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特別編3 メジャーリーグにおけるアンリトン・ルール2


今回は特別編としてメジャーリーグにおけるアンリトン・ルールについて触れたいと思います。
今回は、前回に引き続きヤフーで見つけた夕刊フジの記事をほぼそのまま引用します。
引用部分は赤字で示しますね
解説者はメジャーリーグを長年担当しているウォルター・オーバーグ記者

「試合に勝つために必死に戦うことは大切だが、相手の尊厳を傷つける行為は一切してはならない」
アンリトン・ルールに貫かれている精神は、この一点に尽きる。では、この精神は具体的にどう実行されるのか。

<報復>
バッターの頭、あるいは頭の後ろを狙ったビーンボールは絶対に許されない行為。必ず報復が待っている。
仮にそうでなくても、明らかに故意の場合の基本的な処理方法。これは、もし自軍の捕手がぶつけられたら、相手の捕手が打席に立ったときを狙う、というのが基本中の基本。
これとは別に、ピッチャーが手痛いホームランを打たれる。打ったバッターが本塁打の余韻を楽しむかのようにゆっくり、ゆっくり一周したような場合は、次のバッターが、その投手から、あばら骨にドスンとお見舞いされることに気をつけなくてはならない。
エンゼルスの長谷川滋利投手はメジャー3年目の1999年にチームメートのティム・サーモン外野手が受けた死球の報復に、アスレチックスの打者に報復を試みた。
ところが、長谷川が投げた4球はいずれも内角に外れるボール。死球ではなく四球で報復に失敗した。
しょげ返るシゲ。

「ぶつけてやろうと、一生懸命投げたんだ。だが、過去に一度も故意にぶつけた経験がなかったので、どうやって当てるか分からなかった」と、シゲは試合後も自分自身に怒っていた。

そうかと思えばドジャースの名投手、ドン・ドライスデールは味方の選手が1度ぶつけられると、必ず相手打者2人にボールをぶつけ、報復を「往復ビンタ」で完成させた。
「目には目をならば、1回で十分じゃないか」という声には「子供のころから算数が得意じゃなかったからね」とドライスデール。

<乱闘>
ベンチを空っぽにする乱闘になった場合もルールはあるのか?
ある。戦闘に使えるのは自分のコブシだけ。ボクシングの規定に沿う形でのファイトしか許されない。
空手、下腹部への攻撃。かみつき、ひっかきは禁じ手だ。
数年前、ロイヤルズとエンゼルスの間で乱闘となり、ロイヤルズの若手、フェリックス・マルチネスがエンゼルスのオブライエン捕手を背後から襲い、ダッグアウトにこん倒させた。
エンゼルスの選手は、内野を逃げ回るマルチネスを全力で追いかけた。この追走にはロイヤルズの選手も協力した。
翌日、マルチネスは、マイナー送りとなり、以後、メジャーに上がれていない。
もっとも、最近では、ケンカでケガをして貴重な選手生命を失いたくないという金持ちのメジャーリーガーが増えており、とりあえずベンチやブルペンから、現場に駆けつけるが、殴り合いが始まらないよう、相手の腕を抑える程度の小競り合いになっているのも事実だ。

<ド新人は、ド新人らしく>
広島カープからメッツ入りしたティモニエル・ペレス外野手はクラブハウス内を下着一枚で闊歩(かっぽ)。打撃練習にも遅れたことがあった。同僚は烈火のごとく怒り、次のような記事をニューヨークの新聞に書かせた。
「野茂クラスの選手が、もし下着一枚で歩きたいと思えば、それはそれでも構わない。だが、昨日今日の新人には早すぎる」と。
いまだにペレスはクラブハウス内で下着だけになる権利を得ていない。

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参考文献
夕刊フジ 7月4日