モノクロモニタを搭載する一体型のコンパクトスタイルで'84年にデビューした初代Macintosh (128K)。 続いて発売された512KやPlusも全く同一のボディーを採用していました。'87年に発売されたSEからは、独・フロッグデザインによる新たな筐体が使用されましたが、基本的な外観形状は初代128Kを踏襲していました。SEの登場と同じくして、Mac初のモニタ別体デスクトップタイプであるMacintosh IIも発売されます。しかしその後もClassic、同II、Color Classicとモニタ体型Macはリリースされていきます。

 Performaにもモニタ体型と別体型が用意されていました。当時Performaには、Classicの筐体を流用し、モノクロモニタを搭載した一体型の200シリーズ、モニタ別体の400シリーズと、同じく600シリーズがラインナップされていました。後に14インチ・カラーモニタを採用した500シリーズが追加されます。400シリーズと600シリーズの違いは、400シリーズはLC系のボディーを流用した低価格版、600シリーズは、オリジナル筐体に、当時普及し始めたばかりのCDドライブを搭載した、ハイグレードモデルでした。

 そもそもPerformaシリーズは、ハイエンドユーザー向けのMacと差別化するべく企画されたラインナップで、家電量販店で購入できる、どちらかといえばMacビギナー向けでした。付属ソフトも一般者向けの実践的な内容のものが多く、付属ソフトを含めた全てをApple社がサポートしていたのが特徴です。ただし、決して安価を売り物にしたチープなモデルではなく、機能によってはハイエンドモデルに肉薄するものもありました。

 '94年にMacintoshシリーズが、CPUにPower PCを採用するようになると、PerformaシリーズもPowerPC化され、'95年に型式番号に0が一つ追加された新モデルとなります。その時点で、モノクロコンパクトタイプの200シリーズと、フロッピードライブしか装備しない400シリーズは姿を消し、500シリーズは5000シリーズに、600シリーズは、6000シリーズへとリニューアルされます。そして、5000シリーズは、新たに15インチ・カラーモニタを採用した新型ボディーを纏ってデビューしたのです。

 5000シリーズは、歴代のPerformaシリーズ中、数多くのバリエーションが存在しますが、変わり種は、5420と、この5440の2機種でしょう。筐体全てがブラックカラーの限定モデルとして登場した5420と、5420が好評だったため、その半年後にレギュラーバージョンとしてCPUをアップグレードして発売されたのが5440です。筐体のカラーリング(着色樹脂)以外、通常のPerformaと違いはありませんが、精悍なイメージが強く出ており、中古市場でも未だに根強い人気があります。





 5440のロジックボードです。開発コードは「アルケミー(Alchemy)」と呼ばれていました。
 このロジックボードのアーキテクチャー(基本思想)を発展させたのが、後のG3シリーズのベースとなった「ゴサマー(Gossamer)」でもあります。つまり、現Power Macシリーズ・ロジックの源流ということになります。
 このボードの特徴は、コストダウンを図るため、PCで使用されているチップを各所に採用し、新たにPCIバスを導入したことがあげられます。そのため、USB/Firewireカードや無線LANカードなど、各種PCI拡張カードが使用でき、ハードウエアの進歩に応じたグレードアップも可能です。

 黒いボディーは、キーボードとマウスがなければ、まるで15インチのテレビのようでもあります。実際、TVチューナーと、リモコンが付属しているので、アンテナと接続すれば、テレビ放送が受信できます。TV画面もウインドウのひとつとして表示されますので、アプリケ−ション作業中に、ウィンドウに縮小して画面の片隅に表示させておくことも可能です。さらに、画質はあまり良くないのですが、録画機能も備えています。その他、FMラジオチューナも内蔵しており、付属のアンテナケーブルでFM放送も聴くことが出来るという、1台3役のスグレパソコンです。
 このPerformaは、京都に住む学生さん(当時)から、周辺機器と併せて譲ってもらった物です。とても丁寧に扱っていたらしく、キズひとつない、新品同様のマシンでした。付属品もビニール袋を含め、全て残されており、なんだか自分と良く似ているなと思ったものです。
 現在、400MHzのG3カードを搭載し、6GBのハードディスク、メインメモリ136MB。さらに唯一の弱点であるビデオ回路をPCI
拡張カードで強化しています。またCSIIスロットにはイーサネットカードを装着し、過去にOS 9.1まで動作させた事がありますが、今は、8.6で充分快適な環境を楽しんでいます。
 一緒に譲ってもらったCanonのプリンター(BJC-420J)です。確かこれもブラックカラーの限定バージョンではなかったかと思います。前オーナーのこだわりが感じられます。さすがに今のプリンターレベルと比較すると、色の再現性や、印刷範囲も狭いですが、写真以外の書類の印刷に、まだ充分使えます。
 この時、外付けのSCSI・Zipドライブも頂きました。ちょうどメインマシンのG4がZipドライブ内蔵型だった事もあり、この時以来、KazzyはリムーバブルメディアにZipを多用していく様になります。
 いずれの周辺機器も、付属品から全て保管されており、若いのに、とても几帳面なオーナーだったようです。

