中国は社会主義国。 社会主義の基本は「計画経済」です。

 


「共産党独裁の理論」(「人民民主主義独裁」と言い換えているが)が成立する。

が、

1970年代後半 ケ小平 「改革・解放」路線

共産党独裁はそのままにして経済体制だけを「市場経済」に替えた。 *中国の「特色」と表現

                                                                                             

テキスト ボックス: “国家主席”と“首相”は党ではなく国のポストだが、
共産党の常務委員がそれぞれ分担している。
フローチャート : 代替処理: 共産党のしくみ             

 


総書記(一人)

政治局常務委員(数名)              党中央

政治局員(20名位)と候補(数名)      中央政治局は党の執行機関

中央委員(200名弱)と候補(150名) ←党大会で選ばれる [注1]

党委員会(一級行政区)    書記と第一書記 (書記の一人が省長などの行政のトップを兼任)

党委員会(地区、県など)   書記と第一書記 [2]

党支部(企業、工場など)   党員と党員を指導する書記

 

[注1] 党大会:「中国共産党全国代表大会」 (200211月にあった)
党規約の改正や、中央委員の選出など、重要事項を決める会議。5年に一度開会。会期は1週間あまり。選挙で選出といっても、選挙の方法は不明。特にトップの常務委員や党総書記が実際どのように選ばれているかは闇の中。
党大会閉会中は「中央委員会」がだいたい年に一度総会を開いて政策や方針を決める。

 

[2] 各組織の形式上のトップよりも、その組織の共産党員の中でトップにいる「党委員会の第一書記」が実質的な権力者。

 

憲法上の最高権力機関とされているのは「全国人民代表大会」。役割は日本の国会に相当する。

憲法の改正、法律の制定、経済計画の決定、予算・決算の承認、国家主席・副主席・首相以下閣僚・最高裁長官の任免など。

代表者は約3000人。一般国民が選挙できるのは、自分の住所や職場に割り当てられた末端の代表だけ。その代表が一つ上の代表を選び、その人達がまた上をというように、最終的に省や市を代表して大会に出席する人が決まる。

大会は毎年1回。春に23週間開かれる。任期は5年で20033月に改選があった。

実態は共産党の指示をそのまま承認する“ゴム印会議”。首脳の人事にしても、共産党が決めた人選について信任投票が行われるだけ。

中国では実質的に物事を決めるのは共産党、形式的には全国人民代表大会。

日本の内閣にあたるのが「国務院」。中央政府。

 

司法を司るのは裁判所である「法院」と検察機関である「検察院」

*司法の世界といえども裁判所も検察も最高幹部が共産党員なので、共産党の影響をうける。

 

 

角丸四角形: 地方行政区画 


「一級行政区」 日本の都道府県にあたる。下記の4種類に分かれる。全部で33

²        直轄市:     北京(首都)、上海、天津、重慶

²        22省:      山東省や四川省など

²        5自治区:    新疆ウイグル自治区、チベット自治区などの少数民族の自治区

²        2特別行政区: 香港とマカオ

 

 

歴代党主席・党総書記

胡燿邦から党のトップの肩書きが主席から総書記に変わったが権限、役割などに変更はない。

 

200211月の党大会で、江沢民が胡錦涛に総書記のいすを明け渡した。

建国以来、党のトップが平穏に任期を満了して次の人と交代したのは初めてのこと。

 

1945 毛沢東   死去

円形吹き出し: ケ小平の影響1976 華国鋒   ケ小平に追い詰められて辞任

中央軍事委員会

主席

 
円形吹き出し: ケ小平の影響1981 胡燿邦   ケ小平が途中解任

1987 超紫陽   ケ小平が途中解任

円形吹き出し: 江沢民の影響1989 江沢民   任期満了

2002 胡錦涛

                                        事実上の院生

角丸四角形: 人民解放軍  

 


人民を国民党や地主、外国帝国主義の悪政から解放するという革命時代の軍隊のスローガン。共産党軍は建国後、国軍となったが、元々革命時の共産党の軍隊。中国は、国民の投票で統治者が決まるのではなく、武力で権力を握る実力勝負の発想が根強い。

軍事に関する最高の指導機関は「中央軍事委員会」。国と党と両方にある。構成メンバーは全く同じ。トップである「軍事委主席」は党の総書記が兼務するのが基本である。が、

200211月の共産党大会で、胡錦涛が新しく総書記の座についたが、軍事委主席は前任の江沢民が留任した。

200211月の党大会で誕生した胡錦涛政権。その中核に座るのは9人の新しい政治局常務委員です。彼らには大学理工系卒という共通点があり、指導者というより実務家ぞろいの印象。

彼らが首相など 政府のどのポストを担当するのかが発表されるのは2003年春の全国人民代表大会です。

序列の高い順に指導者を書きます。

(中国の政治界には党書記や総理などさまざまな肩書きがあるが、それとは別に、指導者としての序列が決まっている。この辺もややこしい。実際の権力構造と完全に一致するわけではないが、中国政治を見る一つの目安になる。)

1. 胡錦涛 (fu jintao)
総書記、国家主席                *無派閥、共産主義青年団出身
端正な風貌と生真面目な態度、物腰。次代の指導者のレッテルを早くから貼られたせいか、発言や行動は慎重をきわめ、面白みにかける?

2. 呉邦国 (wu fengguo)
常務委員、全国人民代表大会常務委員長 *江沢民派

3. 温家宝 (wen jiabao)
常務委員、首相                  *無派閥
現在の指導部では数少ない非江沢民派。

4. 賈慶林 (jia qinglin)               *江沢民派

5. 曽慶紅 (ceng qinghong)
常務委員、中央書記処書記          *江沢民派
江沢民との密接な関係を傘に着た政治手法のせいか、不人気。総書記となった胡錦涛との今後の勢力関係が注目される。

6. 黄菊 (huang ju)
常務委員、副首相                *江沢民派
首相に就任する温家宝にたいして、江沢民派の立場からのお目付け役か?

7. 官正 (wu guanzheng)               *江沢民派

8. 李長春 (li changchun)                 *江沢民派

9. 羅幹 (luo gan)                        *李鵬派

 

2007年の党大会までこの9人が政界の中枢を担っていきます。江沢民派が半数以上なのでしばらくは現在の路線を踏襲するでしょう。共産主義青年団出身の胡錦涛、江沢民派の曽慶紅、無派閥の温家宝の3人の勢力争いが注目されています。

ちなみに2002年秋までの序列は、

1.江沢民 2.李鵬 3.朱鎔基 4.李瑞環 5.胡錦涛 6.尉健行 7.李嵐清 でした。

以上このへんで。