詩(うた)をやめはしない

たとえ、巨(おお)きな手が
おれを、戦場をつれていっても
たまがおれを殺しにきても
おれを、詩(うた)をやめはしない
飯盒に、そこ(底)にでも
爪でもって、詩をかきつけよう


「戦死やあわれ」岩波書店 小林察編 より