Performa 5440 M5189J/A
  • プロセッサ:180MHz Power PC 603ev → 400MHz Power PC G3(INTERWARE Booster 64・54 G3 400)をL2キャッシュスロットに装着
  • メモリ:標準16MB →(オンボード8MB、現在は8+64x2=136MBに拡張)
  • ドライブ:CD-ROM(8倍速)→MATUSITA 8倍速 CD-Rに換装(CD-ROM読み込み20倍速) 1.4MBフロッピードライブ
  • ハードディスク:1.6GB IDE → 6GB ATA/33(B&W G3より流用)
  • グラフィックカード:Grand Vimage MM PCI 17(INTERWARE)をPCIスロットに増設
  • Farallon Fast EtherTX 10/100 ネットワークカードをCSIIスロットに装着
  • モニタ:15inch マルチスキャンタイプ
  • 外付けドライブ:iomega Zip/100 SCSIドライブ に対応



 今はなき、日本のINTERWARE製の機能拡張カードです。
 上がG3カードで、400MHz版はINTERWARE社が倒産する数カ月前に発売され、Kazzyが店頭で入手したのは、倒産の数日前の事でした。ですから、今となってはかなり貴重なカードと言えます。
 L2キャッシュスロットに装着するタイプの物で、起動時にこのカードの機能拡張書類を読み込んだ段階で、再起動するというプロセスを経て、アクセラレート機能が有効になります。

 下は、アルケミーの弱点でもあったビデオ回路を補完するPCIカード「Grand Vimage MM PCI 17」です。カード上に2MBのグラフィックメモリを搭載します。このカードの特徴は、外部ビデオ出力を内蔵モニタに回す事が出来る点です。この機能により832x624の解像度で1670万色のカラーが再現出来ます。
 また、デスクトップの表示面積を拡大する「Vimage スクリーン」機能を搭載しており、この機能を使用すると、最大1600x1200(256色)の表示画面を実現します。(但し、モニターの表示能力自体を改善する訳ではないので、広がった部分は、スクロールによる表示となります)


(2002.09.15)

Performa 5440をさらに「使える」マシンとするべく、内蔵の純正CD-ROM ドライブをサードパーティ(他社製品)の8倍速CD-R ドライブと交換してみました。但し、5420、5440のみが採用する、ブラックボディーとマッチさせるため、ドライブのベゼル部分を、純正パーツの加工により取り付けてあります。


 標準搭載のApple純正 8倍速 CD-ROM ドライブで、松下製OEMによる SCSI ユニットです。60倍速ドライブが登場した現在では、さすがに時代遅れを感じさせますが、それでも当時は高速なドライブでした。(最近ではCD-ROM単体のドライブというものを見かけなくなりましたね。) プラックのベゼルとトレー以外は、通常のベージュモデルに搭載されていた8倍速ドライブと違いはありません。
 パソコンの読み取り装置として、CD-ROMドライブを最初に搭載したのはMacでした。Macintosh II vi/同vxシリーズに搭載されたそれは「CDキャディー」と呼ばれる樹脂のカートリッジにCD-ROMを装填してから、ドライブに挿入するという手間がかかったもので、読み込みも等速( ! )のドライブでした。IIvi/vxの登場は1992年のことです。ドライブの進化は、それから約10年で60倍もの高速化を果たしたことになります。


