●七つの子●
どことなく陰っぽくて、ほんのりホラーな雰囲気もある今回の作品。 病的なまでに青白い肌には、まるで血が通っていないよう・・・。上を見上げても、曇り空とカラスたちだけが少女の瞳に映るのでしょうか。色のない世界で少女は何を思うのか。少女の隣に寄り添う猫は、何もないところを じいっと見つめては鳴いています。 「さあ、もうそろそろお家に戻りましょう。もうだれもいないわ。だけど・・・変ね。帰る場所がわからないの。何も思い出せないのよ・・・。」 そう言う少女の瞳に映る猫の顔には寂しげな笑みが浮かんでいました。
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