熱 帯 魚 8  

【 エビ・貝の仲間 】

スジ・エビ  《 学名 》 Palaemon paucidens
スジエビ  日本や韓国の河川、池、湖、沼などに広く自生するエビです。生息域によって多少模様が違うようですが、基本的には透明な体に黒く細いスジが間隔をおいて入り、その間に黒い点などの模様が入ります。
淡水域だけでなく汽水域でも多く見つけることができます。
 [ 飼育してみて ]
ヤマトヌマエビに比べると苔の除去能力はかなり低いように思います。
また多少塩分を含んだ水の方が調子がよい様にも思えます。
ミナミ・ヌマエビ  《 学名 》 Neocaridina denticulata
ミナミ・ヌマエビ  日本にも自生する淡水ヌマエビの仲間です。
植物食性が強く魚に悪さをしないことから水槽の苔予防によく利用されます。茶色が強い個体をはじめ青味がかった個体など多くのカラーバリエーションが楽しめます。
日本産のヌマエビとしては珍しく純粋な淡水の水槽内でも繁殖が可能です。
 [ 飼育してみて ]
水槽内でも繁殖力はすごく、ウィローモスの茂みなど稚エビの隠れ家があればどんどん増えていきます。
ヤマト・ヌマエビ  《 学名 》 Caridina japonica
ヤマト・ヌマエビ  日本の渓流域に生息し4cm程度と大型になるヌマエビの仲間です。透明な体に赤茶色の模様が入り、♀の方が体が大きく模様が破線状につながります。♂は体が一回り小さく赤茶色の模様は斑点状になります。
植物食性がとても強く苔の除去能力に優れます。
一般的な熱帯魚店での販売量は最も多く、どこでも手に入れやすいエビです。
 [ 飼育してみて ]
高水温で酸素が少ない環境に弱く、また水質の急変にも適応できないようで赤く茹で上がったようになって倒れます。水槽内では一旦落ち着けば特に気を使うことはなく飼育は容易だと思います。
石巻貝  《 学名 》 Clithon rettropictus
石巻貝  自然界では河口付近の汽水域などに生息し石などに付着した藻類を主に食べて暮らしている貝です。
外観の観賞価値は低いのですが植物食性がとても強いためアクアリュムではガラス面についた苔を取り除くことを目的に水槽内によく入れられます。
 [ 飼育してみて ]
苔の除去能力はとても高いのですが貝なので細かい場所や小さな水草の葉の掃除は苦手なようです。また、弱酸性低硬度の水質では長生きさせることが難しいように思います。
イナズマ・カノコガイ  《 学名 》 Neritina paralella
イナズマ・カノコガイ  石巻貝に近縁な種類で水槽内では同様に苔をよく食べる働きを見せてくれます。純淡水でも問題なく飼育が可能です。
石巻貝と違って褐色の殻に黒色のイナズマ模様が入ることで観賞性の高い貝です。
よく似たものにシマカノコガイがあります。
 [ 飼育してみて ]
飼育していると殻を脱皮していく様子がイナズマ模様のズレから見てよく分かります。
カノコガイ  《 学名 》 Clithon sowerbianus
カノコガイ  石巻貝によく似ていますが、やや小型で黄土色や薄緑色に黒系で三角形に近い不規則な模様が入った殻をしていることから石巻貝より観賞価値は高いと思われます。暖かい海に近い河口付近の汽水域に生息しています。
写真の個体は三重県熊野市の海岸から採取してきたものです。
 [ 飼育してみて ]
苔の除去能力は石巻貝と同じくけっこう優秀であると感じています。
毎日観察していると脱皮して模様が変わっていく様が見られて興味深い貝です。
ヒラマキガイ  《 学名 》 Planorbarius corneus
サカマキガイ  アクアリュウム業界でいわゆるスネイルと呼ばれる貝の一種で、ヨーロッパ原産の移入種であると思われます。なお、日本産は絶滅危惧種とも言われています。
成長しても直径5mmほどの小さな貝で水草と共に移入されてきたと思われます。繁殖力が強く、直接空気呼吸もできる上に泳ぎ回ることも可能なようです。
この写真は拡大して写してまして、実物の直径は1mm以下でした。
 [ 飼育してみて ]
水槽内ではもの凄い繁殖力で増えます。うちではドワーフ・ボティアを入れてから見かけなくなったのでほとんどが食べられたものと思われます。元から好きで飼っていた訳ではないですからよかったです。
レッド・ラムズホーン  《 学名 》 Indoplanorbis exustus
レッドラムズホーン  昔からコケ取り用として水槽内に入れられていたようですが殖えすぎると水草自体を食害するようになります。なので飼育には限度をもって注意してください。
透き通るような特に赤い個体がアクアリュウムでは人気があって流通しているようです。とても丈夫なため飼育で特に気をつけることも少ないですが、ある程度硬度のある水質の方が殻の成形が早いでしょう。
 [ 飼育してみて ]
すごい勢いで大きくなっていますし、繁殖力も旺盛でグングン育ってガンガン増えます。

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