28番目の訪問国 スロバキア 〜ブラチスラバ〜
| 28番目の訪問国の選択は迷った挙げ句、意外にあっさりと決まった。2003年3月、つまり半年前にVISAが不要になったスロバキアは有力候補の1つであったが、直接の空路がなくあきらめていた。しかし、偶然、隣国オーストリアのウィーン空港からバスで1時間強で首都ブラチスラバに行くことがわかったためだ。 |
| まずは位置関係を地図で。 (地球の歩き方 A26 チェコ ポーランド スロバキアより) |
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| スロバキア情報をインターネットで収集する。私のように旅行記をアップしている人は結構いる。しかし探せば探すほどNegativeな情報ばかり。「入国時にひたすら待たされた」「見るところはほとんどない」「理不尽な罰金を払わされた」などなど。ウィーン空港から直通バスが出ていることをとりあえず確認し、現地宿泊ホテルと当日行われるバレエのチケットをメールで予約し、日本を発った。 |
| 9月20日 |
| 心待ちにした週末、土曜日。8時半の予定どおりにルフトハンザ機はフランクフルトを飛び立ち、1時間半ほどでウィーンに到着。心配していたバス乗り場のすぐに見つかり、往復14.6ユーロの切符を買う。 | ![]() |
| 1時間ほどで国境にたどり着く。それまではひたすら田舎の景色が続いたがうっすらと遠くにブラチスラバ城が見える。
オーストリア側、スロバキア側でそれぞれパスポートチェックを受け、特に問題なく入国。入国後15分ほどでバスターミナルに着いた。 |
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少し歩いてみる。街中の風景は他のヨーロッパ都市に見る旧市街と何ら変わりない。汚れているとか遅れているとかいう印象はまるでない。むしろ、街角の液晶大画面ディスプレイ広告などを見るとチェコやポーランドよりも進んでいる気がした。 |
| おなかがすいたので、手近な食堂へ。市場の二階。ブダペストで最初に入ったのも市場の二階の食堂だった。雰囲気がよく似ている。右写真で約120コルナ(≒360円)
食べ物は安そう。(うまそうではない) |
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腹ごしらえが終わるとほぼ唯一の観光名所ブラチスラバ城へ向かう。市内のほぼどこからでも見えるこの城は角に立つ4本の尖塔が特徴で、ひっくり返したテーブルと呼ばれているらしい。あるサイトでは「ひっくり返した碁盤」と表現されていた。言い得て妙である。 |
| ひいこらと坂をあがって丘の上。天気が良く、暑い。ガイドブックには焼き栗が売られていると書いてあったが、もっと寒くなってからであろう。しかし、たしかに栗の木が多く、至る所に栗が落ちている。
日本のイガに複数入った栗ではなく、1つ1つがカプセル(少しだけイガはあった)に入った栗だった。 |
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坂を下り、くたくたになった体が甘い物を欲している。中央広場(フラブネー広場)までたどり着き、カフェを探す。と、日本の国旗が。大使館らしい。
そのすぐ近くのカフェで一服。ケーキの味はいまいち。 |
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ホテルはホテル・キエフ。15階建て(13階がなかったけど)の高層ホテルだが、1973年創業と結構古い。
ワルシャワでの二の舞を演じないよう、2時間ほど仮眠をとる。 |
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| 今回初めてバレエというものを見た。日本でスロバキア国立劇場のHPでスケジュールを調べたところ、「眠れる森の美女」がかかるというのでメールで予約した。20ユーロまでで、と予約したところ、前から3番目の席だった。やはり物価が安い。
はじめて知ったが、バレエというのはしゃべらない、うたわない。驚いた。ただひたすら踊っている。考えればミュージカルなどは「踊らんとしゃべらんのか!」と思うくらい不自然な時もあるが、セリフがないので、その心配はない。さらにストーリーが単純であることも幸いした。 ちなみにストーリーは −王女が魔法をかけられる これだけである。これ以上書くとビジネス・ライティングでは冗漫とされてしまうかもしれないほど簡単な話で、とにかく楽しめた。 |
