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ー私の思うところー
その三

◆ 乳癌の化学療法(抗がん剤治療)について

◆ 最近の医療訴訟について
2006年2月4日

乳癌の化学療法(抗がん剤治療)について:

NHKで言っていましたが、抗がん剤治療をよく知らない
乳腺外科医がやっていると。
しかし、乳癌専門施設で腫瘍内科医がいない(いないのがあたりまえ)
地方の病院では、乳癌領域に限られてはいますけれど、
乳癌の抗がん剤治療をよーく知っている乳腺外科医が
担当しています。

乳癌に限らず、消化器癌、肺癌などもそれぞれ臓器別の専門家が
がんばっています。

全ての癌に精通した腫瘍内科医は日本でも数えるくらいしかいません。
ほとんどは試験を受けるときだけで試験に合格すれば自分の専門外は
忘れてしまいます。

資格試験に問題あり!



最近の医療訴訟について:

最近の医療訴訟では医療側が負ける例がほとんどですが、
請求額に対してその何分に一かの訴訟費用を負担する判決は、
はたして医療側の敗訴でしょうか?

また、判決は、裁判官が医療の現実をあまりにも知らなすぎる結果では
ないかと思うような判決が多すぎます。
もちろん、患者さんや遺族の心情は理解できますが、理想の医療を
基本としての判決のように思います。
残念ながら、日本の医療はまだまだ二流です。

現場を見てください。
夜間、休日を返上して医師はがんばっているのです。
もちろん研修医もがんばっています。
研修医にやらせなければ研修医が良い医師に育ちません。
研修医は理想の医療はできません。
指導医が指導していてもそうです。
それが訴えられて敗訴することが続けば、日本に医師はいなくなります。

私は、人間は生まれた瞬間に死ぬことを運命付けられていると
常々思っています。
なるようにしかなりません。

しかし、生きている間は生きる努力をしなければなりません。

医師はそれを真摯に手助けするだけです。

(同じ医師として新聞を読んでも、ひどいと感じることが
多いことも事実です)。

裁判官よ、医療現場での勉強をもっともっとしなさい!