 今回内蔵した、松下寿工業製の SCSI CD-R ドライブです。ライト8倍速、リード20倍速というスペックです。ライト/リードともに48倍速のCD-Rドライブが存在する現在とは隔世の感がありますが、SCSI を採用しているCD-Rドライブとしては、比較的高速な部類に入ります。Performa等、オールドマックに増設しやすいのが利点です。このドライブは元々、センチュリー製の外付けドライブに採用されていたものです。純正ドライブとの違いは、ベゼル部ににヘッドフォンジャックと、そのボリューム調節用ダイヤル、CD-Rのライテング状況を示すインジケータランプが装備されている点です。


 サードパーティー(他社製)ドライブをMacに装着する際、注意しなければならないのが、背面にあるオーディオコネクタです。一般的なPC対応のドライブでは、オーディオ信号の出力線がMacとは異なり、コネクタも小型のものが取り付けられています。(左上の小さな写真) 別途変換アタッチメントも存在するのですが、入手が困難なため、今回は古いドライブからMac専用のコネクタを移植しました。この作業には、ドライブユニットを分解し、基盤を取り外す必要がありますが、分解自体は底部のビスを外していけば簡単に行えます。この松下寿製ドライブの基盤には、Mac用のコネクタに対応したパターンと、取り付け穴が既に開けられています(Mac用のコネクタ付きのドライブも存在するようです)。交換にはハンダ付けが必要となります。(写真は交換後)
 CD-Rは書き込みに熱を発生するので、背面には基盤を冷却するための空冷ファンが搭載されています。(ファンの向こうはダクトになっており、基盤から空気を吸い上げるようになっています。)
 SCSI ID を設定するジャンパピンは純正のドライブを参照して設定しますが、ピンのレイアウトが若干異なっているので注意が必要です。


 ベゼルとトレーの分解方法
1.トレーは強制イジェクト穴にピンを差し込んで、最大に引き出します。矢印で示した部分が本体とのロック機構なので、トレーを引きながら、この部分を少し上へ持ち上げるとトレーを引き抜くことが出来ます。(左上段参照)
2.ベゼルは上下左右、4ヶ所のツメで固定されています。ベゼルを正面に引きながら、このツメを外側から軽く押し込んで外します。左右と上部を外せば、下部は自然と外れます。(左中段/下段参照)
3.(右)分解したベゼル、トレーです。トレーの正面プレート(CDーRのロゴがあるもの)は、トレーの下部の2ヶ所の切り欠き(矢印)に、プレート裏側のツメが固定されているので、裏側からこのツメを外し、上部へスライドさせれば取り外せます。
※松下製のドライブはほとんどこの機構を採用しています。純正ドライブの分解も同様にして行います。


 ベゼルの改造箇所の確認です。1.前面にあるヘッドフォンと、音量調節ダイヤルの穴を開けます(赤い矢印)。この部分の加工は必ず行います。さもないとベゼルが正しく装着できません(最終的には本体のカバーに隠れてしまう部分なので、外観にこだわらなければ、2つ分をまとめてくり抜いてしまっても良いでしょう)。
 2.冷却用の空気取り入れ口のスリットを開けます。オリジナルのように加工するのは大変なので、ベゼル下部(黄色の矢印)のパーツエッジを切り欠き加工します。
 3.強制イジェクト穴の位置も異なるので、新たに穴を開けます(緑の矢印)。
※加工は材質が柔らかいので、ピンバイス(またはキリ)とデザインナイフ(先の尖ったもの)、そして精密ヤスリ(プラモデル用でもOK)があれば充分です。


 加工が終了したベゼルを並べてみました。ともに松下製という、同じメーカーのドライブを使用したため、ボタンや、固定用のツメなどの基本的なレイアウトが同一なのが幸いし、最小限の加工だけで済みました。
 2つのインジケータランプは、Performa本体のカバーに隠れてしまうのと、作業が面倒なので、今回はパスしました。新たに開けた、強制イジェクトホールがCompact Disc のロゴに重なってしまったのが少々残念です。
 手っ取り早く、ベージュのベゼルを黒で塗装するという手もありますが、可動部があるため、当たりキズによる塗装の剥げが発生するのを回避するため、純正パーツの加工という方法を採りました。


