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SLすずらん号乗り鉄記

2001年8月、SLすずらん号に乗車した。
高校生の時の海水浴臨時列車以来の、蒸気機関車牽引の乗り鉄。
車窓から見えるたなびく煙、これを見ただけで十分に幼い頃の記憶がよみがえる。
幼稚園に上がる前の私の汽車旅行の記憶は、殆ど車窓から見える蒸気機関車のたなびく煙だけ。蒸気機関車が好きで毎日のように放課後に通った駅、一緒に見に行った友達、つまらない授業の時にノートに書いた蒸気機関車などかつて私が歩んできた道、出来事が次々と思い起こされた。
沿線に見えるカメラを構えた人たち、蒸気機関車に目をやる平行して走るバスの運転手とバスガイド、手を振る地元の人たち、多くの人に愛されていることが車内からよく分かる。私の隣の席には親子連れ。その子供たちが大人になっても、きっと記憶に残る旅であって欲しい。
最後尾の緩急車に乗り、留萌を過ぎてから増毛まで海岸沿いを走る。蒸気機関車に牽かれ、海を見つめるのは懐かしが、窓から入る風とともに心地よい。
・・・いつしか知らぬ間に隣に少女が座っていた。一緒に同じ窓から海を見つめる。この少女の横顔を見つめ、少女が大人になっても蒸気機関車は走り続けて欲しいと願う。

 

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