更新日:2016年9月30日(金) 18時12分33秒




KOBAYASHI Masatsugu 著作目録(著作リスト抜粋)




★二つの仮説
―血漿アミノ酸は主にアポ蛋白Eに由来する
―アミノ酸の主な輸送担体はアポ蛋白Bである


医学書院「臨床検査」2012年3月号Vol.56 No.3  by小林正嗣・滋賀県大津市・臨床検査技師

★Two hypotheses
―Plasma amino acids may originate mainly in amino acid residues of apolipoprotein E (ApoE)
―The main transportation carrier of amino acids in the human body may be apolipoprotein B (ApoB)




★血清アミノトランスフェラーゼ(AST,ALT)と中性脂肪水解酵素との関連性について

―血清アミノトランスフェラーゼ(AST,ALT)の増加は,主にヒトの生存に必須の中性脂肪水解酵素(HTGL, LPL, ATGL, HSL)などの酵素蛋白の産生に伴うものであることが考えられる.

医学書院「臨床検査」2012年5月号Vol.56 No.5  by小林正嗣・滋賀県大津市・臨床検査技師 

★About the relevance of serum aminotransferases (AST, ALT) and triglyceride lipases
―Elevation of serum aspartate aminotransferase (AST) levels and alanine aminotransferase (ALT) levels may occur mainly along with synthesis of triglyceride lipases (such as HTGL, LPL, ATGL and HSL) which are essential to human life.




血漿アミノ酸のアポ蛋白E由来の可能性    ALT優位の血清アミノトランスフェラーゼの肝外組織由来の可能性
肝炎ウイルス血症における血清アミノトランスフェラーゼ値の上昇    LDLコレステロールの計算式のトリグリセライド項の係数の検討
健康診断受診者群におけるALT(GPT)およびAST(GOT)の男女差   
  
  





 ★血清アミノトランスフェラーゼ(AST,ALT)と
  中性脂肪水解酵素との関連性について

   医学書院「臨床検査」2012年5月号Vol.56 No.5

  ―血清アミノトランスフェラーゼ(AST,ALT)の増加は,
 主にヒトの生存に必須の中性脂肪加水分解(水解)酵素
 (HTGL, LPL, ATGL, HSL)などの酵素蛋白の産生に伴う
 ものであることが考えられる.

  (by小林正嗣,滋賀県大津市,臨床検査技師

 (注)
 ASTアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (aspartate aminotransferase)
  =GOT:グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ (Glutamic Oxaloacetic Transaminase)
 ・ALTアラニンアミノトランスフェラーゼ (alanine aminotransferase)
  =GPT:グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ (Glutamic Pyruvic Transaminase)

 ・中性脂肪水解酵素 (triglyceride lipases)

  HTGL ・LPL ・ATGL ・HSL
  これらの「中性脂肪水解酵素」は各組織や臓器の毛細血管壁に係留して存在すると考えられている.
 HTGL肝性トリグリセリド リパーゼ (hepatic triglyceride lipase) origin:肝臓
 ・LPLリポ蛋白リパーゼ (lipoprotein lipase) origins:脂肪組織,筋肉など
 ・ATGLアディポーズ トリグリセリド リパーゼ (adipose triglyceride lipase) origins:脂肪組織,骨格筋など
 ・HSLホルモン感受性リパーゼ (hormone-sensitive lipase) origins:脂肪組織,骨格筋など



 ★二つの仮説
   ―血漿アミノ酸は主にアポ蛋白Eに由来する
   ―アミノ酸の主な輸送担体はアポ蛋白Bである

   医学書院「臨床検査」2012年3月号Vol.56 No.3


  いわゆる血漿アミノ酸(血漿遊離アミノ酸)は主にアポ蛋白Eに由来すること,
 体内のアミノ酸の主な輸送形式は血漿アミノ酸(血漿遊離アミノ酸)ではなく,
 アポ蛋白B(B100およびB48)が考えられることを述べたものである.

  (by小林正嗣,滋賀県大津市,臨床検査技師

 (注)
 ・アポ蛋白Eアポリポ蛋白EApolipoproteinEApoE
 ・アポ蛋白Bアポリポ蛋白BApolipoproteinBApoB):ApoB100 および ApoB48


 言及1
 ・「血漿アミノ酸は主にアポ蛋白E(ApoE)に由来する*」 とすれば,ApoEはApoE3が正常型であり,ApoE4がアルツハイマー病の危険因子と見なされていることから, 「ApoE3のアミノ酸構成に模したアミノ酸製剤の輸液」 がアルツハイマー病あるいはその予防に有効である可能性が考えられる.
  また,ApoE3には蛋白を構成する基本の20種のアミノ酸の1つであるシステイン:Cysteine(Cys)残基が1個存在するが,ApoE4にはCysteine(Cys)残基が存在しないことから(Table 1参照),「血漿アミノ酸は主にアポ蛋白Eに由来する」とすれば,ApoE4のヒトはApoE3のヒトに比べて,血漿中のCysteine(Cys)が少ない傾向にあることが考えらる.このことがアルツハイマー病の発病に関係している可能性が推測され,「Cysteine(Cys)製剤の輸液」がアルツハイマー病あるいはその予防に有効である可能性が考えられる.  
 ApoE3 has a Cysteine(Cys), but ApoE4 has no Cysteine(Cys).