 ベゼル裏側の冷却空気吸入切り欠きの加工の様子です。ドライブの背面にあえて空冷ファンを装備しているからには、きっとオリジナルに付いているスリットには理由があるのだろうと思い、加工を施したものです。
 オリジナルでは、前面のスリットより吸入された空気は、基盤の上下にを流れ、後方のダクトにより、90°向きを変えられてファンより排出されます。ドライブの駆動部には空気は導かれていません。従って、切り欠きも下部につける必要があると解釈しました。ベゼルロック用のツメがあり、切り欠きの位置をオリジナル通りに再現することは不可能なので、切り欠きの大きさを調整して吸入量をなるべくオリジナルに近づけるようにしています。



 完成したブラックベゼルのCD-Rドライブです。このままPerforma本体に内蔵してしまうと、当然の事ながら、元の8倍速CD-ROMと見分けがつかなくなります。それはそれでいいことなのですが、せっかくCD-Rにしたので、インレタを貼ってみました。間に合わせのインレタなので、平凡な書体ですが、そのうちかっこいいロゴを付けてあげようと思っています。
 このまま内蔵すれば作業は終了ですが、純正ドライブではないので、別途ドライバーソフトのインストールが必要となります。今回は「Mac CD-R 4.1」を使用しました。
 CDからの起動は「command+option+shift+delete」で行えます。
 書き込みは8倍速に対応していますが、元々バッファーアンダーラン防止機構のない機種でもあり、4倍速でないと正常に書き込みができない場合もあります。


(2002.09.20)

 この5440は、譲って頂いたときから画面のフォーカスが甘く、文字が滲んだように表示されていました。PCIスロット対応のビデオカードを何種類か試してみましたが、改善される様子はないので、モニタの特性なのかと思い、我慢して使っていました。しかし、先日5280を分解した際、内部にモニタ調整用のダイヤルが何種類かあったので、5440にも同様の調整が可能と思い、実施してみました。



 筐体を覆うABS製の樹脂カバーを取り外すと、無骨な金属フレームが現れます。この構造自体はシリーズによって大きな違いはありませんが、細部は5XXXシリーズの各モデルごとに仕様が異なっているようです。5280では、天面にはカバーがなかったのですが、この5440ではモニタ基部を隠すようにパンチングされたスチールカバーが付いています。
 四角いスリットが後部に3箇所開いていますが、それぞれのスリットの中に各種モニタ調整用のダイヤルが配置されています。フォーカス調整用のダイヤルは、一番大きな開口部の中(赤丸)にスクリーンダイヤルとともに配置されています。
 
筐体の分解の際には、感電に最大限の注意を払う必要があります。モニタの基部には、数万ボルトもの電圧が貯えられており、これは、電源を切った後もしばらくの間、残留しています。安全のため、電源コードを抜いて、数日間放置した後で作業します。ドライバー類は絶縁タイプを使用し、場合によってはゴム手袋を着用します。
 (ABS製外装パーツの分解には、トルクスドライバ「T-15」が必要です)


 赤丸部分を拡大した写真です。上のダイヤルがフォーカス調整用、下がスクリーン(輝度)調整用です。
 調整にはモニタ調整用の樹脂かセラミックで出来た、絶縁性の高いドライバを使用します。ダイヤル自体は樹脂で出来ていますが、何かの弾みで、高電圧の部品に接触し、感電する恐れがあるからです。
 電源を投入し、モニタを表示しながら、ダイヤルの中央にある十字穴に絶縁ドライバを入れて左右に少しずつまわしながら、最もシャープに写るところを探ります。
電源を入れて作業するので、危険度は非常に高いです! フォーカスが最良になったところで調整は完了です。
 スクリーン調整は、モニタの濃淡を調整するダイヤルです。カラーは判断基準が非常に難しいので、触れない方が安全です。(調整を行う際は、ダイヤル初期の位置関係を把握しておくために、写真を撮っておくと、いつでも調整前の状態に戻せます。)
 調整の結果、640×480モードでは、非常に良好なフォーカスが得られるようになりました。ただ、800×600、832×624のモードでは多少フォーカスは甘くなるようです。これはこのモニタの特性だと思われます。




