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SOHOやフリーランサーなら複式簿記でも簡単なはず

最初はごくシンプルな例から

簿記のテキストは販売業を中心に書かれているので、仕入れや在庫管理などに重点があります。 しかし、ソフト開発とかHP作成などをしているSOHOやフリーランサーであれば、仕入れや在庫は ありませんので、ずっと簡単になります。ここでは、さらに簡略化して次のような例から 始めることにします。

個人事業主は二重人格

個人事業主として事業を進めて行くときには、個人としてのお金と経営者としてのお金を 区別しなければなりません。あたかも別々の人間であるかのように、個人の財布とは別に 事業用の手提げ金庫を用意し、個人の預金口座とは別に事業用の預金口座を開設するという ことです。…以上のように専門家の本に書いてありました。

上の例題で「現金200,000円を用意して事業を開始」というのは、個人の財布からお金を出して 事業用の手提げ金庫に入れるという意味です。このように厳密に区別しておきなさいと専門家の 本には書いてあります。…もっとも「事業用の手提げ金庫を買う」というのも事業用の出費 ですので、その分を差し引いた金額を入れるというのがより正確かもしれませんね。

最初は元入金、出し入れは事業主貸と事業主借

このように、個人の財布から出して事業用の金庫に入れたお金を元入金と言います。もちろん、 自分のものなので自由に出し入れして良いのですが、そのときには帳簿につけなければなりません。 この時には事業主貸と事業主借という勘定科目を使います。


勘定科目の大分類と細目分類

複式簿記の鉄則は、すべてのデータを勘定科目に分類して処理することです。その勘定科目は 次の5種類に大分類されます。ここで左の資産と費用を借方、右の負債と資本と収益を貸方と 言います。借方の合計と貸方の合計はつねに一致するというのも複式簿記の鉄則です。

普通に言われる勘定科目は、この大分類を細分したものです。専門的には並べ方にもルールがある ようですが、別の大分類に移動しなければ計算結果は同じになるので見た目だけの問題とも 言えます。逆に言うと、別の大分類に移動してしまうと大問題になります。よくあるのは、 固定資産にすべきものを費用にしてしまうことです。たとえば、パソコン本体98,000円と ディスプレイ49,000円を買って、単独では10万円未満だからといって費用にしてはいけないようです。 合計金額146,000円の備品として固定資産にするもののようです。…固定資産については、 次回のトピックで取り上げる予定です。だから、上の例題では「セットで98,000円のパソコン」という ことにしておきました。これだと消耗品として費用に計上できるはずです。

実際に登場するものだけ考える

ここで考えている例では店舗とか仕入れなどは考える必要がありません。項目だけを用意しておいて 空欄にしても分かりにくくなるだけです。そこでまず、上の例題で必要な次の勘定科目だけを 考えることにします。…さらに必要になればいくらでも簡単に追加できますので。

勘定科目の細目分類

勘定科目の中には、さらに細かく分類して管理する必要がある物があります。これらは、簿記では 補助簿というものを使います。SuperCrossでは階層を細分化して対応しています。この例題では、 預金には「UFO信金、みみず銀行」という細目分類を設定します。また、売掛金つまり得意先には 「まっくろソフト、だいぶドア、みかか商会」という細目分類を設定します。さらに、売上高は 「HP作成、システム開発」という細目分類を設定します。

この例題を実際のデータに応用するには、この細目分類は書き換える必要があります。そのあたりは、 のちほど説明したいと思います。…このページではなく、システムの作り方あたりで。忘れなければね。


最初はデータの入力

複式簿記の目的は、お金に関するデータを処理することです。これは3段階で処理します。 この手順で上の例題を処理する前に、システムのファイルを こちらをクリックしてダウンロードしてください。

仕訳データの入力にはいろいろな方法がありますが、実務では「入金伝票・出金伝票・振替伝票」 という三種類の伝票を使うケースが多いそうです。そこで、今回の例題のシステムではこれらの 伝票フォームを最初の方に用意しました。まず、元入金を入金するので「入金伝票」をクリックして ください。

