付ける。
 幸い、大きな傷も無く、良い。
 錆も、見た目程には深くない。50年の錆は、刀にとっての、致命傷にはならない様で有ります。
 鎬地も平らに成っていて、錆びる前の研ぎも、良い研ぎがしてあったのではと、想像されて、出所は、良い刀かも知れません。




2003年05月31日
刃を引く

 いったん、刃こぼれの凹んだ所まで刃を引いて(平たく言うと潰す)その後、刃を付け、刃こぼれを除去する。
 3mm近い深さの刃こぼれを取るのは、中々、難儀で時間が掛かる。そこだけ取ると、凹んでしまうので、全体に、刃を引いて、刃の線が、正しい曲線を描く様に、常に意識するのを、心掛ける。
 もっとも、この刀は、全体に刃こぼれしているので、元から先まで、刃を引いてしまう。




2003年05月31日
刃こぼれ

 ここも、酷い事に成っている。刃こぼれを取って、錆を落とし、整形する。




2003年05月31日
金剛砥

 金剛砥を使用して、錆、刃こぼれを取り除き、形を整形した。傷などは無いので、良かった。




2003年05月29日
久々に。。。

 念願のデジカメを買ったので、久々に載せてみます。 
 まずは、扱いに慣れなくては行けないので、直ぐに、上手くは行かないかも知れないけど、少しずつ成れて行けたいと思う。
 これは、赤羽刀の切っ先です。随分、酷い事に成っていますが、修正して行く工程を載せたいと思います。




2002年03月08日
構え

 下砥ぎではこのように構えます。習得するのはかなり、大変ですが、古くから伝わる、刀を研ぐには一番合理的な構えです。




2002年03月08日
上から見たところ

 椅子が斜めなのは、片方のお尻を浮かせ、前傾姿勢になり、体全体で研ぐためです。




2002年03月08日
私の仕事場です。

 アパートの一室を仕事場に借りているのでこのような砥ぎ台を作ってもらいました。完全防水。汚水を沈殿させてポンプで排水するようにしています。