 多くのMacユーザーの方々は、1台のMacを比較的「長い間」使用される傾向が強いようです。Kazzyも、95年頃にリリースされたPerformaシリーズを、いまだ現役でお使いになっている方を何人か知っています。(さすがにサブ機扱いのようですが・・・)
 ただ、長い間使っていれば、それ相応に問題点も出てくるもの。そこで、自分でできるメンテの第一段階として、モニタ一体型5000シリーズの外装カバーの取り外し方をご紹介します。


はじめに〈ご注意〉

 ここでは分解の手順を紹介しておりますが、作業を実施される際は、あくまでも個人の責任にて行って下さい。分解に伴うケガや、機器の損傷、また、いかなる損害についても、管理人はその責任を負いません。



 今回は、iMacのルーツともいえる、モニタ一体型Performa 5440をモデルに、外装樹脂カバーの取り外し方をご紹介します。また、5200/5300シリーズもロジックボードやオプションパーツ類が異なる他は、ボディ構造にほとんど違いはないので、同シリーズをお持ちの方にもご参考になるかと思います。


1.本体後部、I/Oポート部分のカバーを取り外します。丸印で囲んだ部分のプラスビスをドライバーで外します。

■作業前には、I/O ポートの金属部分に触れて、必ず身体の静電気を逃がしておきます。電源コードはその後で抜くようにします。

■モニタ機部には、非常に高い電圧が備蓄されている場合があります。できれば作業する数日前から、電源コードを抜いて放電させておく事をお勧めします。

■ビス類を取り外した場合は、どの場所に付いていたかをメモした紙と一緒にして、紛失しないよう保管しておきます。



2. I/Oポートカバーの外し方です。まずカバーの下部にあるラッチを手前に軽く引くとロックが外れます。

■強い力で引っ張ると折れてしまう場合がありますので、力加減には注意して下さい。


3.カバーは、上部にあるツメによってはめ込まれていますので、下側を少し持ち上げるようにしてから、斜め手前下に引き抜きます。

■持ち上げ過ぎるとツメが折れる場合があります。

4. CD/FDDドライブカバーも同様に外します。カバー下部ラッチを軽く手前に引き、ロックを外します。

■この部分は機種により、非常に固い場合もあります。力を入れ過ぎて折ってしまったり、指の爪を痛めてしまわないよう、ご注意下さい。

5.このカバーも、上部にあるツメによってはめ込まれています。後ろのカバーと同様、下側を少し持ち上げるようにして、斜め手前下に引き抜きます。

■ツメや、ドライブのフロント部分を損傷しないよう、丁寧に作業します。



6.本体のカバーは、前面のモニターカバーと、左右6ヶ所にあるビスによって固定されています。黄色い丸印で示す部分です。上部4ヶ所には、樹脂製のカバーが取り付けられています。下側の2か所のビスには、最初からカバーは付けられていません。

■側面に沿ってビスが配列されているので、取り外す際は、柄の長いドライバー、もしくは、ラチェット機構を備えたものを用意した方が作業がしやすいと思います。

■この部分は特殊ネジが使用されています。(後述)