伝票には複数のデータを記入できます。そこでSuperCrossではパケットと呼んでいます。最初に パケットを選択するのですが、ここでは新規パケットなので「追加」ボタンをクリックします。

入金伝票フォームです。これらのフォームでは入力可能なセルは白色表示されていますので、 クリックして入力します。日付はこのようにドットで区切って半角で入力します。なお、 現在の年と同じ日付は月日だけでもかまいません。入力を完了するには入力領域の外側を クリックします。

同様にして他の項目も入力します。科目は、さきほど説明した細目分類の中から選択します。 ここでは元入金を選択します。なお、金額の入力ではコンマ無しで200000とします。表示の ときに自動的に200,000になります。これは、SuperCrossではすべてに共通です。

入力が完了したところです。1.OKをクリックすると表示内容の入力が完了します。もちろん、 0.Cancelをクリックすると操作を取り消すことができます。




現金出納帳のチェックと出金伝票

ここで、トップメニューの「現金出納帳」をクリックすると、次のようになっています。 入金と出金については、この画面から操作することもできます。ここでは、パソコン購入の データを入力してみましょう。まず2.Newをクリックします。

可能な操作は入金伝票と出金伝票の二つですから、出金伝票を選択してOKボタンをクリックします。

さきほどと同じ要領でデータを入力して1.OKをクリックします。

現金出納帳に反映されました。このようにリアルタイムに計算結果が反映されます。あとは、 残高が手もとの金庫の中身と一致していることを確認するだけです。

ここで、入力済みの行をクリックすると入力した伝票がサブウィンドウに呼び出されます。 単にチェックするだけなら0.Cancelをクリックして戻ります。データを変更する時には1.OKを クリックします。また、5.Deleteをクリックすると伝票全体を削除します。


振替伝票と得意先元帳・預金出納帳

今度は「みかか商会」に納品した時に掛売上を計上します。これには現金の出入りがないので 振替伝票を使います。トップメニューの「振替伝票」を実行し、やはり「追加」ボタンを クリックして振替伝票の入力フォームを表示させます。ここでは、借方と貸方の双方に 科目と金額を入力します。掛売上では、借方に売掛金の得意先、貸方に売上高の品目を 選択します。

トップメニューに戻ったら「得意先元帳」を実行して確認してみましょう。ここでは、 得意先リストから選択しますので「みかか商会」をクリックします。

次のように先ほどの売上データが入力されています。それでは、この画面から入金データを 入れてみましょう。2.Newをクリックします。

この画面からは振替伝票しか使えないので直接振替伝票が表示されます。入金データは 次のように入力して1.OKをクリックします。

すぐに得意先元帳に次のように反映されます。閉じるには0.Closeをクリックします。

簿記の実務で間違いやすいのは、借方と貸方の科目を逆にすることです。この場合は、 上の画面を見ればすぐに分かりますので、そのレコードをクリックして変更します。 このように、SuperCrossではリアルタイムにチェックしながら入力することができます。


預金出納帳をチェック

それでは、トップメニューから「預金出納帳」を実行して預金口座をチェックします。 まず口座を選択します。ここではUFO信金をクリックします。

預金出納帳にも、さきほどの入金データが反映されています。この画面は実際の預金通帳と 対比してチェックするために使いますが、ここから入力することもできます。

試算表を計算する

複式簿記では試算表を計算すると経営状況が一目で分かるそうです。まあ、専門家には分かるそうです。 パソコンを使っていればいつでも試算表を計算できます。トップメニューの試算表を実行すると 次のようになります。

そういうわけで、ここまでの営業実績は65,000円の赤字です(笑)。まあ、これはあくまでも 例題ですので。次回は事業主貸と事業主借や固定資産の扱いについて説明する予定です。 なお、ここまでの入力済みのファイルはここをクリック してください。


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