| バレエは初めてだが、素人にもダンスの上手、下手はなんとなくわかるものだ。上手い人は本当に頭のてっぺん、指の先、足の先にまで神経が通っていて、動きが滑らか。
ちなみに私はダンサー、パパイヤ鈴木(写真右)のファンである。 |
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| 外へ出るともう9時半。手近なレストランで食事。右はジャガイモのスープ、左は牛肉にチーズが乗っており、さらにガーリックバター、付け合わせはライス。
夜、一人歩きをしても危険を感じない。(鈍感なだけ?)一応警戒しつつホテルへ。11時半就寝。 |
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| 9月21日 |
ゆっくり寝ようと思いつつ、いつも早起きしてしまう。7時に朝食へ行くと日本人団体が居て、同席させてもらう。聞けウィーン、ブダペスト、プラハなど中欧をまわる旅行らしい。いままでスロバキアはVISAが必要だったため敬遠されていたのだろうが、これからは増えてくるに違いない。 |
| とくに目玉になる観光スポットもなく、ただひたすら街中を散策する。見るものがないことで、あまり観光客も呼べないようだが、歩きまわればそれはそれでおもしろい物に巡り会う。今回おもしろい銅像を集めてみた。本当にこれだけすべての銅像が歩き回れる範囲に存在する。(恐るべしブラチスラバ!) |
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| ブラチスラバ城にて〜鳥たちがコミカル | 大統領官邸近くのポスト | |
| 実は有名な銅像で、ガイドブックにも載っている。チュミルという架空人物で、女の子をのぞき見しているらしい。 |
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| ある店(本屋だったかな?)の前にて |
レストラン「パパラッチ」の角 |
中央広場のベンチにて |
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ギャラリーにはこの他、「においを嗅いでいる顔」や「秘密を守っている顔」などがあり、それぞれ表情がおもしろかった。
それ以外は16世期イタリアの宗教美術関係から近代スロバキア人の作品まで多数展示してある。 |
| スロバキア国立ギャラリーにて 笑い男(笑いをこらえているところ) |
スロバキア国立ギャラリーにて 笑い男(こらえきれなかった笑い) |
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ミハエル門(写真左)。旧市街はいくつかの門で囲まれていたらしいが、残っているのはこの門だけ。
右上の写真のようにブラチスラバには至る所で3本の塔の建物の絵が見られる。これはローレンツ門でブラチスラバのシンボル。残念ながら16世紀にトルコ軍に破壊された。(と、ミハエル門の中の武器博物館のおばちゃんがスロバキア語とジェスチャーで説明してくれた) 写真右下は武器博物館の中にあったローレンツ門の複製。 |
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| Novy橋。ドナウ川を歩いて渡ってみたくなった。橋は上下2段になっていて上を車、下は歩行者が通る。壁は落書きだらけだがあまり汚く感じない。
ドナウ川を橋の上から眺めているとちょうど1年前に訪れたブダペストを思い出す。ドナウ川はドイツ、ドナウエッシンゲンを起源とし(異論はあるらしいが)、この後ハンガリー、ルーマニアを通って黒海へ流れ込む。ドナウ川に沿って旅をする人は意外に多い。私もルーマニアへ行ってみたい。 |
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| 最後の食事はクレープ。中身は鶏肉と野菜だが、かなり味付けが濃い上に、上にかかっているチーズがさらに塩辛い。ほとんどチーズを除けて食べた。
食後にアイスクリームを。2段重ねで12コルナ(≒36円) 安い! |
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| 中欧は中世、文化の中心であり、古い町並みを見るとその雰囲気が感じられる。今回、日本人旅行者に多く出会った。ツアーも1組あったが、個人旅行者がほとんどだ。長旅、貧乏旅の様子で、旅好きの雰囲気があり、声をかけやすかった。確かに見るものは少ない。観光に力を入れている風にも見えない。でも、ちょっと寄ってみてほしい国ではある。 |
終わり