地球温暖化 2007.03


 2007年は記録的な暖冬となりました。私の住む大阪府も例年にない暖かさで、寒がりの私にとって
とても過ごしやすい冬となりました。

 しかし、喜んではいられません。地球温暖化の影響が押し寄せていることを肌で感じる冬となった
年でもありました。
 毎年家族で楽しむスキーもシーズンど真ん中というのに雪不足でゲレンデのあちこちで地肌が
見えていました。 これから先、もしかしたら関西でスキーはできなくなる? なんてことが冗談では
なくなる・・ そんな危機感をいだきました。

 考えてみれば、「豊かな生活を」のスローガンものとに、便利なのがあたりまえになり
つぎつぎと資源を消費してきました。私の場合、親が戦前生まれですので資源を大切にする考え方が
ある程度は 身についていて、現在の生活に違和感を感じながらも回りに流され(人のせいにしちゃ
ダメですけど)、資源の 浪費をしてきたことに今更ながら反省しています。
このコーナーは現在地球で起こっていることを再確認したいと思います。

掲載写真は全国地球温暖化防止活動推進センター(http://www.jccca.org/) の了承を頂きました。
この場をかりてお礼申し上げます。

ここで掲載している3枚の写真はほぼ同じ場所:ヒマラヤ(東ネパール)のAX010氷河です。

 

 

 

 

 

 

 

上から
1978年5月
1989年11月
1998年10月
と、ほぼ10年おきに撮影されたものです。

 

 

 

 

 

 

 

お気づきのとおり、氷河がわずか30年間で急速に後退していっていることが見て取れます。地球温暖化と密接に関係していることは言うまでもありません。

↑ 1978年5月 名古屋大学環境学研究科・雪氷圏変動研究室
↑ 1989年11月 名古屋大学環境学研究科・雪氷圏変動研究室
↑ 1998年10月 名古屋大学環境学研究科・雪氷圏変動研究室

アルゼンチンにて撮影。アンデスから崩落するペリト・モレノ氷河。地球温暖化によって氷河が滑り落ちる速度が早くなったと言われています。

氷河が溶ける際は、写真のように柱状になった後、氷柱ごと海に倒れ落ちるそうです。私たちが想像するする「少しずつ溶ける」ではなく、ごく短期間に消失してしまうそうです。

写真提供:2002.1.1,栗林浩

 

温暖化によって海没が心配されるサンゴ礁の島々、中部太平洋マーシャル諸島マジュロ環礁。

褐色の部分は海です。陸地(木の生えている部分)がポツポツと離れ小島のように残っています。

写真提供:1999.5.20,島田興生

北半球の過去1000年間の平均気温の推移。

基準値(0.0℃)は、1961〜1990年の北半球の地上気温の平均値です。

産業革命のあった、1850年頃を境に急激に上昇しています。


※細線は年毎のデータです。これには、樹木の年輪、珊瑚、氷床コアなどの代替データから復元された値も含まれます。

出所) IPCC第三次評価報告書

こちらは過去1000年間の大気中の二酸化炭素の濃度。上の平均気温の推移と相関関係があることが分かります。

※南極及びグリーンランドのいくつかの観測点における氷床コア及び万年雪から得られたデータに最近数十年に大気を直接測定して得られたデータを加えています。

 

出所)気象庁「気候変動監視レポート2001」

このまま推移すると今後どうなるかを予想したグラフです。ちょっと恐ろしくなります。

注目すべきは、これから人類がいかに努力しても1度程度の温暖化は免れない。そこまできているということです。

出所) IPCC地球温暖化第三次レポート

地球温暖化のメカニズム。

通常、地球では、太陽から届くエネルギーと釣り合ったエネルギーが宇宙へ向けて放出されます。 表面温度約6000度の太陽から届くエネルギーは主に可視光(目に見える光)で届き、これは地球の大気はほぼ透過します。 一方、表面温度約27度の地球からは目に見えない赤外線という波長でエネルギーが放出されます。 二酸化炭素などの物質はこの赤外線を吸収し、一部を地球側へ跳ね返す性質を持っています。この作用が温室に似ているため、「温室効果」といわれ、その効果をもたらす二酸化炭素などのガスを「温室効果ガス」といいます。 全国地球温暖化防止活動推進センターのHPより)

 

出典) 全国地球温暖化防止活動推進センター

温室効果ガスの代表はCO2。それ以外にメタン、一酸化二窒素、フロン類などがあります。

出所) IPCC第3次評価報告書第1作業部資料より作成(2001)

日本は世界第4位のCO2排出国です。

1997年12月に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3、京都会議)では、先進国及び市場経済移行国の温室効果ガス排出の削減目的を定めた京都議定書が採択されました。
  この京都議定書は、21世紀以降、地球温暖化問題に対し人類が中長期的にどのように取り組んでいくのかという道筋の第一歩が定められたものとして高く評価できます。(外務省HPより)

出所)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2006年版

私たちの生活から、左のグラフのような割合でCO2が排出されています。

いまからでも出来ることはたくさんあります。

出来ることから始めましょう。一人ひとりが行動すれば、きっと大きな力になると思います。

私たちに続く世代のために。そして地球のために!

出典) 温室効果ガスインベントリオフィス