 (by小林正嗣,滋賀県大津市,臨床検査技師


 (参考)
 アポリポ蛋白 E (Apolipoprotein E)
 アルツハイマー病分子病態とアポリポ蛋白E(PDF)
 アポリポ蛋白 E と精神神経疾患(PDF)
 アポリポ蛋白E4型とアルツハイマー病の相関:疫学調査


[table 1]

アポ蛋白EアポE3のアミノ酸構成アミノ酸残基数
  Alanine(Ala, a):39  Aspartic Acid(Asp, d):11  Asparagine(Asn, n):1  Glutamic Acid(Glu, e):40  
  Glutamine(Gln, q):32  Valine(Val, v):24  Leucine(Leu, l):41  Isoleucine(Ile, i):2  Glycine(Gly, g):18
  Proline(Plo, p):8  Cysteine(Cys, c):1  Methionine(Met, m):8  Histidine(His, h):2  Phenylalanine(Phe, f):4  
  Tyrosine(Tyr, y):4  Tryptophan(Trp, w):8  Serine(Ser, s):14  Threonine(Thr, t):12  Lysine(Lys, k):13
  Arginine(Arg, r):35
  アポ蛋白E(アポE3)のアミノ酸残基数合計:317(シグナルペプチドのアミノ酸残基数18を含む)
Apolipoprotein E (Apoe3) 317aa http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/viewer.fcgi?db=protein&id=178853
  Chain A, Apolipoprotein E3 (Apoe3) 191aa (Cys:1) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/protein/1NFN_A
  Chain A, Apolipoprotein E4 (Apoe4) 191aa (Cys:0) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/protein/1B68_A
  Chain A, Apolipoprotein E2 (Apoe2) 191aa (Cys:2) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/protein/1NFO_A




 言及2
 末梢血中にアラニン(Ala)が多いことから
 「グルコース-アラニン回路(Glucose-alanine cycle** ,1973)」の仮説が提唱されたが,
 「血漿アミノ酸は主にアポ蛋白Eに由来する*」 とすれば,
 アポ蛋白Eがアラニン-リッチ(Ala-rich)であることが末梢血中にアラニンが多いことの説明になる.

 (by小林正嗣,滋賀県大津市 ,臨床検査技師
 Since there is much alanine (Ala) in peripheral blood,
 the hypothesis of "the Glucose-alanine cycle" has been advocated by Felig P** .
 Plasma amino acid may originate in apoprotein E*,
 then it becomes a explanation of there being much alanine in peripheral blood
 that apoprotein E is alanine (Ala) -rich.

 (by KOBAYASHI Masatsugu, Otsu, Japan, Medical Technologist)

 * 二つの仮説―血漿アミノ酸は主にアポ蛋白Eに由来する―アミノ酸の主な輸送担体はアポ蛋白Bである
 **The glucose-alanine cycle by Philip Felig
 **グルコース-アラニン回路(Glucose-alanine cycle) - Wikipedia




母乳―母乳は母親の血でつくられる

 (言及3
 母乳はリポ蛋白などの血中成分からつくられる.
 哺乳類の母親は乳房で自らの血液(血漿)から乳汁を作り子供に与える.
 母親は子供を自分の血で育てるのである.

 *(参照)アポ蛋白B-100の各アミノ酸残基の存在比率と母乳の各総アミノ酸組成の比率との間には類似性が認められる.
   (小林正嗣「二つの仮説」より)

 Breast milk (Mother's milk) is built with ingredients in blood, such as lipoprotein.
 A mammalian mother makes milk from her blood (plasma).
 A mother brings up a child by her own blood.

 言及4
 母乳の総アミノ酸組成ではプロリンの比率が比較的大きい.
 乳房での母乳の生成において,プロリンが不斉有機触媒として
 「アミノ酸(グルタミン酸など)からの乳糖の生成」に関わっている可能性が考えられる.
 また,このことによって授乳による低血糖が回避されていることが考えられる.

 (by小林正嗣,滋賀県大津市,臨床検査技師
 注)採血後,血清中のグルタミン酸が増加すること***が知られているが,
   ***採血後の静置時間の違いによる血清中のアスパラギン酸(Asp)とグルタミン酸(Glu)濃度の変化について
 これは前述とは言わば逆反応の,
 プロリン****の存在のもとでのブドウ糖からのグルタミン酸などの生成の可能性が推測される.
 **** 究極の不斉触媒 プロリン
 (by小林正嗣,滋賀県大津市,臨床検査技師
 In the total amino acid composition of mother's milk (breast milk),
 the ratio of proline is comparatively large.
 I think that, in the generation of milk sugar (lactose) in a breast,
 proline may be concerned with generation of milk sugar (lactose) from amino acid
 as an asymmetric organocatalyst.
 I think that the low blood glucose by breast-feeding is avoided by this.

 notes) After blood collecting, it is known that serum glutamic acid will increase in vitro.
 I guess that this may be generation of glutamic acid from sugar
 under the existence of proline.

 (by KOBAYASHI Masatsugu, Otsu, Japan, Medical Technologist)


(参考)


母乳 (人乳の泌乳期によるアミノ酸組成の相違) from 「脂質と血栓の医学」

乳‐Wikipedia



[table 2]

有機化学美術館
 ・究極の不斉触媒 プロリン
 ・English Version
*有機化学美術館・分館(HP有機化学美術館のブログ版)
* 「有機化学美術館」管理人・佐藤健太郎先生について
  佐藤 健太郎 - Wikipedia







(文献検索など)

Entrez(アントレ)  PubMed(パブメド)  CiNii(サイニイ)  J-GLOBAL  Medical*Online  m3.com  ATGC論文Checker

MedicalFinder 医学書院「臨床検査

医歯薬出版「最新 臨床検査項目辞典  注)原典 「検査項辞苑」第2版 1999年/大塚アッセイ研究所(編集事務局小林倫子)

 sysmex ⇒⇒検査項目スピード検索」 ⇒⇒疾患スピード検索




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