
| こけしの故郷 みちのくの山里が、「こけし」(伝統こけし)の 故郷である。東北の旅先で求めた「こけし」が 20数体手元にある。娘が幼い頃に遊んで目 鼻も定かではなくなった児もいるが、美少女 系の顔は少なく、土臭い、素朴な顔立ちが多 く魅力的だ。 奥羽山脈の山懐で、木地師たちが「ろくろ」 を廻して椀などを造り、生計を立てていて、娘 や孫にキボコ(木の人形)を造ってやった。 山奥の温泉宿に湯治滞在していた おばあ さんが孫娘の土産にキボコを購って帰るよう になり、目鼻をつけ彩色して商品化されたよ うだ。 青森から福島までの東北各地に10系統の 「こけし」があるという。それぞれに形や衣装、 彩色に伝統の様式があるが、大部分はろくろ 模様を基本に菊の花などををあしらって、黒、 赤、緑、黄、の彩色が施されている。 「こけし」たちを眺めていると、みちのくの山旅 が蘇ってくる。 |