日本キリスト改革派 坂戸教会
Sakado church
Reformed Church in Japan
片岡牧師の聖書のお話


■片岡正雄牧師

1949年東京生れ
1976年神戸改革派神学校卒業後、1977年2月より埼玉のこの地で宣教活動を開始し現在に至る。
坂戸教会を通じて海外宣教、地域伝道のビジョンを持っている情熱的な牧師。誠実、かつ温厚な人柄で誰にでもわかりやすく聖書の話しをして下さる。家庭では良き夫であり、三男、一女の良きお父さんでもある。


過去の聖書のお話はこちら



  坂戸教会牧師の片岡正雄です。私は東京で生まれ、神戸を経て、現在は埼玉県坂戸市に住み、そこで伝道と教会の働きをさせていただいております。坂戸市と聞いてもおわかりにならない方もいらっしゃると思いますが、東京の池袋から電車で北西に向かって40分余りの場所に位置している、東京のベット・タウンのような町です。車で更に20〜30分ほど走れば、関東平野の西の端、秩父連山に行けるほどの自然にも環境にも恵まれた場所です。

 私の妻は、高知県高知市出身で、私も結婚するまでは、ずっと高知におりました。ですから私は、何度となく高知へ行く機会があり、高知県の自然や風土の美しさ、人情の厚さを知ることができました。またカツオを始めとする魚の新鮮味を今でも忘れません。特に「たたき」は大好物です。そして、何と言っても、神戸の神学生時代に、真夏の7月8月の2ヶ月間、教会の伝道奉仕をさせていただいたことが特に印象深く残っています。教会は町の郊外で四万十川の近くにあったと思います。後ろはすぐ山、前には田畑が広がり、本当に素晴らしい自然の中で過ごした2ヶ月間は夢のようでした。今でも目をつぶると美しい光景を思い出すことができます。
 
 さて、高知の自然のことを頭に浮かべながら、今、聖書の言葉を同時に考えさせられています。

 聖書の一番始め、旧約聖書の創世記という書の第一章一節には、
 「はじめに神は、天と地とを創造された」と書かれています。

 神は、この地球の創造については、すなわち陸地も姿も、山や川も、大空も、草花や緑の樹木も、鳥や獣や魚も、そしてついに最後は人間をもお造りになられたのです。

 その中には、人間の目で見えるものだけでなく、目では見ることのできないものも含まれています。すべては何もない状態から、神様の言葉の力によって創造されたのです。

 大自然の中に、人間が置かれてみると、実にその神秘性をいやがおうにでも感じますね。その偉大さ、美しさ、大きなものから小さな草花や昆虫にいたるまで、生命をもって生きつづけているさまに、しばし感動させられます。
 
 進化論を説く人たちは、すべては偶然の結果、このような自然やその中の生物が生まれてきたというのですが、そうですと、今の人間、そして自分でさえも偶然の産物ということになってしまいます。自然も偶然に生まれ、私たちも偶然に生じてきたという説明を聞くと、余りにも心寂しくなってきます。では一体、自分という存在は何なのか。偶然に生じたならば、また偶然に去ってゆき、大地に戻り土に帰ってしまうのでしょうか。

 私は学生時代、この問題について悩みました。しかし、悩んで苦しんでも一向に解決は与えられませんでした。しかし、近くの教会に通い始め、聖書を学んでいくうちに、人生の意味について、だんだんと確信を与えられるようになってきました。それは、自然もその中の生物もそして人間も、偶然の重なり合いによってできたのではなく、神さまによって造られたものであるからこそ、神秘性や、調和と美しさを保っているのだということです。

 新約聖書の中に「すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。」と書かれています。

 私たちが無意味な人生から解放されて意味のある人生を送るためには、神さまが自分を含めて、すべてのものをお造りになり、今もイエス・キリストを通して私たちを愛し続けておられることに気づき、このお方に向かって生きてゆくとき、本当の生きがいを体験できるのです。