7.樹脂カバーは、先を平たく削った割り箸等を差し込み、軽くこじれば簡単に外れます。

■マイナスドライバーや、カッターの刃を使用すると、本体に傷を付ける恐れがあります。

8.ビスのカバーは4か所とも全て共通です。差し込み部のツメは非常に細いので、取り外す際はツメを折らないように注意が必要です。

■紛失しないよう、保管しておきます。



9.この部分のビスは、左右6ヶ所とも「トルクス」タイプのビスが使用されています。

■トルクスねじは、ねじの頭をなめにくい形状を狙ったもので、通常のドライバーは使用できません。

10.トルクスドライバーのサイズは「T15」です。写真のようなビット交換タイプの他に、通常のドライバータイプもあります。

■最近ではホームセンターなどでも販売されているようです。



11.6ヶ所全てのトルクスビスを外せば、本体カバーが取り外せます。ゆっくりと、後方へスライドさせるようにして、フレームから分離します。

■感電の恐れがありますので、モニター基部には絶対触れないようにして下さい。

■本体カバーは重量がありますので、落として破損しないよう、ご注意下さい。

■使用されていたコンピュータの内部は、ファンが吸い込んだホコリ等で非常に汚れている場合があります。汚れ防止のシートなどを敷いた上で作業される事をおすすめします



12.前面のモニターカバーは、4ヶ所の突起が金属フレームに差し込まれて固定されているだけです。(写真の黄色い丸印はそのうちの上部2ヶ所です。)
 ビス等で固定されていないので、そのまま前方へ引けば外す事ができますが、その前に、内臓マイクロフォンの基盤 (写真の赤い矢印部分) を取り外します。

■マイクロフォンの基盤を外さずに、モニターカバを引き抜くと、マイクロフォンのリード線を切断する恐れがあります。必ずマイクロフォン基盤を取り外してから、モニターカバーを取り外すようにします。



13.モニター上部中央にある、小さな穴がマイクロフォンの集音部です。



14.裏側には小さな基盤がセットされています。ここにはビス類は使われていません。 15.基盤はゴム製のキャップではめ込まれているだけす。カバーの 裏側から丁寧に取り外します。
16.マイクロフォンの基盤を引っ掛けないように注意しながら、モニターカバー前方に水平に引いて取り外します。普通は抵抗なく取り外せるはずですが、コード類が引っ掛かっていたりする場合もありますので、確認しながら作業します。

■モニターを固定している金属フレーム枠には、所により鋭利な部分がありますので、指などを切らないようご注意下さい。

■モニターカバーと一緒に、スピーカー部のグリルも一緒に外れてしまいます。スピーカーのコーン部(振動板)は、非常に破損しやすいので、物などが当たらないようご注意下さい。

■スピーカーグリルは、モニターカバーの裏側から、ツメで固定されています。グリル部は分離することも可能です。



17.通常のメンテナンスを行う場合は、台座まで取り外す必要はないのですが、台座も分離したい場合は、後方にある2ヶ所のビス(ここは通常のプラスねじです)を取り外します。
 前方は台座の突起が金属フレームに設けられた穴に差し込まれているだけなので、台座全体を後方へ引けば、金属フレームから分離できます。
 ちなみに台座は3つの部品から構成されています。

■台座を取り外す場合、本体を持ち上げる際は、重量がありますので、腰を痛めないようご注意下さい。

■台座自体の分解は、各部がツメではめ込まれているだけなので、比較的簡単に分離できます。



18.CDドライブのユニットの取り外しは、緑の矢印の部分を上に持ち上げて、ロックを解除しつつ、前方に引き抜くようにします。
黄色の矢印で示した箇所が、台座を前方で固定している突起部分です。


19.FDDドライブもCDドライブ同様なマウント形式です。 FDDドライブの下にあるのは、音量、輝度のスイッチ、赤外線受光部、イヤフォン端子です。
 黄色の矢印は写真左と同じく、台座の固定部分の突起です。
20.CDドライブのマウント形式は専用のSCCIアタッチメントにより、本体と接続されているため、ケーブルコネクタを引き抜く必要がありません。
 FDDは途中まで引き抜くと、接続ケーブルが見えてきますので、コネクタを外す必要があります。


 これで、Performa 5440のフレームから、主要なパーツを取り外す事が出来ました。後はメンテの内容に応じて作業を進めていくだけです。
 この5000シリーズのPerformaは、共通部品が多く採用されており、初期の5200シリーズに、後期の5400シリーズのロジックボードを移植したり、Power Mac 5500、6500シリーズのロジックボードに換装したりして、アップグレードして使用しているユーザーも多いようです。
 また、初代iMacでは省かれていた拡張スロットを備えているのも魅力のひとつです。CPUアップグレードカード、ビデオ機能拡張カード、Ethernet LANカード等、主要な機能を補うカード類が、割合多く揃っていました。
 確かに今となってはOS X が動作しなかったりと「メインで使用するには荷が重い」マシンですが、旧Mac OS とのコンビネーションならば、インターネットや、メール、ワープロマシンとして、まだあと数年は「使える」Macだと思います。